表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ニャンだふるワン  作者: 自由人書
64/521

ニャ~・・・64

「ロイ先生達は冬休みにそんな事をしていたんですか?」


僕の予定では、家庭教師をしてくれたライラ先生、メイガン先生、ロイ先生の三人の誰かに伝えるつもりだった。でも、最後の授業だったライラ先生にトントンと叩いて伝えようとしたら、他の先生と一緒聞きたいですと言われたので後日になった。


それで職員室に集まる事になった。


「そうじゃ、ライラ先生の提案で、メイガン先生と私が参加した」


「でも、猫ですよ、本気で授業をしたんですか?」


「勿論だ、優秀な生徒だった」


優秀な猫学生は、集まってくれた先生の顔を見回した。ここにいるのは七人の先生、街の外での安全な行動を教えてくれるベントン先生、剣術のパール先生、算数と国語のマイヤ先生、体育のロバート先生、後は家庭教師をしてくれた三人の先生、この学校の先生全員がここにいる。他に先生はいない筈だ。


社長室にありそうな大きい机の真ん中に文字の書かれた板、その横にドーナツになってみんなの話を聞いている僕。


「可愛いいですね、ああ、何でもっと早く教えてれれなかったんですか」


マイヤ先生はみんなの話より僕を撫でる事の方が大事なようだ。


「可愛いわよね、レイちゃんが魔法を唱えたところなんか特に可愛いのよ」


「わぁ~、見たいです」


見たいと言ってくれたので、直ぐに2本足で立って右足を前に出し、右手を突き出す、左手は届かない腰に当てたつもりで。


「・・・・・・ルミエール」


ロイ先生が最初に教えてくれた魔法を唱えた。


「・・・・・・可愛いいです」


「ええ、今のは・・・・・・・魔法を唱えたぞ」


「信じられん」


「まあこのぐらいにして、本題の話をしよう」


「そうですね、早く聞きたいです」


「そうです、私は頑張りました、早く教えてほしいです」


「ニャ~《やっとここまで来たよ》」





「トントントン・トントントン」


「なかなかいいリズムだ、剣を振る時も自分の中にあるリズムが大事だ、素振りをすると基本が身に付く」


「トントン・トントン」


「料理を作っているみたいですね」


「トントントン・トントントン」


「長いですね」


「トントントン・トントントン」


「記録しているんだろうな」


「トントン・トン・トン・トントントン」


「レイちゃんが叩くトントンは文章になっているのかしら」


「トン・トン・トントントン・トン」


「リズムよく叩いているけど、リズムは要らないんじゃ」


「トントン、トントン、トントン・トン・トントン、ニャ~≪終わりました、沢山叩いて手が疲れたよ≫」


「終わりました、レイちゃん、ご苦労様でした、誰が読みますか?」


「言い出したのはライラ先生だ、どうじゃ、いいかな」


「はい、ライラ先生、お願いします」


ちゃんと説明出来ているかな。


「では、代表して読ませていただきます」






「三人の先生、休みの間に授業を頑張ってくれてありがとう。僕の名前はレイです。今回のライラ先生から頼まれた、魔法を使える様になった生徒がいない、又は、いつもよりも遅いかもしれない。どうすればいいのか、何か魔法が使える様にする方法はないのかとお願いされました。どうして使える様にならないのかとも聞かれましたが、その答えは、先生達も気が付いている二つです、ひとつは魔法を使える様になるのが難しい事です、もうひとつが魔法の属性は人によっては苦手な属性、得意な属性がある事だと思います」


「あの、それはレイちゃんが言った事なんですか?」


「はい、トントンを記録しました、その通りに話しています、続けていいですか?」


「すいません、続けて下さい」


「ええと・・・・・・得意な属性がある事だと思います。ここまでは、先生の皆さんの認識は同じだと思います。僕は来る日も来る日も魔法の授業をしていて、本当に魔法が使える日が来るのか心配になって来ました。でもこの授業で、実験と先生方の授業の進め方を観察させていただきました。この試みは誰もしない方がいい、なぜなら可哀そうだから、苦しい実験は、生徒さん達がこれからするかも・・・・・もうしている事でした。詳しく話す前に僕が魔法を勉強した期間と1年間に受けるであろう魔法の授業の期間をマイヤ先生に計算して貰いたいです。先ず僕が魔法の呪文を唱えて練習した期間です、ライラ先生達は一日の合計で3回の授業をしました、僕は先生達が帰るとお昼を食べた後に港で、教えて貰った魔法の練習をしました。それは先生達の1回の授業の4倍です、一日に7回の練習をした事になります。約30日間続けました、全部で何回の練習をした事になりますか?」


「ああ、私が答えるのか・・・・・簡単よ、7回×30日で210回よ」


「続けます・・・・・・マイヤ先生は210回と答えたはずです。次は生徒さんの魔法の授業の回数を計算します、七日間の間に学校に来る日は二日です、魔法の授業を受けれるのは一日に2回か3回です。冬休みを引いた1年間に学校で何回の魔法の授業を受けれますか、マイヤ先生、計算して下さい」


「ええと、1年間が360日だから、約52日で授業は多くて3回だから・・・・・・3回×52日で156回の授業ね」


1年間は360日なんだ、地球は365日だったよな。


「読みます・・・・・・マイヤ先生、計算ありがとう。マイヤ先生が計算したのは、僕の練習した回数と、1年間に学生さんが魔法の授業を受けれる回数です、もう一度言ってみて下さい」


「私?」


「私が言います・・・・・・レイちゃんが魔法を練習したのが210回です、生徒の皆さんは1年間で156回です・・・・・・この後は・・・・・・ここからですね。続けて読みます・・・・・・もう分かった方が居るかもしれませんが、説明を続けます・・・・・・実験とは僕が魔法の練習をして魔法が使える様になるかです。約210回の授業で3種類の魔法を唱えて魔法を使える様になりませんでした。才能が無いのか、練習が足りないのか分かりませんが、魔法が使える様になりませんでした。僕は1年以上練習した事になります。生徒さん達は1年間に僕よりも少ない回数の授業しか受けれない、少ない時間しか練習をしない、でもこれは、僕が実験した結果で、生徒さん達は魔法を使える様になる可能性は僕よりもあります、それをライラ先生達が知りたかった事ですね・・・・・・この続きが聞きたければ、お菓子をライラ先生に買ってあげて下さい、喜んで続きを呼んでくれるはずです・・・・・・違います、私は付け足していません、いくらなんでもそんなこと言いませんよ・・・・・・」


「それで、その続きは何て書いてあるんですか?」


「そうじゃ、最後まで呼んでくれ」


「すいません、書いて無いんです」


「気になるじゃないか、本当に書いて無いんですか、見せて下さい」


「どうぞ」


うん、答えはトントンしてません、長すぎて整理出来なかった、呼んで貰って矛盾がないか、確認したかったんだよな。


「ああ、レイちゃん、疲れたか顔をしてますよ、教えてよ。ライラ先生も知りたい筈よ、ああ、手おペロペロしている場合じゃないのよ」


「気になる、校庭を一緒に走った仲じゃないか」


「ええと、僕の授業には君の飼い主の姉妹が・・・・・・頑張ていたな」


「おいパール先生何を言っているんだ、何で最後まで書いてないんだ、ライラ先生、聞いてくれ」


「はい、レイちゃん、この続きを私達の知りたい事を教えて下さい」


「ニャ~≪いいよ、トントンするからまた書いてね≫」


僕は頷いて肯定する。


「トントン、トントン」


「ごめんなさい、最初からお願いします」


準備が出来てなかったんだな。


「ニャ~≪ライラ先生のお願いの答えは短いんだよね、叩くよ≫」


「おお、レイちゃんが乗り乗りだ、遂に聞けるんじゃな、よろしく頼む」


「レイちゃん、お願いよ、一緒に頑張ったよね」


「ちゃんと記録します、お願いします」


久しぶりにリズムカルに叩くぞ。


「トントントントン・トントン・トン・トントントン・トントン・トン・・・・・・・・・・・」






今までの事をまとめたトントンは終わった、後はライラ先生が読んでくれる。


「では、読みます・・・・・・ライラ先生に読んで貰って、考えがまとまりました。僕の実験は僕が魔法を使える様になるか、又は生徒さんが魔法を使える様になるにはです。実験の結果は、僕は魔法を使えなかったが、生徒さん達は使える可能性があるでした。実験をした事でライラ先生のお願いの答えを僕なりに出しました。魔法を使える様になる為の授業は・・・・・・まず座学で魔法の種類と唱える言葉を覚える事です。又は魔法の練習の時に違う種類の魔法をどんどん練習する事です、分かりにくいかもしれませんので、簡単にまとめると、練習の時に沢山の種類を唱える。今までの授業は1種類の魔法を練習していました、1種類を永遠とです。魔法を使える確率をあげるには、授業中に練習する魔法の種類が多い方が確率が上がります、どうせなら全種類でもいいかも、才能がある魔法の練習を今まではしてない、その機会が無かった。僕の210回の練習は3種類だけを永遠と練習していました、足の速くなるピエ・ラピッド、光の魔法でルミエール、水魔法のオーです。他の魔法も僕は使えないのかな、それは、練習をしてないので分からない、以上が僕の答えです」


「分かりました、レイちゃんは、才能あるなしに関わらず、練習する種類が少ないと言っいるんですね。魔法の先生が三人いて、三種類しか教えていなかったんです」


文章が長くなってしまった、仕方ないか、会話なら分からないところを説明しながら進められるけど、説明を文章にすると分かり易くするのが大変なんだな、ああ、疲れた。


「凄いです・・・・・・ああ、今までの授業は生徒さんに悪い事だったんですね、どうしたらいいんでしょう」


「仕方あるまい、いつもの様に教えていた、生徒さんが魔法を使える様にと願って・・・・・・」


「先生達が悪かったと話した方がいいのでしょうか?」


「ニャ~≪言わない方が良いよ≫」


「レイちゃんが、何か言ってますね」


「何かまだあるのか」


「聞いてみたいな」


ライラ先生とメイガン先生は落ち込んでしまった。ロイ先生も仕方ないと言っているけど申し訳ないと顔に書いてある。パール先生とロバート先生は当事者じゃないので、好奇心がから期待の顔をしている。


解決策ではないけど、僕の考えをトントンで伝えよう。


「ニャ~≪あ・そ~れ、トントントン≫」


「ああ、待って下さい、準備が出来ていません」


テンポよく叩いたのにやり直しだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ