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悪役令嬢は可愛がりたい  作者: 朝霧
専属執事と外出許可
21/28

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気付かぬうちに完結にしてしまっていたみたいです…すみません:( ;´꒳`;):

ご指摘ありがとうございました!



「……調子にノリやがって!!!」



子供に言いくるめられたことで怒りが頂点に達したのか、拳が振り上げられる。


咄嗟に魔力を練り上げ魔法を発動させると、不自然にその腕が止まった。



「っ!!動かな……!!?」



その場に固定されたように振り上げた状態から動かなくなってしまった自分の腕を、信じられないとばかりの顔で見遣り自由な身体と左腕を必死に動かして暴れるその男に、一緒にいた男達が訝しむような視線を向ける。



「ぉ、おいどうしたんだ……?」


「……ふざけてんのか?」


「ふざけてるように見えんのか!!?」



助けるどころか一歩後ずさる仲間に半狂乱の男が怒声を上げる。


んー、呪縛魔法で身体の動きを封じるつもりが振り上げられた腕にばかり意識がいってしまったせいで、腕にだけ空間固定魔法がかかってしまったみたい。

咄嗟だったから失敗してしまったのね。


まぁ、動きを阻害できたのだからどちらでもいいわ。



「見た目で力量差を見誤ったようですわね。これに懲りたら、"いいとこの子"に手を出すのはお止めなさい。いいカモに見えたのかも知れませんが、身を守る手立てもなく私たちのような子供が少人数で動くわけが無いのですから。」



少し考えればわかりますでしょ?


男達が「ひっ」と息を呑むのと同時くらいに手続きが終わったらしいオジサマが戻ってきた。


不自然に手を挙げている男を一瞥して眉を顰める。



「おいお前ら、まさかこんな小さい子に手ぇ上げようとしたわけじゃあねぇだろうな?」



オジサマがその手を掴むと同時に固定魔法を解除すると、オジサマに凄まれて真っ青になった男達は声にならない声を上げて一目散にギルドから逃げていった。


オジサマ凄い!!



「悪かったな、怖かっただろ?これでも飲んで落ち着きな。」



戻ってくる途中で貰ってきて下さったのか、オジサマが果実水を渡してくれる。


あら、気が効きますのね。



「ありがたく、頂きますわ。」


「ありがとうございます。」



ネモと二人、お礼を言って果実水を受け取ると口をつける。


少し緊張していたのか、冷えた果実水が喉を潤し甘さが体に染み渡るとホッと体の力が抜けた。



「美味しいですわ。」



同じように果実水を飲んで落ち着いたらしいネモがくるっとこちらを向くと眉間に皺を寄せて私に詰め寄った。



「何故あのような煽るような言い方をしたのです!!」


「ご、ごめんなさい…?」



煽ってるつもりは無かったのだけど、ネモがそのように聞こえたというのなら彼らにもそのように聞こえていたのかしら。

私は彼らのためを思って言っていたつもりだったのだけど、ダメね。


今後もこのような事があるかもしれないし、対策を立てておくべきね。

もしかして今回何事も無かったのは奇跡?

出しゃばらず、あのままネモに任せておけばもっと穏便に済んだのかもしれないわ。



「もっとご自分の身の安全を考えて行動してください。次からこのようなことがあった場合は俺が対応します。お嬢様には任せられません。」


「えぇ、わかったわ。」



今回学んだことは次回に活かしましょう。

とはいえ、やっかいごとを全てネモに任せるわけにもいかないわ。


反省点はまだまだありそうね。



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