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武器が平和をもたらしてくれる

 幸い、各国の支援は続いている。

 ウーク共和国に必用な物資は届いている。

 武器が、弾薬が、侵略者を殲滅し撃退するのに必要なものが。



 残念ながら、軍隊の派遣はない。

 さすがにそこまでするのはためらわれるのだろう。

 ロシー連邦への警戒が見て取れる。

 単純に戦車や兵隊だけの戦力を恐れてるのではない。

 まがりなりにも核兵器大国であるロシー連邦を恐れてるのだ。

 介入して、万が一にも核兵器を使われたらたまらない。

 そう考えてるのだろう。



 武器を提供してる時点で、とっくに核兵器の標的にされてるだろうが。

 軍隊を派遣しようがしまいが、ロシー連邦の敵に回ってる事はかわらない。

 核ミサイルがいつ飛んできても、何一つおかしくはないのだ。

 それでも武器の提供に支援を留めてるあたり、どうなのかと男は思った。



 だが、無いよりもありがたいのも確か。

 送り込まれてる支援で戦闘を続けられてるのだ。

 それには感謝していた。



 それらの支援もあいまって、ウーク共和国の反撃が始まる。

 制圧された地域、重要拠点、敵の補給路。

 それらに軍勢を投入していく。



 補給路を断たれたロシー連邦軍が孤立する。

 疲弊していくそれらを取り囲み、確実に殲滅していく。



 重要拠点を取り戻し、周辺への作戦展開を容易にしていく。

 同時にそれは、敵の行動を大きく制限する事にもなる。



 敵を殲滅し、軍事的な脅威から解放する。

 そうしてウークのもとに戻った地域が増えていく。



「我らの軍隊!」

 解放された地域では多くの者が賞賛を口にした。

「万歳、万歳!」

「ウーク共和国万歳!

 ウーク共和国軍万歳!」

 そんな声があちこちから上がる。

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