異世界への情熱~かくして僕は異世界に行きたいと思った。
何となく思いつくまま書いてみた。
気軽に読んでもらえればと・・・。
「異世界に行きたい」
僕が、そう思うようになったのが何時の日の事なのか。
今では鮮明に思い出せなくなっている。
ただ、年を重ねるごとに異世界への憧れ。
これは募るばかりだ。
異世界の存在を知ったのは多分幼稚園。
当時は、ピーターパンとか、その辺の話。
終わらない世界。
ネバーランドの事だったと思う。
父に訪ねたことが有る。
「異世界っていけるのかな?」
その時の答えはこうだった。
「今はいけないかもしれないけれど、いつか行けるかもしれない。そこは千葉県の夢の国みたいなところじゃないかな」
"夢の国"。
悪くなかった。
とはいえ。
当時の僕にとって、まだこの世界が、知らないことが多すぎて。
日々が新鮮だった。自分が"存在する"異世界だった。
小学三年生の僕にとっては塾の先生が賢者様だったわけだ。
今でも知らないことは多いけれど…。
"ユリーイカ"
毎日そう感じることはできなくなってきている。
異世界・魔法・超能力。
憧れてしまうものは仕方ない。
行けるなら行ってみたいと思うのも性だ。
僕が中学・高校の時。
異世界はあまりなかった。
ルイズに呼び出されるぐらい。
超能力と魔法、悪魔の力で現実世界でバトルするのが当時のサブカルだった。
呼び出されたい。
そう言う気持ちはあった。
そして、"ネギ先生"みたいに異世界に行ける知識、方法、力が欲しいなと思っていた。
大学に入る頃の事。
必死に勉強していた。
何を?
異世界に行ける方法だ。
断じて受験勉強じゃない。
魔法の勉強はそのついで。
僕はいろいろと試していた。
まず最初。「ソロモンの小さな鍵」
通称ゲーティア。
これを購入したのは、悪魔召喚に興味を持ったから。
悪魔に異世界に連れて行って欲しかった。
まずは大悪魔。バエルの召喚を試した。
王は呼べなかった。
アイムやビフロンなども試したが駄目だった。
30以上の悪魔の召喚を試した。
結果は惨敗。
僕には、悪魔の霞すらとらえられなかった。
そこで、今度は「法の書」
アレイスタークロウリーは悪魔召喚に成功していたと聞く。
だから、読んでみた。
何かコツでもあるんじゃないかと。
そして、意味が不明だった。
最初から意味不明だ。
「汝の意思するところ行え。それが法の全てとならん」
この言葉だけを心にとどめて、法の書は閉じた。
今でも自分の意思することをしている。座右の銘だ。
さらに続く。
クロウリーの友人、マクレガーメイザースの「ヴェールを脱いだカバラ」
ユダヤ人の秘術なら何かわかるのではないか?
そんな気持ちで読んでみた。
これがまた難解な文章で…。
内容の理解できないまま、異様にユダヤ人の用語に詳しくなった。
アイン。アインソフ。アインソフアウル。と広がっていく光のこと。
悪魔の階級票の事。
ケテルからマルクトへ。
ただ知識だけが蓄積された。
それでも、諦めない。
余談だが、フロイトが心理学の発達論の中で、"肛門期"とかいろいろと用語分けしているけれども、間違いなく、ユダヤの秘儀の用語を参考にしていると思う。
生命の樹の描写の一つに、「口から肛門へ」等の描写が惜しげもなく語られているからだ。
まだまだ、あきらめなかった。
悪魔・そして異星の怪人との接触者。
アブドゥル・アルハザード。
イスラームの魔術師。
彼の「ネクロノミコン」には何かあるかもしれない。
少なくとも彼はアトランティス等を時空を超えて覗く方法を知っていたらしい。
そして、著書の中には、死者を可視化する毒蜘蛛の記述。
幻覚作用を可能とする蜘蛛。
薄暗い渓谷の中に住んでいるらしい。
その生息地に、この秘儀を可能とする場所があるらしい。
しかし、そんな蜘蛛の生息地は僕にはわからなかった。
何処だ?
そんな感じだ。
Googlemapではわからなかったし、アラブ人のツイッターにもそんな記述は見られなかった。
大学の頃、友人に熱く語ったら、諭された。
「異世界は難しいんじゃないのか?」
と。
僕は彼に伝えた。
「あるかどうかじゃない!行きたいんだ!」
と。
それは、それは。熱烈に、情熱的に語ったものだから・・・。
皆から可哀そうな子を見る目で見られた。
それから、僕は面白い奴キャラになってしまった。
解せぬ!!
そして、とうとうあきらめた。
タットワや低級悪魔の脅迫召喚、等々試してみたが駄目だ。
ルノルマンやタロット、土占術は未来予知であって、異世界に行く方法でなく・・・。
チェンバースの「黄衣の王」は完全に創作だった。ハズレだ。
そうして、勉強の時間は終わった。
この時の、僕の勉強で現実に役に立ちそうなこと。
せいぜい、心霊的自己防衛術と蠱毒の防衛法に詳しくなったことだった。
本当に使えない。
異世界に行く。
どうやってこの難題を解決できるのだろうか?
死んでしまうしかないのだろうか?
確実な方法はないのだろうか?
夢の中に階段が現れて、その先に…。
そんな夢を僕は待ち望んでいる。
異世界。
今でも疑問が尽きない。
何故僕をここまで駆り立てるんだろう。
かれこれ五年以上、毎日毎日異世界のことを考えている。
完全に"異世界"に毒されているわけだ。
"なろう"に出会った時は感動した。
こんなに異世界に対する愛をみんな持っていたんだって…。
でも、僕は転生でなく、転移して行きたい。
できれば、行ったり来たりして…。
思うに、現実でフロンティアがどんどん狭まってきていること。
ここにも理由があるんじゃないかと思う。
異世界を求めて止まない思いの。
飛行機に乗って数時間。
リゾートホテルで優雅なひと時。
全然異世界じゃない…。
いや、風景は確かにそうなんだけれど・・・。
人類の到達できないところが限られてきている。
訓練とお金を積めば行けるようになってしまう。
宇宙がそうなりかけてしまった。
高くて手が出せないけれど…。
誰も行ったことのないところ。行けないところ。
存在するかもわからないところ。
そこが、異世界なんだと思う。
異世界への憧れに繋がるんだと思う。
もう、地上の異世界はエルドラドとアトランティスに限られている。
ムーやレムリアは大陸移動説の関係で50年以上前に否定された。
海底、南極、北極も、本当の意味での、異世界ではなくなってしまった。
地上に異世界がなくなりつつある。
僕たちは異世界を待ち望んでいる。
少なくとも、僕は待ち望んでいる。
「いつかは、異世界。」
そんな今日この頃。
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