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ありがとう。

作者: 夜方 楓音

ありがとう。

それは感謝の言葉であり、お礼をする時に言う言葉であり、謝る時じゃない。


私は「ありがとう」をなかなか言えない。

最初に出てくる言葉はいつも「すいません。」か「ごめんなさい。」と謝る言葉ばかり。


でも今日は違う。

今までちゃんと言えなかった「ありがとう」を伝える。伝えないといけない。


「お父さん、お母さんへ

今まで育ててくれて、見守ってくれた事を心から感謝しています。

お父さん、普段は優しくて私のわがままも聞いてくれたけど、私が悪いことをした時は人目をはばからず怒り一緒に謝ってくれたよね。怒ってる時のお父さんは本当に怖かったよ。でも、その後、「さっきは怒ってごめんな。でも、悪い事をしたらちゃんと謝らないといけないんだ。ただ頭を下げて、ごめんなさい、と言うだけじゃない、なんで悪い事をしたのか、違う対応は出来なかったのか反省も必要なんだ。」と私の話を聞いてくれて一緒に話し合ってくれた。良い事は良い、悪い事は悪い、人に迷惑を掛けたら謝る事を教えてくれた。他にもたくさんの事を教えてもらいました。……お父さん、一人で大変だったよね、、本当にありがとう。

そして、お母さん。

とっても優しく、料理が上手で、私の自慢のお母さん。

いつも見守ってくれて、そばにいてくれて………私を…私を抱きしめてくれた時のお母さんの温かさも最後に…握った細く冷たくなった手も……一緒に過ごした日々も…今でも忘れていません。嫌な事があっても「頑張れ。無理しないで。ゆっくり休みな。」と優しく言ってくれているような気がして、「また頑張ろう!」って力をもらってします。私も元気でやっているのでこれからも見守っていてください。

私はまた新しい人生のスタートラインに立ち、一歩一歩少しずつでも前に進んで行きます。

お父さん、お母さん。

これからもご迷惑等かけると思いますが、よろしくお願いします。

そして、、、私を生んでくれて、育ててくれて、本当に、、、、ありがとうございます。


                                    未来より。」



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