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オーク戦士っ! 10番勝負っ!!  作者: 大石次郎


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9/10

VSアイスマンティコア

7月の第1週、雨季の終わりが遅いベルシティ周辺はまだ雨続きであるはずだが・・


「あばばっ、寒っ! 寒寒ぅっっ。あ、眠くなってきました・・・」


「ロンカーーンっ!!!」


重ね着した防寒具で着膨れした状態で雪に埋もれたロンカンを抱えている、防寒具を着たヤヒコ。


「ダメだねっ、『火』を出せても使い物になんないわっ!」


豪雪の中、防寒具を着たアヤメは手足の格闘武器を構え直した。


「毎度のことだがっ、ラックバードと縁があるワリには自分の『引き』の弱さに呆れるぜっ!」


防寒具を着た俺は戦斧(バトルアクス)を振るって、「ヨピーっ!」とふざけた声を上げて氷のナイフで斬り掛かってくる雪ダルマ型モンスター『ジャックスノー』を打ち払った!

それでもワラワラとジャックスノー達は現れるっ。さらに、


「あははっ! お師匠が怒ってるんだから雪は止まないよっ? ベルシティはもうおしまいだねっ」


頭上に浮く箒の上に立った人間なら13歳くらい? に見える氷属性の魔女が嘲笑ってきやがるっ。

さらにその遥か上! 上空には氷の大魔女『ノノルニカ』の氷の館が吹雪を逆巻きながら浮遊していた。


「くっ、しょーもない『痴話喧嘩』で大惨事だぜっ」


事の発端は、ベルシティの冒険者ギルドに属するとある中級冒険者がノノルニカと『結婚する』という約束を反古にしたこと。

これに「絶許っ!!」とノノルニカが激怒っ! 街に来襲してきていた。短絡的過ぎるだろ・・。

ノノルニカは強力な上に眷属も多く、さらに『魔女会』にも入っているからこちらにも非がある場合、強引に処理するのは難しい。

ギルドの上級冒険者達が今、件の中級冒険者を取っ捕まえてノノルニカの前に引き出して、氷の館で交渉しているはずだ。

だが、そうしている間も地上に放たれたこの小娘達ノノルニカの手下達は好き勝手暴れているっ。


「ククッ、このエリアはノノルニカお師匠の3番弟子っ! このボクっ、『粉雪のヴァルミン』がカチコチにしちゃうよっ?! そーれっ」


宙に浮くヴァルミンは氷属性のワンドを振るって『雪つむじ』の魔法を放ってきたっ。旋回する吹雪が周囲を覆う!


「冷てぇっ! ヤヒコっ。ロンカン連れてどん亀亭まで避難しろっ、あとサンラーも連れてこいっ。『公園の木を守る』とか言ってられねぇぞっ?!」


俺は吹雪の中、アヤメとジャックスノー達を仕止めながら叫んだ。


「了解ッス!!」


ヤヒコはカンシャク玉を投げ付けてジャックスノー達を牽制しながら、完全に昏倒してしまったロンカンを背負って素早く後退していった。


「オークの君っ! 掛かってきなよっ?! 『冷たいジンジャー豚骨ヌードル』にしてあげるよぉっ?!!」


ヴァルミンは吹雪を俺に集中したっ。と、ドォンっ!! アヤメはブレイクフォースで吹雪を吹き飛ばすっ!


「オサムっ、速攻っ!」


「おうよっ」


俺はヴァルミンが慌てて差し向けてきたジャックスノー達を斬り払い、ヴァルミンに向けて跳び上がった。

思ったより好戦的なヴァルミンはワンドで氷のレイピアを作って迎撃の構えをみせたっ。


「来なよっ!」


「・・・」


俺はバトルアクスを大袈裟に振り上げて注意を引きつつ、既にスイッチを入れたカラシ玉をヴァルミンの鼻先に蹴り上げ、即、自分の鼻と目を庇った。


「え?」


パシュッ!


カラシ玉は炸裂し、ヴァルミンはまともにカラシの粉を受けたっ。


「うにゃーっ??!!!」


氷のレイピアを保てなくなり、咳き込み、くしゃみをして、号泣もして、箒にも乗ってられなくなり、雪の上に落下するヴァルミン。

俺はくるっと身を捻って近くの建物の屋根でワンクッション入れて着地した。重いからな。

コントロールを失った箒は明後日の方向に飛んでいった。


「早く手当てしないと魔女でも完治が遅れるぜ?」


俺は、雪の上でジタバタしているヴァルミンにバトルアクスを差し向けながら警告した。


「取り敢えず、この辺りのジャックスノーを黙らせてよ? あんたのボスもそろそろ頭を冷やすでしょうよっ」


寄ってくるジャックスノーを蹴散らしながら言うアヤメ。


「ううっ、ゴホゴホ、くしゅんっ!」


ヴァルミンはカラシの粉に苦しみながら、指をパチン! と鳴らした。すると、ジャックスノー達はただの雪の塊に変わっていった。


「・・『引き分け』ということにしてあげる! ゴホゴホっ」


あくまで強気の魔女っ子ヴァルミンだった。



それから小一時間後にノノルニカは説得に応じ、矛を収めた。件の中級冒険者はペナルティとして1年間の期限で『オコジョ』に姿を変えられた。

ノノルニカが説得に来たイケメン上級冒険者の1人にコロッと惚れた為、あっさりとした幕引きと相成ったようだ。懲りてねぇっ。

幸い襲撃による人的被害は手傷と凍傷と風邪、くらいの物だったが、街のインフラや植物、あるにはある農地なんかに結構な被害は出た。

魔女側は溜め込んでいたホワイトストーンやアイスジェム等の氷の素材や魔法道具や装備等を大量に出して補填に当てた。

雪と霜と雹でボロボロになった緑化公園の再生に四苦八苦するハメになったサンラーは「金だけもらっても納得いかないっ」と不満気だったが、事態は一応落着はした。

降り積もった雪の始末等は一般人やサポーターや新人の冒険者でも十分できるので、治療はしたが凍傷まみれにされた俺達は防寒具等をギルドに返し、その日の夕方、どん亀亭で休んでいた。


「はぁ~っ、マスタード入りのクラムチャウダーが沁みるっ」


俺は3杯目をおかわりしていた。

ロンカンはまだ寒いらしく毛布にくるまり、ヤヒコは同期連中と集まって街を襲ったノノルニカの弟子達の内、ヴァルミン以外の『姉っぽい』魔女について熱く語っている。

酔っ払いだが神官のルービは負傷者や風邪引きのケアに駆り出されていた。


「あ、そういえばウーンザから電話がきてて、皆のこと心配してたよ?」


マカウが公園にいるサンラーの差し入れに保温瓶に甘酒を入れながら言った。


「電話? 高いのに。あの子のことだから一段落ついたらユッフイン島に泊まりに来いって、言ってきてたんじゃない?」


アヤメはホットココアばかり飲んでいた。


「言ってたっ、言ってた! ギルドにもここぞとばかりに営業掛けてた。ベルシティが大量にゲットした氷の素材をヘルナポリスとかショナーンとか、需要ありそうなとこに高く売る計画も立ててるっぽいよ?」


「そんなことまでっ! オサムっ、なんかビッグマネーが動きつつあるよっ?」


「知らね・・」


「ふんっ、浅ましいヤツらだね」


ヴァルミンは俺の隣の席で持参したアイスキャンディーを齧り・・って!


「おおぅっ?!」


店内、冒険者だったこともあって俺以外も驚き、騒然となった。



「あははっ! ちょっと可愛いじゃんっ」


「・・・」


俺、アヤメ、ヤヒコは『ふわふわケープ』と『ふわふわウサ耳当て』をヴァルミンに借りて装備していた。

返した防寒具をまた借り直すのもややこしいし、魔法道具であるこのケープの冷気耐性はかなり高かった。

ただし見た目がファンシーだ・・。特に耳当てのカチューシャ部分に兎っぽい耳が付いてる意味がわからない。兜も装備できなくなったっ。


「さぁーっ! 元気良く残業しようよっ?」


『元気ポーズ』を取るヴァルミン。俺達はヴァルミンが『浮き舟』とよぶ装飾された木製の小舟の上に乗ってベルシティ上空を飛んでいた。

星空の下だ。ノノルニカの氷の館は既に去っている。

舟は漕ぎ手が必要らしく小型のジャックスノー達が担当していた。

明かり持ち担当のジャックスノーも舟の前後に1体ずついて、一見ただのカンテラだが光量や明かりの方向をコントロールできる魔法道具を持っている。


「言っちゃなんだが、この4人だけでいけんのか? あんたの氷の魔法も効果無いんだろ?」


「だいじょーぶっ! 昼間ワーワーやってる内にうっかりお師匠との契約外されちゃったけど、ガチでヤバいヤツらは姉弟子2人に丸投げしといたからっ」


「・・信用ゼロなんだけど」


「お姉さんっぽい『他の2人』と組みたかったなぁ・・」


テンション低めの俺達が引き受けたのは『逃げたノノルニカの眷属3体の始末』だった。

支配を逃れても、夜明けまでは『魔女とその眷属以外の視線を恐れる』『襲ってくる者以外は襲えない』『死ねば氷のコインに命を変換される』『居場所をノノルニカに看破される』という戒めは有効らしい。

氷のコイン云々は魔女側の経費回収以上の意味は無さそうだが・・


「さぁ最初は『ブッチャー・ジャックスノー』っ! 北の食肉冷凍庫に出発進行っ!! ヨーソローっ!!」


「ヨピーっ」


浮き舟は進路を変えた。


「なんか超解体されそうな敵と場所じゃないッスか?」


「冷凍庫の損害請求は俺達には来ない。火薬、買い足してきたからよ」


「近接連戦するのしんどいから燃しちゃお」


実際、この後俺達は冷凍庫の4分の1を爆破してブッチャーなんとかを撃破したっ! と、


チャリチャリーーーンっ!!!


巨体のブッチャーなんとかは大量の氷のコインに変換された。ヴァルミンは吸引効果のあるウワバミのポシェットでそれを全て吸い込んで回収した。


「ま、これだけあればこの冷凍庫持ってる会社に弁償しても十分お釣りがくるねっ!」


「一応ギルドには話は通してるし、それは後回しにしねぇか? 夜が明けちまう」


「だねっ。野郎どもっ! ズラかるよっ?」


「・・・」


「ノリ、悪ぅ~っ」


俺達は冷凍庫の管理会社の者達が集まる前に浮き舟に飛び乗ってその場から離脱した。

こんな調子で、もう1体も始末してコインに変え、最後の1体を始末する為にベルシティの高級住宅街の方へ舟を向かわせた。



降り立ったのは上水施設より高所にある予備貯水施設の敷地内だ。


「上水かぁ、金持ちは個人宅に水道通ってるんッスよねぇ」


「あたしんち水道通ってるよ?」


「えーっ? アヤメ姐さん()、お金持ちなんッスかっ?!」


「不動産やってっから」


「えーっ??」


アヤメの意外な話、気になる。と思いつつ周囲を見回す。人気は無い。除雪等は手付かずだった。


「避難はさせたけど、気を付けた方がいいよ? あとここは火薬程々にね、場所地下だし、施設壊れたら大変なことになるよ?」


「不利しかねーな」


「お前、ラックバードと近しいんだろ?」


不意に言われたが、そんな有名か?


「何か有益な予知は聞いてないの?」


「今朝、『冷たいチップ』とは言われたが、それくらいだ」


「・・え? ギャラとは別に氷のコインを分け前でちょっと寄越せ、ってこと??」


「知らん。そう占われただけだ」


「それって、ボクが聞いて君がそう応えるとこまで予知で折り込み済み、ってことだよね? うわー、なんかハメられた感じ」


「チップはどうでもいいっ、降りるぞ?」


俺達は侵入経路らしい、扉がブチ破られて凍り付いた入り口から、小型ジャックスノーのカンテラの灯りを頼りに地下へと降りていった。

地下施設は洪水対策を兼ねた物だったが、今は一面凍り付いていた。壁も、天井もだ。ふわふわ装備のお陰で感じないが、相当な低温環境だ。スノーシューだけでもどん亀亭で借りていてよかった。


「灯り持ちジャックスノー達に広域を照らさせてくれっ」


「いいよ」


ヴァルミンはジャックスノー達に地下施設 全体を淡く照らさせた。


「・・いたっ!」


向かって前方に、巨大な獅子の身体、老いた巨人の顔、蝙蝠の羽、蝎の尾を持ち、冷気を纏う魔物が身を起こした。『アイスマンティコア』だっ!!


「手筈通り行くっ!」


「了解っ!」


「いいけどっ」


俺はアヤメを先導する形で、ヴァルミンに借りた『高熱の盾(ヒートシールド)』を構えて突進するっ。

ヴァルミンは軽量化された機械化連射弓銃『ウィッチボウガン』を後方から連射っ! ヤヒコはヴァルミンをガード。

灯り持ちのジャックスノーは潰されると面倒なので距離を取らせた。


「魔女の追っ手かっ。死ねっ!」


アイスマンティコアはボウガンの矢を鬱陶しがりながらも『凍り付くブレス』を吐いてきた! ヒートシールドの炎でそれを受けながら俺は前進し、どうにか受けきるっ。

アヤメが俺の背後から跳び上がった。


「よいしょっ!」


閃光球を顔面に1つ、近接で厄介な尾にはカンシャク玉を2つ投げ付けた。

炸裂する閃光球とカンシャク玉! マンティコアは怯みながらも、即座に羽ばたいて宙に逃れた。

だが、まだ視界は利いていないっ。


「うらぁっ」


俺は最初からそのつもりで手にしていたハンドアクスでミンチブロウを放って、回避の甘い状態のアイスマンティコアの右肩と右の羽を切り裂き、落下させた。

ヴァルミンがウィッチボウガンの矢を顔面に集中させるっ。


「ええいっ! 小賢しいっ」


徐々に戻ったらしい視力と射線でヴァルミンの位置を見切って突進するアイスマンティコア! ヤヒコがありったけカンシャク玉を投げ付けて勢いを削ぐっ。


「はぁっ!!!」


側面から突進したアヤメがブレイクフォースを尾の根元に撃ち込んで毒針の尾を千切り飛ばしたっ!


「ガァアアァーーーッッ!!!!」


激昂したアイスマンティコアは吹雪を撒き散らしながら大暴れする。


「わわっ? めちゃくちゃだコイツっ!」


追撃は諦め、ハンドスプリングをして後方に飛び退くアヤメ。


「そこっ!」


接近していた俺はグラディウスを相手の右肩の傷口に撃ち込んだっ。体勢を崩し、派手に転倒するアイスマンティコア!

ヴァルミンはウワバミのポーチから取り出した弾倉を装填し、ボウガンを連射し、アイスマンティコアの右目に1発貫通させた!


「末の弟子かぁっ!!」


さらに激昂してアイスマンティコアは右腕が利かないにも関わらず、凄まじい勢いでヴァルミンに突進をしたっ。マズいっ!


「しぶといなっ!!」


ヤヒコが双剣でクロスエッジをカウンター気味にアイスマンティコアの胸部に放ち、凍り付く程冷たい血をほとばしらせたが、


「っっ、邪魔だぁっ!!!」


アイスマンティコアは左腕でヤヒコを吹っ飛ばした!!

咄嗟にアヤメが投げた『スローイングナイフ』で左目も潰し、ヴァルミンも残りの矢を全て胸の十字の傷口に撃ち込んだが、アイスマンティコアは『一嗅き』すると、ヴァルミンに喰らい付きに掛かった!

顔を引きつらせるヴァルミンっ。そこに、


「だぁあっ!」


俺はヒートシールドで思い切りヤツの口を殴り付けた!! 盾が砕け、炎が噴出して俺も左腕と左の頬を焼かれたが、アイスマンティコアも口の牙を砕かれ、口全体と鼻を激しく焼かれたっ!

だが、まだ距離が近過ぎるっ!!


「オオォーーーッッ!!!」


俺はこれも魔女からの借り物の『広刃の剣(ブロードソード)+1』を抜いて飛び付き、ヤツの胸部の十字の傷口に突き込んだっ!


ブシュウウウゥッッッ!!!!


冷たいどころじゃないっ。ふわふわ装備でも中和し難い超低温の血液を被って身体の端々を凍傷にされながら、火傷した左手で傷口から見えるこれまた冷たい筋肉繊維を掴み踏ん張って右手でブロードソード深々と突き込む。


「げぇええっ?!!!」


アイスマンティコアが左手で俺を掴もうとする気配を感じたが、


「おりゃあっ!」


アヤメが跳び掛かって弾いてくれたようだ。俺はさらに剣を刺し込み、ついにはアイスマンティコアを絶命させた。

同時にアイスマンティコアの巨体と、既に切り離された尾が今日一の大量の氷のコインに変換された!

俺は雪崩のような氷のコインに押し流されながら、凍った床に降りた。すぐにアヤメにポーションを2本も全身にブッ掛けられ、さらに薬草を口に放り込まれた。ケアが荒いっ!


「むぐむぐ・・おっ、ヤヒコは?」


「生きてまぁす」


端の方からポーションを飲みつつ脇腹を押さえてこちらに歩いてきていた。ありゃ脇腹イッたな。

俺はため息を吐いた。


「ヴァルミン、め~~~っちゃくちゃ大変だったが、クエスト完了だっ! もうちょっと、念入りに段取り組まないと、次からは付き合いきれないぜ?」


「・・まぁ、それはそうだね。ボクも反省する点がないではなかったよ」


ヴァルミンさウィッチボウガンをポシェットにしまい、ジャックスノー達に尾の分のコインを取ってこさせ、自分はアイスマンティコア本体のコインをポシェットに吸引した。


「・・これ」


ヴァルミンは氷のコインをヤヒコに3枚、アヤメに2枚、俺には4枚手渡した。


「チップか。占を真に受けるこたぁないと思うが、まぁ受け取っとくぜ」


「・・中々男らしかったし、いい仕事してた」


ヴァルミンはそうバツが悪そうに言うと、俺に顔を寄せ、ポーションで治りかけの左頬の火傷の痕に軽くキスをした。粉雪の魔女の、冷たい唇。


「ボク、獣人もイケるよ?」


耳元でそう囁き、少し赤面したヴァルミンはニッと笑って見せた。


「・・っっ??」


「いやいや、『チップ』もらい過ぎじゃないの? オサムっ!」


「オレもわりと似た立ち回りしてたんッスけどねぇ」


「違う違うっ! 俺は同族専門だってばっ!! というかヴァルミンお前、歳いくつだよっ??」


「ん? 今年で86歳」


「ぬのぉ~~っっっ?? 魔女だったぁっ! ややこしいなっ、お前っ!!」


とにかくっ、今回のクエストは完了したっ!!



うむっ、『VSアイスマンティコア』、俺達の勝ちだぁーーーっっ!!!!

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