章末:第一章 登場人物整理
第一章に登場した人物紹介を記載します(一章終了時点)
読まない場合でも第二章以降を読む上で支障はありません
一部、本編上あまり重要でない情報(ファミリーネーム等)のみ先出ししています
◎三人組
①ヨルコ=ルロワ(佐藤 夜子)
14歳、魔導学園一回生。赤髪、黒い瞳をした垢抜けない雰囲気の平民の少女。いつも大きな背負い鞄を身に着けている。
ベルセルグ王国の片田舎の出身。ヴィルヘルム=ルロワと共にベルセルグ王立魔導学園への入学を果たした。
一年前、とある事件に巻き込まれて前世の記憶を思い出し、ベルセルグ王国が前世に存在した同人乙女ゲームの舞台とそっくりであることを知った。
基本的に笑顔で明るい良い子。
前世の名前は佐藤夜子(享年15)。同人乙女ゲーム「金の王子と銀の騎士」の製作陣の一人。ただし、ゲームには一部のキャラクター制作にしか携わっておらず、基本設定を除くとストーリーはおろか主人公の名前やキャラ造形さえ知らない。ゲーム自体も未プレイだが、wikiのページをチラ見している他、他の制作陣との会話のおかげでわずかながらゲームの知識は得ている。
②エイナ=ゴルドランス(鳳凰院 朝子)
14歳、魔導学園二回生。金髪碧眼。幼いながら完成された抜群のプロポーションと長身を持つ、存在感と気品に溢れた貴族の少女。一年前、前世の記憶を取り戻して以来は、公的な場を含めて基本的に着物を着て過ごすことが多い。
ベルセルグ王国において王族を除き最高位にあたるゴルドランス家の令嬢として生まれた。昨年はベルセルグ王立魔導学園一回生の首席という好成績を残した。
現在、アルト=ベルセルグ第一王子の婚約者
前世の名前は鳳凰院朝子(享年?)。その頃もかなりの名家の生まれであったようで、身に着けた立ち振る舞いは今も有効に活用されている。
③アビィ=シルヴァアクス(竜ヶ峰 真昼)
14歳、魔導学園二回生。薄い青髪に、グレーの瞳。気配無く動くことが得意な、謎の多い貴族の少女。とても小柄。
ベルセルグ王国の上級貴族、シルヴァアクス家の令嬢として生まれた。武道が得意なようで、武芸が盛んなベルセルグ王国でも、既に有数の好成績を収めているようだ。学業でも優秀さを見せ、成績上位十名に配られる”三角帽”を所持している。
社交性が高く、一回生にも知人が多い。
前世の名前は竜ヶ峰真昼(享年?)。同じ転生者のエイナ=ゴルドランス同様、いずこかの名家の出身のようだ。
◎魔導学園一回生達
※新入生。ヨルコと同学年。
①ヴィルヘルム=ルロワ
14歳、魔導学園一回生。栗色の髪に。色素の薄い黒い瞳。10歳前後に見間違えられるほどの背の低さの平民の少年。
ヨルコ=ルロワと一緒にベルセルグ王立魔導学園入学する。入学前の学術試験では第一位の成績だった。
②ランポッサ=ランポート
13歳、魔導学園一回生。桃色の長い髪をした貴族の少女。
アビィ=シルヴァアクスと幼い頃から交流のあった子爵家の令嬢。妹とともに入学するつもりでいた魔導学園だったが、妹のみ入学試験不合格という結果となり、心を大きくかき乱されている。
よく行動を共にする5人の友人(取り巻き)がいる。
③ルーク=ユーズビー
13歳、魔導学園一回生。暗い金色の髪をした貴族の少年。
眼鏡をかけたとても大柄な少年。ランポッサ=ランポートの取り巻きの一人。
④ゼオン=ルーダー
14歳、魔導学園一回生。灰色の髪に、赤みがかった黒い瞳の平民の少年。
入学前の学術試験では第二位の成績だった。
入学式で騒ぎを起こし、結果としてアビィ=シルヴァアクスとつながりができた。
⑤ソプラ=ベルセルグ
13歳、魔導学園一回生。金髪碧眼の少女。ベルセルグ王国第二王女。
兄であるアルト=ベルセルグをとても慕っている。
12歳まで学校という場での教育を受けたことがなく、今回の入学が初めての学園生活ということになる。成績は悪くないが、言動が幼い。
◎魔導学園二回生
※エイナ、アヴィと同学年。
①アルト=ベルセルグ
14歳、魔導学園二回生。大変美しい金髪碧眼の少年。ベルセルグ王国第一王子。
王位継承順位一位。幼い頃から英才教育を受け、その能力の高さから非常に優秀な成績を収めてきた。特に、魔法研究においては10歳の若さで失われた”合唱魔法”の復活という成果を出している。
要領が良く、周りに求められる「理想の第一王子」としての姿を体現するような振舞を常に見せているが、大変に重圧に弱く、胃痛を良く起こす。
婚約者のエイナ=ゴルドランスについては、その能力の高さと、精神力の高さを伺わせる振舞いに気おくれのような感情を抱いているようだ。
◎その他
①愛子
22歳大学生(※佐藤夜子享年当時)。
ヨルコ=ルロワの前世となる佐藤夜子と交流のあった人物。元男性。同人乙女ゲーム「金の王子と銀の騎士」の製作指揮を執った。