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ニャンだふるワン  作者: 自由人書
74/521

ニャ~・・・74

夏の半ば頃だろう日に手紙が来た。


≪一家で遊びに行くお風呂の用意を≫


「お父さんが手紙を?」


「おじいちゃん来るんだ、トマトだけでいいと手紙を出そう」


紙は高価なのに手紙を出してくれたんだが、一家でここに来る事ととお風呂の用意の催促。


「一家て書いてあるから、みんな来るんだよね」


大勢だから事前に知らせてきたんだな。


「4階の掃除をしないと、ミヤとメグは頑張ってね、お母さんお店があるから」


「は~い」


「は~い」


「は~い」


「は~いニャン」


「みんなでしてくれるのね、ジャンは階段に気を付けるのよ」


「は~い、お掃除する」


「皆行くよ、ジャンは私とメグはレイを連れて来てね」


ミヤちゃんの指示に従ったメグちゃんは、僕を首に巻いて階段を上り始めた。


ライナーさん達が遊びに来るんだな、またお風呂での戦いだな。






「ジャン、高いニャン」


「積み木、高く詰めた」


「崩すニャン」


「は~い、とう~」


ミヤちゃんとメグちゃんは掃除を僕とジャンは邪魔をしない様に積み木で遊ぶ。


最初の部屋で遊んでいるので、ミヤちゃん達はここにはいない。


「久しぶりに来ましたね」


「姉さんに赤ちゃんか」


「お姉ちゃんに赤ちゃんか」


「お風呂は夜だな」


あれ、ライナーさん達の声が遠くの方から聞こえてくるけど、もう来たのか、手紙は今日着いたんだよな。


「レイちゃん、久しぶり、元気にしてましたか、ジャン、大きくなって、もう歩けるのかしら?」


「うん、おばあちゃん、こんにちは」


「ジャンはシンシアの小さい頃によく似ていな」


「こんにちはニャン、ライナーさんニャン」


「お父さんの言っていた事、本当だったんだ」


ジャンと遊んでいた部屋にライナーさん達家族が来た、シンシアさんの小さい時に似ていると言うけど・・・・・・ライナーさん以外はみんな同じ顔だと思うんだけどな。みんな同じ顔だけどアイシャさんの雰囲気がミヤちゃんが、わんぱくそんな感じで、シンシアさんとメグちゃん、イレーヌさんとニルスさんはおっとりした雰囲気が表情に出ている。


メグちゃんだけが、わんぱくで悪戯好きの時とふんわりした雰囲気の時を併せ持つんだよね。


「メグ、終わったよ」


「お姉ちゃん、こっちも終わったよ」






ライナーさん達が遊びに来たが、プロマッサージ師の僕は、挨拶をそこそこに予約の家に向かった。


西側の小物屋さんのおばあさん、木材加工工房の親方の奥さん、船大工の親方の息子さん・・・・・息子さんだけど30歳だった。3件の予約を終わらせて、家に向かっている。


「レイちゃん、トマトあるぞ」


リロイ君のお父さんだ、何回も来ているので知り合った、当たり前か。


「ニャ~≪家にもある筈だけど、ご厚意に甘えよう≫」


「ほれ、切ったぞ」


「ニャ~≪ありがとう≫」


鮮やかな赤トマトが切られた・・・・・僕の口に入るサイズだともうトマトに見えないな。お皿のトマトの汁も舐めよう勿体ない。


「あれ、レイちゃんか、メグちゃんが居ないな、一緒じゃないのかな、珍しいな」


「ニャ~≪美味しいです、ありがとう。家に居るよ、僕は仕事だよ≫」


「美味しいのが分かるか、甘いトマトだがトマトの味もしっかりとしている、キャベツにカブもしっかりした味だ」


「あれま、レイちゃん、一人なんだ、いつもリロイがお世話になっているね」


「母さん、猫のレイちゃんに言う事じゃないよ」


リロイ君のおばさんが現れたぞ。


「そうだけど、お世話になっているとメグちゃんが言っていたよ」


「ええ、どんな事を」


そうだ、僕も聞いたいな。


「幸せそうな顔でレイちゃんを撫でていると聞いたよ」


「俺もその気持ちは分かる、ふかふかで幸せな気持ちになるんだ、気持ちいいな」


僕は大人気だな、猫は可愛いよな。あの・・・・・・なんだ? 何か僕用なの何かな? あの猫の表情にみんながやられてしまう。ネットの動画が見たいな、ひとり楽しそうに遊ぶ姿を見たい、自分が猫だけど見たい、ジョンさん達の様な凛々しい猫じゃなくて小さくて可愛い猫が見たい、でも、無理だな、小さい猫は少ないらしいし、外に出すと帰って来ないよな。


「小さい猫も美味しいとトマトを食べているよ、他の野菜も食べたいと鳴いている位だ、もう直ぐ店じまいだよ」


「ニャ~≪トマトのお礼に協力を≫」


野菜の台の横からお皿を押して、通りから見える所でトマトを食べる、どうだ美味しそうだろう。


「何を食べているのかしら?」


「美味しいトマトだよ、ほら、猫もお代わりとお皿を押しているよ」


そうきたか・・・・・・お皿を押さないと、どうだこれで。


「まあ、本当だわ、この店の野菜は新鮮なのね」


「どうだい、何をお買い求めで?」


「カブとキャベツ、それに猫ちゃんと同じトマトを」


「はいよ、トマトを1個おまけだ」


「ありがとう」


売れたぞ、いつもお世話になっているんだ、これぐらいしないとな。


お辞儀と招き猫の仕草、リズムにのて両手を交互に振る、どうだ参ったか。


「凄いのね、変な動きで可愛い、触ってもいいのかした」


僕を触りたいのか、それなら、足にスリスリしてのんびり歩こう。


「触り心地も最高なのね」


「新鮮な野菜だよ、美味しいですよ」


リロイ君も手伝うのか、偉いぞ。


「レイちゃん、もう帰った方がいいわ、これから混むから」


「さあ、今のうちだよ。売り切れちゃうよ」


「安くしとくよ」


混む? ・・・・・・夕方の追い込みの時間か、踏まれる前にここからどかないと危険だ。もう招き猫は必要ないな。


「ニャ~≪ごちそうさま、また来ます≫」


「メグちゃんも遊びに来てと言っといてね」


「ニャ~≪言わなくても直ぐに来ますよ≫」


僕はお皿を台の裏側まで押して戻した。忙しくなったみんなに手を振って別れの挨拶をした、いつもの様に港の方を通って帰ろう。


「ねえねえ、何しているの?」






「それ、大波だ」


「負けないニャン」


「大波の連続だ」


「おじいちゃん、連続は駄目だよ」


「そうか、レイちゃんは楽しそうだぞ」


「負けないニャン」


「レイ、連続大波だ」


戦う相手が二人になったぞ、しかし、日々の練習で体力は付いているのだ、負けないぞ。


「負けないニャン」


「父さん、出てよ。僕で最後だけど冷たい風呂は嫌だよ」


「うむ、明日の楽しみにしよう」


「レイ、拭いてあげる」


「ジャン、ありがとうニャン」


楽しいお風呂は終わった、財政難の時には節約しそうになったお風呂は、薪は購入済みなのでいつも通り入っていた。夏の始めに税金を納めたら節約の意識は何処にもなかった。





「レイちゃん、これを見るのだ」


「レイ、メグの持っているあれを見るのだ」


あれは、あれですね・・・・・・土の中に埋まっていた杖、お菓子を買う為に売ろうとした・・・・・・聖女の・の・イレーヌさんのひいおばあさん(曽お祖母さん)のイブリンさんの杖だ、よく思い出せたな、自分で聖女と言っていたな。


「杖ニャン、イブリンさんの杖ニャン」


「そう・・・・・・おばあちゃんの杖」


「そんな名前だったけ、レイはよく覚えているわね」


部屋で喜んでいる二人は、あの時に土の中から掘ってくれたけど、イブリンさんには・・・・・・を見えたわじぇじゃない、現れた時に二人は寝てた? ・・・・・・もう覚えてないけど、僕以外の人には見えてなかった筈だ。


「貰ったんだよ、もう私のだよ」


「学校で魔法の勉強をしているとおじいちゃんに教えたんだけど、おばあちゃんに話してら、それなら、私が持っているより二人が持っている方がいいわねだって」


いいのだろうか、メグちゃんが持っている杖をミヤちゃんが木刀で叩いているんだけど、強度とかはどうなっているんだ。


「杖壊れないニャン?」


「大丈夫だよ、何しても壊れないて言ってたよ、お姉ちゃん、私も木刀で叩きたい」


「うん、交代ね」


何しても壊れないのに、あんなに軽そうに扱える物なのか、異世界は不思議だな。


僕に見えた人達は幽霊なのかな、死んだ後だからそうだよな。おお、夏には丁度いいな、誰か怪談話とかしてくれないかな、あの世界には怪談の神様がいたんだよな、聞きたいな。


「レイ、ベッドの上にいないで、避ける練習よ、杖の攻撃をかわしてみろ」


「お主ニャン、当たらないニャン」


「とりゃ~、お主・・・・・・避けるの上手いな」


「ミヤ、しめ、ミヤ、しめ、メグ、しめ、めぐ、しめ」


「ぐう、やられた~」


「とりゃ~、レイ、しめ、レイ、しめ」


僕とミヤちゃんの戦いを見ていたメグちゃんは、しめの言葉にやられたようだ。


「お主ニャン、当たらないニャン」


「とりゃ~」


「うるさいわよ、ジャンが起きるでしょう、静かに遊んでよ」


「「は~い」」「は~いニャン、ニャ~≪いいのだろうか、そのうち猫語を忘れてしまいそうだニャン≫」


シンシアさんに怒られた、僕が来てからドアは開けぱなしだ、ジャンが危ないからと閉めたけど、今は以前の様に開いている、ジャンも気が向いたら僕達のベッドに飛び込んでくる。


「レイ、作戦はどうなっているの?」


「頑張ってニャン、マッサージ頑張ってニャン」


「誕生日までに間に合うよね?」


「ニャ~≪お金は貯まるかも、後は親方に頑張って貰おう≫」


「トントンが必要?」


「はいニャン」


「えへへ、私の出番だね」


小声で話していた僕達は、トントンの為にベッドに移動した。





「可愛いな、噂の子猫だな」


「噛んだりしないのかな」


「こんなに小さいんだ噛んでも痛くないさ、手を出して見ろよ」


「嫌だよ」


目の前にいる二人は学生さんだろう、学校の敷地の中だから。


噛んだりしないのかと言った学生さんは小太りで髪の毛は黒色だ、可愛いなと言った学生さんはニキビ顔の髪の色は赤色だ。


「ニャ~≪こんにちは≫」


「触っても逃げない、ふかふかだな。大きい猫よりも触り心地がいいな」


「噛まないのか、僕も触るよ、いいよね」


「ニャ~≪どうぞ≫」


初めて見るから、夏から通っている学生さんだな。


そうか、もう1年も学校に通っているのか、全然魔法が使えないな。


「レイちゃん、授業よ」


「ニャ~≪アカリちゃん、今行くよ≫」


アカリちゃんに呼ばれて、校舎に向かって走り出した僕に2人の呟きが聞こえた。


「もうちょっと触りたいな」


「パンならあるんだけど、食べるかな」






「我が同士で魔法が使える様になったアカリ、上達してませんね」


「そうだ、上達してないぞ」


「すいません、我が同士」


「ニャ~≪僕達は使えないけど、アカリちゃんは使える。その魔法が使える様になった時のままだね≫」


「レイも飽きれている、進化するのだアカリ」


「そうだよ、可能性を・・・・・・見せてよ」


「頑張ります・・・オー」


片足を出して右手を前に突き出して唱えた魔法は水魔法、手のひらから出た様に見える水魔法は以前のままでのんびりと進んで行く。そのポーズは僕の真似だな。


「・・・オー」


アカリちゃんの隣で同じ様に水魔法を唱えたのはリロイ君だ。


「すげ~、効果が大きくなっているぞ」


「速くなっていそうだな」


一緒に授業をしている者からすると見慣れたリロイ君の魔法が進化しているのが分かるんだな。


後から唱えたのにアカリちゃんの魔法を追い抜いて狙った的に吸い込まれて行く。前よりも大きくなっている、速さは分からなかった。


「まあ、リロイ君の魔法はもしかしたら、どちらか分かるほど成長したのかしら」


「ライラ先生もそう思います、私もそうじゃないかと思っていたんです」


「そうですよね、的に行って確認しましょう、リロイ君、先生達は的で当たる瞬間を見ます、もう一度お願いします」


「は~い」


嬉しそうなリロイ君は・・・・・・ライラ先生に速く的に行って欲しいと思っている筈だ。メイガン先生も撃っていいわよと言えなくて困っているな。


「やっと当たった」


「うむ、修行が足りないな、見てなさいアカリ・・・ウー、今日は不調ね」


「アカリちゃん、見てなさい・・・ウー、今日も不調だ」


「頑張って二人とも」


「ああ、アカリが偉そうだ」


「偉そうだアカリちゃん、今日はカステラを食べに行くぞ」


「リロイ君、どうぞ魔法を唱えて下さい」


「そうだね、カステラを食べよう、父さんも喜ぶよ」


大人の対応だ。やっと着いた大人のライラ先生は・・・・・・疲れて下を向いている。


「はい、よろしくお願いします・・・オー」


さっきよりも速いかも、成長した瞬間か? 自信ありで効果が大きくなったのかな。


こぶしよりも大きいな、広げた手よりは小さいかな・・・・・・おお、もう的に当たる。


「生活魔法の水魔法ですよね」


「はい、私にもそう見えました、生活魔法を使える人は少ないので凄い事ですね」


「リロイ君、生活魔法の水魔法よ」


「そうですか、嬉しいです・・・・・・どんな使い方が出来るんですか~」


「後で話しましょう」


「はい」


生活魔法か、お風呂のお水を入れに来て貰おう、友達の家の水瓶に水を入れる当番もリロイ君の仕事だな。後、火事の時の消防隊んだな。生活魔法は役に立つな、アカリちゃんのは攻撃魔法かな。


「レイちゃん、ふみふみして、お肉あげるからさ~」


「ニャ~≪キャシーさん、授業中です、誘惑はいけませんよ≫」


問屋だけにいい肉があるんだよな、我が家の経済状況が良くなったので、元のお肉屋さんに頼んでいるんだよな。ハリーさんとシンシアさんはキャシーさんの家にお礼を言いに行ったんだ。


『大変な時もある、この肉を持っていけ』『そうよ、バッグをお持ちじゃないのね、キャシー、バック大きめよ』


お礼を言いに行ってお土産を貰う事になった二人は、何かあげようと言っていたな。


「父さん達が会いたがっているのよ、レイちゃんにね」


「ニャ~≪そういう事なら、ふみふみしますよ≫」


「そこの二人、真面目に唱えるのじゃ、上達せんぞ」


「は~い」


「ニャ~≪は~い≫」


「・・・フー、少し大きくなったな、でも、リロイより小さいかな、頑張ないと」


いいよな、僕も頑張ろう。


「ニャンパラリン、・・・ルミエール・・・・・?」


おお・・・『ル』は言えたのか、冬の授業の時には言えてたのに気が付かなかったな。


頑張るニャン、頑張ってニャン・・・『ル』が言えないと思って違う単語を考えたり短くしたりしていたな。


「レイちゃん、何で嬉しそうなの?」


「ニャ~≪ルが言えると、沢山話せる単語があるんだよ≫」


身近なルは・・・・・・シンシアさんの弟のニルスさんだ。この頃は言葉の勉強をしてなかったな・・・・・・発声練習をした方がいいな、誰も居ない所で練習をしよう。





「ここのカステラは絶品です、このふわふわがいいです、誘って貰えて良かった」


学校の帰りにミヤちゃん達がカステラを食べる事を話して歩いていると何処からか現れた、チェルシーさんがついて来た。


チェルシーさんの家は焼き菓子を販売しているから自分の家に帰れば食べれるのに・・・・・・ミヤちゃん達の同士なので、色々な食材を使ったお菓子、違うお菓子を求めているが、今はカステラの虜になっている、カステラを食べれる口実を探している感じがする。我が家の肉事情を少しだけ良くしてくれたので感謝している。


お昼を我が家で食べてから、アカリちゃんの家にカステラを食べに来た。焼き立てを頼まれたランディさんは僕達が戻って来るまでに作ってくれていた。


「いつ食べてもおじさんのカステラは美味しいよ」


「そうだろう、好きな時に来てくれ、勿論、レイちゃんも一緒に来てくれよ」


四人がカステラをかぶり付いている近くでランディさんに撫でられている僕は、眠くなって来た。


「サキ・・・・・・カステラを3個頂戴、在庫あるかな」


「シンシア、こんにちは。有るわよ、持って来るわね」


シンシアさんがカステラを買い求めて、パン屋さんの厨房に来た。入って来たのは裏口からだ。


「みんなお帰り、学校はどう?」


「いつもと変わらない」


「変わる事がない」


「上達しませんでした」


「そうか、魔法の事か・・・・・・上達しませんでした」


「凄いわね、うちの子達は使えないけど二人は使えるのか・・・・・・私も使えなかったのよね」


「カステラ3個ね」


「サキ、積み木を販売すると税金は掛かるのかしら?」


そうか、税金の事は考えてなかったな、どうなんだ高額なのかな?


「そうか、街の中で生産したのを販売しているから税金が掛かるわ、お店1軒で小銀貨2枚よ」


「良かった、払える金額で、何処に払いに行くの? 商業ギルドでいいのかしら」


売り上げに関係なく小銀貨2枚か、沢山売れたら気にならない金額だな・・・・・最低でも100個売らないとダメなのか、そう考えると大変だな、1年間で100個か・・・・・・30日と勘違いしたよ。


「商業ギルドに・・・・・・忘れていたわ、ランディ、カステラの登録してないわよ」


「ああ、忘れていたよ・・・・・・・シンシアさんも急ごう」


「え、税金を急いで払うの?」


カステラの登録、販売許可がいるのか、勝手に売るといけないのかな? ・・・・・・・積み木もダメなのか。


「ニャ~≪急げ、シンシアさん、申請して来てよ≫」


「レイちゃんには分かったんだな、商品を守る為に登録しないとダメなんだ、他の人に真似されたり、先に登録されると、こちらが販売できなくなる、直ぐに行かない」


ああ、特許みたいなものなんだ、販売の申告じゃなくて、積み木の特許申請だ。


「ランディ、私がシンシアと一緒に行って来る、道すがら説明するから」


「そうか任せた、しっかりと登録して来てくれ、お店は大丈夫だから」


「行こう、シンシア」


「うん」


一緒に行きたかったな、説明とか聞いとけば、何かあった時に役に立ったかもしれないのにな。


「おお、ここにカステラが3個有るよ、おじさん、切ってよ、四人で分けるから」


「・・・・・そうだな、焼けばいいか、よし、均等に切れないぞ」


困ってしまったランディさんに切り方を教えた。カステラを均等に十字に切るだけだで3個のカステラは小さくなった12個になる、一人3個だ。


「天才だな、レイちゃんは」


四人は増えたカステラを食べ始めた・・・・・・そんなに食べれるのか、お昼を食べたばかりなのに。

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