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第36話

 俺を含めた3人とも普段通り黙々と夕飯を食べていたが、しばらくすると母さんが「今週は中間テストだったみたいだけど、手ごたえとしてはどうだったの?黒男?」と俺に尋ねてきた。


「う~ん。まだ答案が返ってきていないから確実なことは言えないけど、分かる範囲で自己採点してみた結果はそんなに悪くないよ。まあ、どの科目も80点以上は取れたと思うから安心してよ。」


俺は正直にテストの手ごたえを答えた。


「そう。良かった。」


自分で言うのもなんだが、勉強面では両親に心配をかけていなかったし、ちゃんと実績もあるので母さんは俺の返答を聞いて安心しているようだった。


「そういえば、黒男、先週の土曜日美化委員の美化活動に参加したんでしょ?定期試験の前は部活動が休みになるものなのに、委員会活動は休みにならないのね?」


母さんの質問を聞いて、俺はハッとした。


そう言われてみればそうだよな。

全ての高校のことを知っている訳ではないので確実とは言えないが、定期試験の前は部活動などが休みになるものだよな。

どうして美化委員だけ活動していたんだろう?

美化委員の人に聞けばわかるかな?

あれ?これってもしかして美化委員のセキネさんに話しかける話題としてちょうどいいんじゃね?

思いもよらないときにセキネさんに話しかける話題を手に入れた俺は「ありがとう。母さん。」と母さんにお礼を言っていた。


「え?何が?」


母さんは俺のお礼の意味が分からず聞き返してきた。


「ごめん。何でもない。委員会活動があった理由は今度聞いておくよ。」


俺は母さんの質問に返答しなおした。


「そ、そう?じゃあ、今度教えて。」「分かった。」


そこで母さんとの会話は終了した。

そのあと、夕飯を食べ終えた俺は歯を磨いて、風呂に入り、自分の部屋に戻りベッドに潜り込んだ。難しいノルマをこなせた安堵感から久しぶりにぐっすりと眠れた。

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