表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は可愛がりたい  作者: 朝霧
前世と今世
4/28

3


さて、今日を予定していた私の王宮初参内は三日後に変更されたらしい。


この間にお母様から作法のチェックをされる。

まだ4歳なのでそんなに完璧に令嬢の作法が身についているわけも無く、陛下の御前にまみえるのも初めてなのでちょっとくらいの失敗は許されると信じてる。


デビュタントも迎えてないたったの4歳の小娘がちょっと無作法はたらいたくらいで刑罰を与えるような王様は嫌だ。


そんなたったの4歳の私が何故王宮に呼ばれているのか、私が特別だからでも王子との婚約を持ち込まれるからという訳でもない。

この日王宮に出向いたからといってそれだけで決まる婚約ではないだろう、きっと別の機会があるはずだ。

私の予想では学園に入学する前の8歳辺りで決まるはず。


では今回の参内はなんのためか、それは"魔力測定"である。


何を隠そうこの世界、魔法が当たり前。

魔力量は血筋によるところがあるが、得意不得意はあるものの属性は全部使えるため、おおよそ全てのことが魔法頼りだったりする。


なんて素敵!


しかしこの測定が終わらないと魔法は使えない仕組みらしい。

生まれて3年ほどは自分と母親を守るため魔力が封じられてるとか。

大体成長とともに使えるようになるものの貴族の子には力が強すぎて魔力が暴走する子もいるため安全に解放するため魔水晶なるものが使われるらしい。

要するに強制解放である。


希に平民でも6歳を過ぎても自然解放されない場合、魔力が多い可能性があるため各地の役所にも魔水晶が置かれている。


なので滅多なことがない限り、魔力の暴走という点に関してこの国は安全だ。



兎にも角にも三日後が楽しみである。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ