ニャ~・・・89
シンシアさんのお産が始まってからどの位だろう。待っていると余計に時間が経っている様な感じがする。
ハリーさんも静かだけど、待ちきれないのか、貧乏ゆすりをしている。どうして貧乏なのか知らないけど、貧乏ゆすりだ。ミヤちゃん達は仰向けにベッドで寛ぎ中だ、ミヤちゃんのお腹の上に居る僕も寛ぎ中。ジャンは待ちきれなくて眠ってしまった。
「オギャー、オギャー」
「産まれたぞ」
「オギャー、オギャー」
「産まれたのね」
「オギャー、オギャー」
「妹だよね」
「オギャー」
「可愛い妹と遊ぶんだ」
「オギャー」
「産まれたニャン、双子ニャン、妹ニャン」
立て続けて聞こえてきた声は、2人分だった。声が少し違うので直ぐに分かった、それも女の子の双子だ。
「・・・・・・ええ、双子なのか?」
「どうぞ、入って下さい」
「本当に2人いる、レイちゃんが言った通りだ」
「お母さん、ご苦労様」
「おお~、赤ちゃんが二人だ、アカリちゃんの家と同じだ」
「わぁ~、妹だよね」
「可愛いニャン、まだ、変な顔ニャン」
「どちよ~」
「みんな、双子の女の子よ、名前を考えてね」
「シンシア、お大事に・・・・・・皆、協力してあげてね、赤ちゃん二人は大変だからね」
「はい、ありがとうございました。荷物お持ちします」
「ありがとう」
ジャンの時の助産師さんだ、サキさんの時も同じ人だったな。
我が家に赤ちゃんがそれも双子の女の子、ジャンの時は・・・・・・何日も一緒に寝たんだよな、ねいぐるみの様にホールドされて、でも、双子だから一緒に寝てくれるんだろうな。
「可愛い、妹はいいよね。お菓子くれるかな」
「メグがあげるのよ、妹なんだから、お姉ちゃんなのよ」
「お姉ちゃんか・・・・・・」
「妹だ・・・・・・」
メグちゃんとジャンは何を考えているのかな。ミヤちゃんは頬っぺたをツンツンして遊んでいる。
階段を走って来るのはハリーさんだな、やけに慌てている足音に聞こえるな。
「シンシア、ベッドが無いぞ、サキさんにあげたままだ、急いで注文して来るよ」
「・・・・・・私も忘れてた、双子だからうちのを全部上げたんだ、ハリーお願いよ、早く作る様にお願いしてね」
ベビーベットが3個減ったと思ったら・・・・・・3個よりも増えるのかな。
「おう、行って来る」
男らしいぞハリーさん、僕も付いて行こう。
「お願いだ、ベッドを作ってくれ」
男らしいと思ったけど、ハリーさんはいつものハリーさんだった。
「あのなあ、うちでは無理だよ、他に行ってくれ」
「どうしても駄目ですか?」
「作った事が無いんだよ、どうして家具を作っているところに頼まなんだ?」
「怪我をして作れないと断られたんだ」
「そんな事情か、作ってあげたいがうちじゃ無理だ、何処か他を探してくれ」
作ってあげたいこど困ったなぁの表情のおじさんに他を探してと言われてしまった。
「すいません」
「ニャ~≪すいません≫」
もう7軒目だ、最初の家具屋さんでは在庫が切れているのと需要が増えて頼んでも商品が入らに状態だと言われた、2件目ではベッドの販売も製造もしていなかった。3軒目には予約済みのしかないんだと謝られた。4軒目からは木工工房の看板を見付けたら、作って下さいとお願いして廻る様になった。
「レイちゃん、何かいい案はないのかな」
7軒目も駄目で仕方なくぶらぶらしている感じで歩いているハリーさんは、僕に聞いた。もうお疲れのようで、足取りが重たそうだ。
「レイちゃん、聞いているかな?」
僕は今忙しい、猫の様に振舞うべく建物の近くをチョロチョロしている。建物の裏に回ったり、道草をしたりと、面倒だけどハリーさんの後を素直に付いて行くわけにはいかないのだ。
「レイちゃん~、明日、マッサージに来てね」
「はいニャン」
「じゃあね~」
チョロチョロしていたら後ろから声を掛けられた、ローラさんは暖かそうな厚着をしていたな、ハリーさんのお店の洋服より高級そうなデザインと綺麗な生地だったな。
「今のはローラさんか、いい洋服を着ているな、王都で買っているのかな、うちの店に置いても数着しか売れそうもないな・・・・・・今はベッドを買わないと、この辺にはないのかな」
「レイちゃん、こんなとこで何しているんだ、ミヤちゃんとメグちゃんは一緒じゃないのか?」
「ニャ~≪こんにちは、親方≫」
積み木の製作をお願いしている木工工房の親方だ、いつもは工房で会うのに・・・・・・僕達が行っているんだから当たり前だ、外で歩いている時に出くわしたの初めてだな。
「こんにちは、うちの娘の知り合いですか?」
「お父さんですか、娘さん達にお世話になっています、積み木の製作の注文をして貰っています、ここでは何ですから、工房で話しませんか?」
「・・・・・・ああ、積み木の初めまして・・・・・・はい」
親方の工房は東側の・・・石切工房の在るカーブの一つ下のカーブの所だ。カーブ付近は工房が多いな。
ここから、親方の工房は近い、歩いて5分位かな、ハリーさんと親方は工房に向かう、僕は親方に撫でられているから眠くなってきたぞ。
「気持ちいいですよね」
「はい、レイちゃんの触り心地は最高です」
お風呂によく入っているからね、ああ、眠い。
「おめでとうございます」
「ありがとう」
「双子か、それは大変だ、事情はよく分かりましたけど、作った事がないんですよ・・・・・・喜んで作ります」
「え・・・・・・今、断ろうとしてませんでしたか?」
僕は親方に向かって、積み木の再注文をジェスチャーで伝えた、手を交互に積み上げていき、積み木を表現した、最後に注文の数を手を突き出してお願いした。
「今積み木の再注文を頂きました、いや、お得さんのお願いを断る工房はありませんよ、300個の注文を頂いて、断れません、4日・・・・・・3日下さい、ベッドを4個作りますよ」
「そうすか、ありがとうございます。3日間は何とかします・・・・・・ああ、良かった」
「ニャ~≪親方、注文の数が違うよ、3000個だよ≫」
こんな時不便だ、人間の指ならゼロを作る事も出来るに、僕の手の指はこんな感じだ。親方に分かる様に床に数字を書く様にして、親方に見せる。
「3000個なのか、納期はいつなんだ、レイちゃん、何とか言ってくれ」
「ニャ~≪在庫があるので急ぎません、頑張ってね≫」
「ん・・・・・・急いでいないのか、そうか、ハリーさん、ベッドは2日後だ、徹夜で作るぞ」
「あの、そんなに急いでいないので、徹夜でなくていいです」
「そうか、まあ・・・2日後だ。悪いな、作り方を知り合いに聞いてくる、レイちゃん、ありがとう。おい、サイモン、3000個だ、使えそうな端材を見付けておけよ」
親方は僕達を残してベッドの作り方を聞きに行ってくれた、形は簡単だけど、プロにはこだわりがある、それも赤ちゃんが寝るんだから気を遣うだろう。
「レイちゃん、帰ろうか。よろしくお願いします」
「はい、3000個も注文ありがとうございます」
端材を探しに行った人と違う人にお礼を言われた、ハリーさんは困った顔をしてお店を出て行った・・・・・・僕を置いて。
「ニャ~≪開けてよ、僕には開けれないんだよ≫」
僕を抱いてから慌てて家に帰ってよ、ドアを閉めた責任を取りなさい。
「可愛いね」
「ジャン、名前は考えたの?」
「お姉ちゃんの妹、僕の妹」
今のが2人分の名前なのか? 長い名前もあるけど、シンシアさんは短い名前で可愛いのが好みなんだよね。
「???????」
おもちゃの家の中のベビーベッドに小さい天使が二人寝ている。親方に頼んで組み立て式にして貰った。だって、おもちゃの家の中に入れるから。
髪の毛はシンシアさん似なので白銀色だ。産まれてまれてすぐに可愛い子になりそうな顔立ち・・・・・・産まれて直ぐはお猿さんだったのに何日かしたら整った顔立ちになった。
まだ名前はない、ハリーさん達もミヤちゃん達も名前は考えて有ったけど、双子なので改めて考える事にした。
考えてあった名前は1人分で、双子なら2人分を考えようとミヤちゃんが言った、それで、皆は改めて考える事にした。僕もミヤちゃんの考えに賛成だ、皆が考えた名前を安易にどちらかの赤ちゃんに付けるのは可哀そうだと思った、双子なので2人分の名前を考えるのが一番良い事だ。
しかし、いい名前を思い付かないのがハリーさん一家だ、ジャンはメグちゃんの小さい時によく似ている、発想がどうやら同じだ。
「ママ、いい名前でしょう」
「そうね、いい名前の様だけど、残念、他の人達がいい名前を考えているのよ、本当に残念よ」
「レイちゃん、来て下さい」
「はいニャン」
「私は行かなくていいのかしら?」
「はい、シンシアさんはそこに居て下さい」
何の用だろう、ジェシカさんに呼ばれたぞ、双子の頭を撫でて、カウンターに向かって行ったぞ。
「ニャ~≪いい名前を付けて貰うんだぞ≫」
僕も双子ちゃんを撫でると、ジェシカさんの所に向かう。
「どうかな、何か新作が作りたいのよ。今までに色々作ってきたけどマンネリ化していると思うのよね。何か新しい洋服は作れないかしら」
僕に洋服のデザインの事を聞きたくて呼んだのか。
「あの~・・・・・・何でレイちゃんに聞いているんですか?」
そうだな、いい質問だ、僕もそれが知りたい。
洋服のデザインは女性の方が思い付くと思う、男性でも女性用のデザィナーがいるけど、あの人達は心が女性なんだろう、うんうん、そうに違いない。
「レイちゃんも聞きたいのね」
僕が頷いているのと、ジェシカさんが考える様な表情で視線を上に向けたので・・・・・・ナタリーさんと僕も釣られて天井に視線を向ける。
「・・・・・・・はいニャン」
まあ、そんなに聞きたいと思っていないけど、ちょっは気になるので、話の流れでつい返事をしてしまった。
「そうね、レイちゃんが変な猫だからかな、勉強は出来るし話す事も出来る、シンシアさんの危機も救ったでしょう、積み木も考えたんだよね・・・・・・マッサージをするなんてとても変だわ、変な事ならレイちゃんなのよ、分かった?」
新しい洋服のデザインは変な事なのか・・・・・・変な物が作りたいのかな、なるほど、変な事か・・・・・・。
「はいニャン、変な事考えるニャン、待つニャン」
「よく考えてよ」
「いいんでしょうか・・・・・・変で」
よく考えろ、変な事、変な事・・・・・・変な服、難しすぎる。
「よく考えるニャン、後でいいかニャン」
「まあ、いいわ、頑張ってね」
「変ですよ?」
「ナタリーは分かってないわね」
「え、何がですか?」
「変なのよ、それは新しい形と言う変なのよ。誰も考えない、思い付かない事を変と呼ぶのよ、そう、新しい物は変よ、それと言われる物なのよ」
「そんなもんですかねぇ・・・・・・」
僕はそれから考えた、お昼にも行かないで、お客さんが来てもカウンターからどかないで、撫でられても気にしないで、ひたすら考えた。
途中、寝ていたけど寝ながら考えた・・・・・・変な夢を見た、猫のヒーロー物だ、変身すると猫の着ぐるみを着て魔物と戦う、着ぐるみを着ると力が強くなって魔物を倒す事が出来たんだ。
「レイちゃん、お疲れ様」
ナタリーさんが仕事が終わって帰って行った、それでも僕は寝ながら考えた、猫は寝ながら考える事が出来る。
「レイちゃん、新しい服の事を考えてね、お疲れ様」
ジェシカさんも帰って行った、それでもカウンターの上で考えていた、寝ているとジャンに言われたので『起きてます、直ぐに考えるので起こさないで下さい』とお願いした。
「レイちゃん、赤ちゃんの名前を考えてよ、いい名前を思い付かないのよ。皆には秘密よ」
「考えていますニャン、約束は守るニャン」
ん、シンシアさんからのお願いか。
「そう、お願いね」
双子ちゃんの名前も考えるニャン、いい名前はその年の有名人は省くニャン、可哀そうニャン、大きくなった時には昔の有名人ニャン。それなら近所の可愛い子、カッコいいの名前を真似するニャン、有名人になる可能性があるニャン、近所の子の名前か、双子の女の子が近所の新婚さんの家に産まれたニャン、名前は・・・・・・・・。
あれ、僕は洋服のデザインを考えていた筈だ? 双子ちゃんの名前もか。
「いや凄いな、全員が同じ名前を考え付くとは、我が家は団結力と結束力、価値観が一緒なんだな」
「そうね、流石よね。窮地を乗り越え、幸せの為に皆で協力する。いい家族なのよね」
「まあ、同じ名前を思い付くのは環境が一緒だからだよね」
「そうだよ、美味しいお菓子を皆で同じだけ食べて来たんだから、同じ名前になるよ」
同じだけ食べた? 一番食べている人が同じだけ食べていると言っているぞ。
「妹の名前が分からない~・・・・・・レイが教えてくれたよ」
「おお、そうか、ジャンも考え、レイちゃんも考えた・・・・・・みんな同じ名前を考えたんだな」
ジャン以外の皆は同じ事を思っているだろ。僕に自分と同じように名前を考えてと頼んだんじゃないのかと、苦し紛れの言い訳の様な事を呟くから、余計に確認になってしまっているよ。
「はいニャン、いいな名前を考えたニャン、いい名前ニャン」
暖炉の前に置かれたベビーベッドは二人用だ、双子ちゃんは寄り添うように仰向けの状態で天井に視線を向けている。まだ、動く物に反応していない様だ。
「右の赤ちゃんがメイちゃん・・・・・・左の赤ちゃんがマヤちゃんだよな」
「「「「逆だよ」」」」「逆ニャン」
「そうか逆か・・・・・・目印を付けよう、洋服の色を変えるとか、髪型は・・・・・・まだ早いな、何か考えよう」
なるほど、似た顔の皆さんは見分けが何故かつくけど、ハリーさんには見分けがつかない。
まあ、僕の場合は慣れ親しんだ皆さんの顔の区別がつくのは当たり前だな。
「そうしょましょうね、みんな夕食を席に着いて食べましょう」
ベッドの周りに集まっていた皆は名前が決まったのでテーブルに夕食を食べに向かった、ハリーさんの赤ちゃんが見分けられないのに、シンシアさんは呆れている様だった。
僕もやっと見分られているが、手首に小さいホクロがあるのがマヤちゃんだと覚えた。そのうち表情の違いで間違える事がなくなるんだろう。
ハリーさんも間違えなくなる、それはず~と先の事だな。
僕も朝食を食べよう、塩漬けイノシシのみじん切りだ・・・・・・異世界は凄いぞ、食事が全然変わらない、猫は何処の世界でもそうか。
「レイ、隠し事があるよね」
「そうだよ、隠し事は良くないよ」
何の事だろう、隠し事か、身に覚えがないけど。
「その~、いけないぞ」
「ニャ~≪早く教えてよ≫」
「美味しいお菓子を他にも知っているんでしょう」
「はいニャン、沢山知っているニャン、教えないニャン、串焼き食べたいニャン」
ドランゴンに変身して暖炉の前の双子ちゃんのベッドでのんびり過ごしていると、ミヤちゃん達が早く帰って来た、アカリちゃんとモモも一緒だ。
「レイ、お金は無いのよ、新作のお菓子を探す旅に出たからね」
「そうだよ、レイちゃんは知らにかも知れないけど、新作はありません」
「その~、まあ、いつものお菓子しかなかったのよ」
「ニャ~≪カステラは飽きたよ、違うの食べたい≫」
どうして僕が違うお菓子を知っていると思ったんだろう、それに何で皆は僕の所に来たんだ。
・・・・・・沢山知っている筈なんだけど、ちゃんと覚えているのはカステラだけなんだよな、ああ、クッキーはこの世界で見たので思い出したな。僕が分かるのはカステラとクッキーだな、カステラからならケーキが出来そうだけど・・・・・・思い出せ、妹の弥生が何か言っていたよな・・・・・・水飴の代りにチーズ? 水飴の代りに・・・・・・バターだ、そうだ、家に有る物で作れるんだ、海外では・・・・・・パウンドケーキと言うんだ。
「ランディさんニャン、作れるニャン」
「お父さんが作れるのね、直ぐに行こう、モモ、帰るよ」
「ニャ~≪は~い≫」
「新作が食べれる」
「レイちゃんは偉い」
やけに気合が入っているな、アカリちゃんは。
「出来たぞ、焼き菓子」
「おじさん、簡単に出来るなら販売したら」
「うちはパン屋なんだよ、焼き菓子は他の人達が作ればいいんだ」
クッキーが焼けたぞ、さすがプロだな、焼き具合が丁度いいな。
「レイちゃん、これは新作ではありません、レイちゃんは私達がいつも食べているの知っているよね、新作、新作が食べたい」
「レイ、メグが悲しんでいるわよ、新作はどうしたのよ」
「これでいいニャン、新作はこれからニャン、大人の味を出すニャン」
「大人の味を出すの・・・・・・食べたりしないよね・ね?」
「新作に使うニャン、簡単ニャン」
「まあ、簡単だったな」
「うん、簡単だった」
「これで美味しくなったのかな」
厨房の台の上にはチョコでコーティングされた、普通のクッキーがお皿の上に乗っている。ケーキを教えようかと思ったけど、ケーキとカステラだとたいして変わらにと思った。デコレーションすれば全然違う物になるだろうけど、色々な材料が必要だから僕が見た事のあるケーキになるには少し試行錯誤が必要だと思って、簡単なコーティングで済ませる事にした。チョコだけで食べるよりもこの方が美味しくなった筈だ。
「ニャ~≪早く食べたい≫」
「あら、皆着ていたんのね・・・・・・まあ、美味しいわね」
2階から降りて来ただろうサキさんは、厨房に入って来て直ぐにクッキーを1枚取って食べた、感想は美味しいだ。
「私も食べる」
「私も」
「モモ、はい」
「ニャ~≪ありがとう≫」
「俺は・・・・・・食べてもいいかな?」
「どうぞ」
「ありがとう」
モモが美味しそうに食べているな、僕も人間の時は少しチョコの付いたお菓子は好きだった、自分から買う事はなかったけど友達に食べると聞かれれば断る事はなかった、2個目は食べない事が多かったけど美味しいし好きだと思っている。
「レイも食べる?」
「メグちゃんにあげるニャン」
「メグ、レイの分よ」
「わぁ~、ありがとう」
そう、メグちゃんがお菓子をあげると言われれば断る事は無い、絶対に。
「ミヤ、冬休みは後30日位あるけど、何かするの?」
「そうね、妹達の面倒とギルドの納品依頼を受けたいかな」
「私も納品依頼を一緒に行くからね」
「みんな気を付けてよ、魔物がいるんだかね」
「「は~い」」
「そうだぞ、この近くにはいないだろうが、油断はしない事、危ないと思ったら・・・・・すぐに街に戻って来る事、約束出来るな」
「分かりました、頑張ります」
「うん、頑張ってくれ」
また納品依頼を受けるのか、お留守番か一緒に行くかどちらにしようかな。




