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カリア村と予想外の言葉

ようやく九話目。

間が大きく開いたことに謝罪。

すいませんでしたぁー!!

 あのあと師匠から土と風魔法を教わり、それらの修行に一か月の時間を費やした。


 結果、僕は火が中級、水と氷も中級、土と風は初級に落ち着いた。

 

 師匠曰く一か月でこれは異例の速さらしい。

 だって一般的な魔術師が一ヶ月で出来ちゃったらねぇ。


 そして今日。師匠が遂に魔物討伐に行く許可をくれた。

 

 …ただし師匠は同伴とする。


---------ギルド内


 僕と師匠はギルドに来た。初の魔物討伐にちょうど良い依頼を探しに来たのだ。


 ギルドの冒険者制度の中に、ランク制がある。

 F〜Sの冒険者ランクが存在し、個人のランクとチームのランクがある。

 また依頼の難易度にもランクが存在し、自分のランクの上下1ランクまでの依頼を受けることができる。

 ちなみにこの大陸にSランクに達している人物は四人おり、全員が王の側近として仕えている。

 ちなみに彼らは四大守護者と呼ばれている。


 四守護はさておき、受付嬢のもとへ向かう。


「カナデさん、シュウさん。本日はどの様なご用件で?」


 ちなみにここに来てもう数ヶ月経つからカナデ師匠の弟子としてそれなりに顔は知れているのだ。


「弟子くんの初討伐にちょうど良い、そうね…Fランク辺りの討伐依頼はないかしら?」


 そこに声が掛かった。


「おいおい、カナデさんよぉ。ガキと一緒にFランなんかじゃなくて、俺らとハイウルフの討伐行こうぜ?」


 酔っ払いの中年冒険者が絡んできた。


 というかそんな酔っ払い状態で一応Cランクのハイウルフが狩れるのだろうか。彼らは確かDランクだったような…


「それは無理な相談ですね。それより貴方、この間のことをもうお忘れですか?」


 師匠が凄んで言うと、相手も酔いが覚めたらしく。

 ていうか前に何をやらかしたんだろうか。


「うっ、あぁ、すまんかった。もう邪魔はしねぇから。」


「これからは気をつけてくださいね。」


 最後の師匠の笑顔が怖い。本当に何をやったんだ、あの人たち。


「さて気を取り直して。良い依頼はありましたか?」


「あ、はい。こちらのゴブリンの掃討ですね。森から出てきて村を襲っているゴブリンを倒して欲しい、と。ちなみに確認されている総数は、20匹程度だと言われています。」


「いいわね。その依頼、受けましょう。弟子くんもいい?」


「あ、はい、大丈夫です。」


 師匠はやっぱり色んな人に絡まれるぐらいは美人なんだなと改めて思って一緒に見惚れてたなんて言えない…。


 そして僕達はその依頼を受けた。


---------


 半日歩いて到着。

 村の名前はカリア村らしい。看板に書いてあった。


 村の自警団達に話を通して村長に会いに行った。


「おぉ、あなた方が依頼を受けてくださいましたか。儂はこの村の村長、ザクですじゃ。ゴブリン討伐、よろしくお願いします。」


 おお、どこかの量産型ロボみたいな名前だな。


「はい、依頼を受けた冒険者のカナデです。」


「シュウです。」


 やっぱり挨拶っていう礼儀って大切だよね。


「今夜はゆっくり休んでくだされ。村の宿屋には言ってあるからの。」


 というわけで今夜は村に宿泊して、後日討伐に向かう運びとなった。


---------夜、シュウの宿泊部屋


 僕は自室で魔術の練習をしていた。

 氷を作って火で溶かすを繰り返していた。


 ある時、コンコンとノックが聞こえた。


「弟子くーん、起きてる?入っていいかな?」


 ちょっと控えめな師匠の声が聞こえた。


「はい、起きてます。入ってください。」


 師匠は寝巻き姿だった。こんな夜にどうしたんだろう?


「師匠、こんな夜にどうしたんですか?


「えーと、ね。ちょっと弟子くんに話したいことがあったんだよ。」


 何の話かと問う前に師匠は口を開いた。


「まず、単刀直入に聞くんだけど、弟子くん、いや、シュウさん。あなたは日本、という場所を知っていますか?」



 その口から放たれた言葉はあまりに予想外な言葉だった。


こんなゆっくりな投稿でも、

ブックマークその他諸々よろしくお願いします。

作者は狂喜乱舞します。

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