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鬼社長とSbyKのオフ、終了
SbyKのオフは終わり、いつもの日常に戻った。
「休みを伸ばしてもよかったのに」
私の声を二人が被せる。
「とんでもない。思った以上に気が休まりました」
「司さん、また呼んでね。春にPKファイヤー食らわせてやります。あー、ニンテンドー64欲しい!」
傍にいた関ちゃんがハンカチで汗を拭いながら笑った。
「あれ、手に入りにくくなってるんだよな。レトロゲームだから」
「それなら私が……」
それくらい、私が探してきてポケットマネーで……そう言いかけて思い出した。
「あれ、買ってくれたのお母さんなんだよ」
大切にしてくれているのね、恵。私は息を吸い込んでから、声を張り上げた。
「さあ、これからも張り切って行くわよ!天下取るんだから!」
この3人や松丸。ほんの数人だけれど彼らはまったく私を怖がらない。自分は、本当は幸せ者なのかもしれない。
そう思うと泣きそうで、また私は、ツカツカ、ツカツカと歩き出した。
次の仕事に向けて。




