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第35話

 家に帰るとまずは手洗いうがいをしてから自分の部屋に向かった。

そして自分の部屋に入るとナカマくんに貸す約束をした漫画、コウ〇ドリの1巻から3巻を本棚から探し始めた。案外すんなりと漫画は見つかり、ナカマくんに貸す前にちょっと読み直しておこう。と思い1巻を読んでいたら、いつの間にか1時間経ち10巻まで読み終わっていた。


いけない、いけない!こんなことしてる場合じゃなかった!

セキネさんに話しかける話題をもう1つ考えなくちゃ!


漫画を読むのをやめて話題を考え始めたが10分くらい経っても全く思いつかなかったので、ただボーっとしているよりマシだろうと考えて現実逃避で中間テストの自己採点を始めた。

といってもテストの問題用紙しかないので数学の文章問題や英語の英作文などの解答が合っているか分からないものは除いて、教科書やノートを見れば答えが分かる国語の漢字や歴史の年号や人物名といった問題を自己採点した。

暗記系の問題の正答率は9割といったところだった。


自己採点が終わってもセキネさんに話しかける話題を思いつかなかったので、また現実逃避で漫画の続きを読み始めてしまった。ベッドに横になりながら読んでいたためいつの間にか眠ってしまっていた。


母さんが俺を起こしに来た時の「クロオ~。起きなさい。夕飯できたよ~。」という声で目を覚ました。


「分かった~。すぐ行く~。」と俺が答えると、母さんはリビングへと戻って行った。


俺はナカマくんに貸す約束をした漫画の1巻から3巻以外を本棚に片づけて、1巻から3巻をカバンに入れた後、リビングへと向かった。


リビングのドアを開けると魚を焼いたにおいがした。テーブルを見ると夕飯は焼き魚と煮物のようだった。食事を作ってもらっている立場だし、焼き魚も嫌いではないので文句という訳ではないのだが、おかずは肉の方が良かったなと思ってしまった。すぐに母さんに申し訳ないと思ったが、一般的な男子高校生なら普通に思うことかな。と自己弁護をした。


父さんはすでに席について新聞を読んでいた。

俺が自分の席に着くと母さんがよそったみそ汁を運んできた。母さんが席に着いてから「いただきます。」と言って夕飯を食べ始めた。

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