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ニャンだふるワン  作者: 自由人書
39/521

ニャ~・・・39

「ミヤ、メグ、誕生日おめでとう、母さんからはお菓子よ」


「流石、よく分かっているな」


誕生日の料理が置かれているテーブルに大きな木箱が2個置かれた、シンシアさんからのプレゼントだ。


それぞれの前に置かれたプレゼントを二人は見て驚いている。


「おお、木箱が凄く大きい」


「これお菓子の木箱なの? こんなに大きいの見た事ないよ」


「ふ、我が娘を驚かせるために、木箱は特注で、お菓子は美味しそうなのを詰め込んでみました。そうね、詰め合わせて言うのかしらね、沢山入っているのよ」


「わ~、ありがとう、お母さん」


「ありがとう、お母さん。大事に食べる」


流石だなシンシアさんは、あんな大きい木箱は・・・・・・洋服が入っていた木箱なんじゃないのかな。そこは言わない方がいいな。しかし、リンゴの段ボールより大きいのに、甘いお菓子が詰め込まれているなんて・・・・・・そんなに貰って嬉しいのか、二人は嬉しいようだ。木箱の中身から視線が外せないようだ。甘いお菓子の食べ過ぎは良くないと佐藤光稀君のお母さんが言っていた。うん、僕のお母さんが言っていた、自分に。僕は甘いのは苦手だから母さんは『食べ過ぎは良くない』と言いながらケーキを妹と半分にして食べていた。半月のケーキは夕食後にお腹の中に。


ミヤちゃん達は大きい木箱に詰められた甘いお菓子を全部食べるんだな。大食い王になれるな。


「僕からもプレゼントがある、二人とも誕生日おめでとう」


小さい木箱が2人の前に置かれた、シンシアさんの木箱が大きいから凄く小さく見える、片手で持てる位かだ。


「ありがとう、お父さん」


「ありがとう、お父さん、開けていいの?」


「見てくれよ、凄くいい物を見つけたんだ」


凄くいい物、それはどんな物だ。興味が湧いた僕はお皿の前からミヤちゃん達の木箱に近ずく。


「お父さん、この丸い石? はなあに」


「ああ、お姉ちゃんと同じ丸い石だ、お揃いだね」


開けられた木箱の中を僕も覗く、確かに丸い石だ、石にしか見えない。ただ、凄く奇麗な丸なので、よくここまで綺麗な丸に仕上げる事が出来と感心した。


「聞くと驚くよ、その石を入口の近くに置くと幸せになれるんだ、毎日水を掛けると更に幸せになれるんだと売ってくれた人は言っていたんだ」


「凄いね、幸せになれるんだ」


「水は毎日掛けないといけないの?」


「そうさ、毎日掛けないと効果が無いらしい、凄いぞ、特別に2個だけ売ってくれたんだ。これで幸せになれるぞ」


あれ、いい話に聞こえなくなってきたぞ、それにどこかで聞いたような言い回しだ。ドラマとかだと宗教の人が玄関に置くと運気があがる、幸せになれると売りつけてくるやつだ。確か特別に安くお譲りすると言って、どれにしますかと聞いてくるけど、一番高いのを買わせるんだよ・・・・・・ああ、詐欺だよ。ハリーさんは詐欺にあったんだ。


「お父さんが良い物をくれたわね、その、入口の近くに置こうね、みんなで幸せになれるわ、きっと」


シンシアさんは気付いてしまった、喋り方がぎこちない。


「そうだね、お父さんが買ってくれたんだから、入口に置こう」


「そうか、2個も有るんだから幸せが2倍だ、嬉しいな」


メグちゃんは話を信じたようだけど、ミヤちゃんの視線はシンシアさんの視線と交わって、二人が頷いている様に見える。


「そうだろ、幸せが2倍だとその男性も言っていたよ」


「お菓子が2倍、凄い幸せだ」


「えっと、それで、レイちゃんは?」


シンシアさんに言われて、何を忘れているのか、今思い出した。二人のプレゼントを考えるのを忘れていた。


「レイちゃんからは、まだだね」


「そうか、レイは何をくれるのかな」


去年のプレゼントは名前を呼んだ、他の人の誕生日も名前を呼んだ。もう僕に出来るプレゼントが思い付かないぞ、よく考えるんだ、期待の視線が痛いよ。


僕に出来る事が1つだけあった。ミヤちゃんの斜め前からお皿を押して行く。先ずは、プレゼントを貰う為に中央に置かれているミヤちゃんのお皿に、串から外されたお肉を両手で丁寧に載せる。


「ミヤ、ニャ~≪誕生日おめでとう≫」


猫の恩返しはネズミだけど、僕は美味しい串焼きのお肉だ。


「レイ、お肉が贈り物なの?」


「はいニャン」


ここは堂々と返事をしないと駄目だ。直ぐにメグちゃんのお皿にも同じ様にお肉を載せる。


「メグ、ニャ~≪誕生日おめでとう≫」


「レイちゃん、あの、贈り物は今度でもいいよ」


僕は首を振ってこれがプレゼントだと態度で示した。だって、僕の持ち物は洋服と布団だ、お皿の串焼きしかあげる物がない。


「ほら、二人ともレイちゃんが贈り物をくれたわよ、お礼を言って料理を食べましょう」


「そうだな、料理が冷める」


「レイ、ありがとう」


「レイちゃん、ありがとう」


「ママ、レイ、バブー」


「ニャ~≪おめでとう≫」


シラケてしまったけど仕方ない、プレゼントを忘れていたんだから・・・・・・覚えていてもあげれる物が無いけど。そうだよ、もともと無理なんだよ、串焼きのお肉をあげれただけ良かったんだ。


みんなの料理には串焼きが無いんだから、うんうん、少し豪華な料理になった筈だ。


「串焼きニャン、美味しいイニャン」


僕は元の場所に戻るのが面倒なのでメグちゃんの斜め前で串焼きを食べる、冷えているけど美味しいな、まだ3本分も有るよ。


「す・ご~い、レイちゃんが串焼き美味して言った」


「レイ、串焼き美味しいの?」


ん、串焼きは美味しいよ、一番大好きだよ。


「はいニャン、ニャ~≪最高です、追加で頼んで貰ったお陰です≫」


「レイ、串焼きニャン、美味しいニャンて言ってみて」


ミヤちゃんが僕の真似をしているな、串焼きニャン?、美味しいニャン?・・・・・・あれ、全部言える言葉だ。気が付かなかった、よく気が付いたよなミヤちゃんは、そうか、言って欲しいんだな。


「はいニャン、串焼き美味しいニャン、ニャ~≪これでいいんだよね≫」


あれ、さっきも言ったような気がするな、どつちでもいいか、お肉美味しな。


「レイ、どんどん話せるようになっているのね、凄いよ」


「そうだね、いつか会話が出来るよ、凄い~」


「そうだな、いつかレイちゃんと会話が出来る、いただきます」


「そうね、楽しみだわ、いただきます」


「ママ、バブー、レイ、バブー」


「いただきます」


「いただきます」






「レイ、串焼きは美味しかった?」


「美味しいニャン」


「レイちゃん、お菓子は美味しいよね?」


「美味しいニャン」


誕生日の食事が終わった後にお風呂に入った。いつもの様にお風呂で遊んで出て来た僕達はベッドの上で寛いでいる。


「レイ、次の誕生日にはもっと話せるようになるのよ」


「はいニャン」


「おお、来年はもっと会話が出来るんだ、凄いね」


「はいニャン」


僕の言える言葉は少ないようで、沢山有るみたいだ。発音出来る言葉を続けて言える練習をすればもっといえる筈だけど、のんびりと練習をしよう。僕は猫、のんびりは大事だ。


「バブー、ママ」


「皆、暖かくして寝るのよ、風邪は引かないように、ジャンに移るからね」


「は~い」


「大丈夫だよ、皆で寝れば暖かいよ」


「ミヤ、油断は駄目よ、みんな一緒に風邪をひくでしょう」


「は~い」


「おやすみ」


風呂あがりのシンシアさんは僕達に暖かくして風邪をひかないように注意して自分の部屋に向かった。


「ママ、ママ、ミヤ、メグ、レイ、ジャン、ママ」


「あら、皆の名前が言えるのね、ジャンは物覚えがいいでちゅね、おりこうさんでちゅね」


ジャンが皆の名前を次々に言ったけど、この部屋のミヤちゃん達に聞こえなかったようだ。二人は明日から食べるお菓子の事を話している。あのお菓子はいつ無くなるのかな、何日で無くなるのか考えると面白い。


「レイにはあげないわよ」


「そうだね、レイちゃんは甘いの嫌いだよね」


「はいニャン」


甘い物の美味しさは分かるけど、甘いのは苦手だ。辛いお菓子とかが食べたいな、辛い食べ物はあるのかな、麻婆豆腐が食べたいな、おじいちゃんはマーが大事だと言っていたけど、マーは何の事だろう。


思い付かないな、この世界でマーにめぐり会う事があるのかな、ああ、二人の体温が暖かくて眠くなってきた・・・・・・おやすみ。





今日はお寝坊さんだ、起きているけど、寒いので布団の中から出れない。


二人はまだ寝ているけど、起きる時間は過ぎている。


「レイちゃん、何で下にいないの、ミヤ達を起こしてよ」


シンシアさんはお願いだけを言って直ぐにリビングに向かったのだろう。


「メグ~、メグ~、ミヤ~、ミヤ~」


メグちゃんの顔をポンポンと叩く、ミヤちゃんには同じ事をしない、手が無造作に飛んで来る事があるからだ。


「メグ~、メグ~」


「おはよう、レイちゃん、朝食なんだね」


二人の誕生日から数日が経った朝、洋服がないと布団から出れないので二人が起きるまで待っていた。


「ニャ~≪洋服を着せてよ≫」


僕は暖炉の前に置かれたいる洋服を指した。


「待ってね、乾いているかな・・・・・・レイちゃん、乾いてたよ」


奇麗好きな僕は、前日に洗濯をした。乾かすのに、この部屋の暖炉の前に置いて寝た。


「メグ、あり」


「朝食だね・・・・・・お姉ちゃん、お母さんが怒っているよ」


「んん」


声を掛けたメグちゃんは、ミヤちゃんが『んん』と言っただけで、リビングに向かった。


「ミヤ、めし、ミヤ、めし」


これでいいだろう、直ぐに起きてくる。








「メグ、レイ、アブブ~」


ジャンはシンシアさんに抱かれて、僕達の名前を言った。そうなのだ、ハリーさん以外の皆と名前が一致するようになった。


それはいつものように二人が名前をジャンに連呼させたからだ。人間の赤ちゃんはアブブとか言っているけど、実は色々と覚えていっているんだと僕は思う、意味不明の言葉がいつかはちゃんとした言葉になっていくんだな。


「メグ、もっと早く起き・・・・・・メグ、その顔どうしたの?」


「その顔?」


シンシアさんの驚いた声にメグちゃんを見る、普通だけど何かあるのか。


「そのぶつぶつよ」


「ぶつぶつ?」


「おはよう」


「ミヤ、その顔どうしたの?」


「顔?」


ぶつぶつ? ミヤちゃんの顔を見てメグちゃんに視線を向けて気が付いた、二人の顔にはニキビが出来ていた。ニキビを見慣れている、元見慣れていたから気が付かなかった。


ミヤちゃんもメグちゃんも10個位のニキビが出来ていた。


「お姉ちゃん、ぶつぶつが有るよ」


「そうなの、メグにもぶつぶつが有るよ」


「何でそんなにのん気なのよ、悪い病気じゃないでしょうね。何かないの、頭が痛いとか体が熱いとか?」


「何にもないよ」


「いつも通り?」


「ミヤ、アブブ~」


二人は何も症状が出ていないので、ただ、顔にぶつぶつが有るだけだと思って顔を撫でているんだな。


「あれ、どうしたんだ」


「二人の顔にぶつぶつが出来たのよ、悪い病気じゃないといいけど」


「何だ、カエルを食べたのか、それでぶつぶつが出来たんだな」


「カエルを食べた?」


おじいちゃんから聞いた話で、カエルを触るとイボが出来るだったかな、この世界は食べると出来るんだ。でも、おじいちゃんの話は、毒を持ったカエルに子供が触らないようにする為だった筈だ。小さい時は信じていたな。


「食べないよ、この辺にいないよ」


そうだろう、小川がない。海に・・・・・・海にはいないよな? そうなんだ、海にいるカエルの話を聞いた事がない、地球は広かったけどどうなんだろう。


「もう~、何ともないのね、一応、ジャンには近づかないようにしてよ」


「「は~い」」


「ニャ~≪ニキビなら、移らないよ≫」


甘いお菓子を食べ過ぎなんだよ、二人は。





「レイちゃん、外には出れないのよ」


「ニャ~≪何でだ、石が動かないよ≫」


みんなが朝食を食べている、先に食べ終わっていた僕は、暖炉の柵の前で寛いでいたけど、港の岸壁で発声練習をしようと思って入り口の石を押していた。階段を下りてきたシンシアさんに告げられたのだ。


「外はね、雪なのよ。だから当分は外に出れないのよ、分かりましたかレイちゃん?」


「はいニャン」


どうするかな、この時間だとお店の時間には早い。ミヤちゃん達ものんびりとしている筈、ジャンはハリーさんがおんぶ・・・・・・ハリーさんは仕入れに行ったからいない。


リビングのジャンのベッドでのんびりしよう。ジャンも喜ぶ。






「レイ、アブブー」


「ジャン、パパ~」


ベビーベッドで囚われの赤ちゃんと猫のように柵を握って二人で叫んでいる。


「レイ、アウー」


「パパ、パパ、ハリー、ハリー」


ジャンがハリーとパパをちゃんと覚えるように叫んでいる、ジャンはハリーさんの名前を言えるけどハリーさんと自分の話した言葉が同じ物だと認識していない。他の人達の事は分かるし呼ぶ事も出来るようになった。


「ママ、パパ、ウウ」


おお、遂にパパを言ったぞ、これでママは大丈夫だから、パパをハリーさんの前で言えれば・・・・・・ハリーさんが家に居なすぎる、言葉だけになってしまう。


「ニャ~≪ハリーさんを認識させるには、家に居て貰わないとダメだな≫」


まあいい、言えるようになるのが大事だ、それからでもジャンなら直ぐに覚えてくれるだろう。


「レイちゃん、ありがとう、遊んでくれてたのね。お店の時間よ」


そんなに時間が経ったのか、次は何をしようかな、そうだ、階段の上り下りがあるじゃないか、体力を付けつぞ。







「レイちゃんはどこですか?」


部屋にある僕用ベッドにいますよ。


僕を呼ぶ声は遠くの方で聞こえた、違う階だな。


「レイちゃん、洋服が出来ましたよ」


「ニャ~≪直ぐに行きます≫」


声の主はジェシカさんだ、急ごう、楽しみにしていた洋服が出来た。


「レイちゃん、どこですか?」


「ニャ~、ニャ~、ニャ~」


「いた、お店に行こうね」


「はいニャン」


3階に上がって来たジェシカさんに抱かれてお店に向かう。どんな洋服が出来たのかな。





「ジェシカさん、最高です」


「凄いわ、レイちゃんの衣替えね」


「レイちゃんが、更に可愛くなった」


「レイ、そこで一回転して」


「はいニャン」


カウンターの上で、完成した洋服を着せて貰った。着る前に見た洋服はツナギ、一繋ぎの洋服だ。


「お腹の部分で留めるようなっいるのね」


「そうです、布と布が重なるから寒くない筈です」


「ジェシカさん、凄いです、同じ日に始めたのにこんなに違うなんて」


ナタリーさんは自分が作った洋服を広げている。カウンターの上に広げられた洋服は全部で三着でパーカの色違いだ。


去年の洋服と違って生地が厚そうだ。暖かいならデザインがみんな同じでもいい。


「ジェシカさんの凄いね、レイちゃんがレイちゃんを着ているみたい」


「レイは、なんでも似合うのね」


「ジェシカ、ジャンにも同じの作ってよ、レイちゃんのとお揃いがいいわね」


「いいんですか、レイちゃんのより生地を沢山使いますよ」


「いいのよ、ハリーが沢山仕入れて来るから」


生地も仕入れているのか、見た事ないな。


「ああ、修繕用ですね、一回も頼まれた事ありませんね」


修繕もする洋服屋さんだったんだ。


しかし、今着ている洋服? は、着ぐるみみたいだ、顔が少しだけ見えるようになっている、手足の先が少しだけ出るようになっているので、洋服から出る部分は顔と手足だけ、凄く暖かい。


猫の着ぐるみを着た猫の状態は喜んでいいんだろうか、そうか見た目は何も変わらないから、喜んでいいんだ。


「ジシカ、あり、ニャ~≪嬉しいです、これで寒くありません≫、リー、あり≪生地が厚くなったので、冬でも切れます≫」


「ジシカが私の名前、リーはナタリーの事なのね。喜んでくれたのね」


「私はリーなんだ、何か嬉しいな。いつか全部呼んで貰えるのかな」


「レイ、私の名前は?」


「ミヤ」


「レイちゃん、私は?」


「メグ」


「私は?」


「ジシカ」


「私は?」


「リー」


「私の名前は?」


シンシアさんもですか、ああ、言えるよ。そうだ、これでどうだ。


「ジャン、おかあさん」


「す・ご~い、お母さんと言ったよ」


「メグ、お母さんは、みんなの名前を合わせると言えるんだよ」


「何だ、凄くないのか」


「違うわよ、レイちゃんはジャンのお母さんだと言ったのよ。ジャンが私の子供だと分かっているのよ」


「そんなの当たり前よ、ジャンが生まれた時もいたし、レイだってお母さんから生まれたんだから」


「それはそうだけど、凄い事なんじゃないのかしら」


もう話せる猫でも驚いて貰えないらしい。そうか、驚かせなくていんだよ、話せるようになるかは僕の頑張り次第だ。


「レイちゃん、これも着てみてね」


「はいニャン、ニャ~《喜んで~》」





僕の名前はレイ、身近な人の名前が言える猫だ。


目の前に置かれた僕の洋服は8着、その中の5着が着ぐるみで・・・・・・着ぐるみに見える洋服で、僕の柄と同じ模様で僕と同じ色と違う色の各1着、、水玉模様で水玉が青色で他の部分は白色の1着、三毛猫風で茶色と灰色と白色の1着、鼻の近くとお腹が白色で他の部分は灰色の1着、僕と違う模様が3着だ。


ジェシカさんは何を参考にしてこのデザインになったのかな、僕以外の猫も僕の体の柄とそんなに変わらない。水玉と三毛猫風を思い付くのは大変な筈だ。


「ニャ~≪どれにしようかな。昨日着ていたのは三毛猫風だったな、水玉模様は少し苦手、よし、僕と同じ柄の茶色にしよう≫」


メグちゃんを起こそう、僕はいつものように。


「メグ~、メグ~、朝、朝」


「レイちゃん、おはよう」


メグちゃんは寝起きが良くて、起こすのが簡単でいいんだよね。


「メグ、おは」


「どれを着るの?」


ベッドから降りて選んだ服をトントンと叩く。


「茶色レイちゃんね」


「はいニャン」


ベッドから降りて来たメグちゃんに着ている洋服を脱がしてもらい、茶色の洋服を着せて貰う。


「着れたね。朝食を食べに行こう。お姉ちゃん、朝だよ」


「ミヤ、朝、ミヤ、朝」


「起きたよ、直ぐに行くよ」


ミヤちゃんが起きたのを確認するとリビングに向かう、僕の後を走って追いかけてくるメグちゃん、トコトコ歩いていたのは2年前、今は危なげなく走って階段を下りれる。


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