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ニャンだふるワン  作者: 自由人書
222/545

ニャ~・・・222

「お姉ちゃんに野菜あげる」


「メグ、ありがとう」


ミヤちゃんが野菜を貰ってお礼を言ったぞ、可愛い妹の頼みだからね断らないよね。


「レイ、入れといたよ。そこに持って行く?」


やっぱり食べないのか、今や野菜は高級食材だ、無駄にするのは良くないな。


「はいニャン」


お昼は食べたけど、野菜を食べよう。


どれどれ、野菜炒めか、小さく切ってあるから食べれるな。


「さあ、食べ終わった。市場に行かないと」


「お姉ちゃんの分もお菓子を買っとくね」


「お願いよ、疲れた後にはお菓子が食べたいのよ」


お皿を台所に片した2人が階段を降りていった、2人は市場だな、お菓子を買いに行ったのか。


この頃お菓子を食べるているところを見かけないな、お菓子を買っている話も食べた感想も聞いてない、大人の味もそんなに食べていない、どうしたのかな・・・・・・いや、これが普通か、今までが食べすぎていたんだ。


散歩に行こうと思ったけど、のんびりするのもいかも。


「ニャ~《毛づくろいだ、キレイにしないとレイ君に悪いな》」


皆がお昼だ、ミラさんに捕まってしまう。お部屋に帰ってやろう。




「レイちゃん、緊急会議です」


緊急会議か、それでミヤちゃんは何処にいるのかな。


「ミヤちゃんニャン?」


「お姉ちゃんはいません」


ベッドの上で僕の前に座るメグちゃんは頷きながらお菓子を食べている。


そのお菓子はミヤちゃんに頼まれたやつなのかな。


どうしてミヤちゃんが居いないのに緊急会議なのかな、メグちゃんは僕と2人でするつもりなのかな。


「2人ニャン?」


「2人です」


メグちゃんはお菓子を美味しそうに食べている、既に緊急会議の事を忘れたのか? まさかね。


「聞いて下さい」


「はいニャン」


「お姉ちゃんは、働きに出ました。これは悲しいお話です、学校に来ているメリンダちゃんが学校に来れなくなりました。お父さんが怪我をしたそうです、お母さんが向かえに来てメリンダちゃんは家に帰りました。メリンダちゃんは友達です、お姉ちゃんは家に様子を見に行きました、私もだよ。するとメリンダちゃんのお父さんが無理をしてベッドから出ようしたけど歩けませんでした。お仕事に行かないと金が貰えない、困ってしまったおじさんの代わりにお姉ちゃんが働きに出ました。市場の荷物を整理する仕事です。あんなに好きだったお菓子を食べないで働いています。レイちゃん、何とかして下さい」


ミヤちゃんは優しいな、仕事を代わりにしているのか、メグちゃんはどうしたいんだ。


「メグちゃんニャン」


「はい」


「メグちゃんはどうして欲しいの?」


「それは、一緒にお菓子を買いに行って、一緒に食べたい。後はメリンダちゃんが学校に来れるようにしたい」


「それでいいニャンか?」


「うん、そうして欲しい」


この問題の一番の原因は経験不足だな、もしかしたら忘れているのかも・・・・・・メグちゃんは回復魔法を使える事を。それとも使える魔法の種類をちゃんと覚えてないのかも、そうだな、忘れているんだろうな。


「メグちゃんニャン、行くニャン、メリンダちゃんの家ニャン」


「レイちゃん、ありがとう。頑張ってね」


やはり、ご自分の魔法をお忘れだ、診断書は使い慣れているから、思い付くのだろうけど、それ以外では・・・・・・思い出せないぐらい回復魔法を使っていないな、風邪の時も少しだけだしな。


メグちゃんが僕を首に巻いた、メリンダちゃんの家に行くんだな。


思い出せ・・・・・・あ、討伐依頼で向かったウルス村ではベアを討伐していた村人が風邪だった、その人達の代りにギルドに依頼があったんだよ。風邪の回復魔法ならグランカさんにも使ってあげたから、ウルス村に行った時は使えたんだ。


まあ、まだ回復魔法を使う習慣が付いてないだけ、そのうち遊びの様に使いたくなる、僕なら。


「行って来ます~」


「馬車に気を付けるんだぞ」


お客さんを送り出したダグラスさんに挨拶をして僕とメグちゃんはメリンダさんの家に向かった。




「メグちゃん、遊びに来てくれたの?」


「違います、おじさんの怪我を治しに来ました」


ベッドの横に椅子を置いて座っているのがメリンダちゃんか、メグちゃんよりも小さい女の子だな。


「ありがとう、お見舞いだね。ミヤちゃんは僕の代りに仕事をしているんだよね、ミヤちゃんにすぐに良くなるから、ありがとうと伝えてくれるかな」


「・・・ルセルティフィキャ(診断書)、あ、レイちゃん、打ち身だよ、お腹も空いてるよ」


「え!」「え?」


2人が驚いている、メグちゃんは診断書を学校で使ってないんだな。メリンダちゃんがフキダシをツンツンしてる。僕もツンツンした事ないな。


「怪我の名前が分かりました」


「あの、今のは何ですか?」


そうか、魔法には当たったけど頭の上のフキダシは自分では見えないからな。


「・・・ルセルティフィキャ、メリンダちゃんは正常です」


「私の頭にも同じのが付いているのか、見えないよ、見えない」


「メリンダの頭に付いているのは、メリンダの名前と正常だ。お父さんにも付いているのか?」


「付いてるよ、お父さんの名前のマグスと・・・・・読めないよ」


「打ち身だよ、転んだ時の怪我の名前なんだよ」


「父さんの頭には打ち身と書いてあるのか、魔法は凄いんだな」


「・・・コンチェズィオン・ゲリール(打ち身快復)、ふう、任務完了です」


僕が言った打ち身の快復の呪文をちゃんと覚えていた、ここに来る間に話して教えたんだよな。本番で聞かれると思っていたけど、覚えてたんだ。


おじさんは驚いたけど、頭の上に手を当てて・・・・・・何かないか確認しているのかな、そんな感じの仕草をしてるよ。


メグちゃんの説明が少ないら、何が起きているか分からないんだろうな。


僕だったら何て言うかな、ズバリなら、怪我を治す魔法を使います、治りましたかな。


「メグちゃん、今のも魔法だよね」


「そうだよ」


「凄いね魔法は、それで今度はどんな効果があったのかな、頭の上には何も出ないんだね」


「メリンダちゃんはいい事を言いました・・・ルセルティフィキャ、完全回復です」


治っているか確認をした、流石だメグちゃん。これで正常だと判断できるよ。


「ニャンニャン」


「お父さんの頭に付ているのが正常になっているよ」


「正常? 何が正常なんだ・・・・・・足のケガが治ったのかな? 痛くないぞ、あれ、痛くない。どれ、立ってみるかな」


そこは驚こうよ、素直過ぎだよ、疑うとかないの。


「大丈夫?」


おじさんの足は治った、元気になると今起きた事の説明を求めて来たのでメグちゃんは。


『秘密の任務が完了しました、すぐに働きに行きましょう。お姉ちゃんが頑張ってます』





「悪いね、治ったのに手伝って貰って」


「ついでです」


「ニャ~≪市場が近いから串焼きを食べたいな、夕食にするのも悪くないな≫」


「広いから、大変だね」


「はは、まあ、沢山の野菜が運ばれてくるからね。片すのが仕事だ、空き箱と詰まった箱の移動で転んだんだよ。今度は気を付けるよ、メリンダが心配して一緒に居てくれるのは嬉しいけど働かないとな」


「そうだね」


「メグちゃん、ありがとう、この通り足は痛くないよ。ミヤちゃん、僕の代りに働いてくれてありがとう。2人はメリンダのいい友達だ、仲良くしてくれ」


「はい、学校では一緒に授業を受けてます」


「そうだね、間にメリンダちゃんを入れて勉強してます」


「嬉しいな」


会話をしながら仕事か、楽しそうでいいな。


この広い倉庫を二人で片しているのか、向こう方では、もう1人のおじさんが野菜のチェックをしているようだ。


しかし、自分の嫌いな野菜を運ぶミヤちゃんは、もっと嫌いになりそうだな。


「う、この匂い嫌い」


「そうなんだ、僕は気にならないよ」


どうだメグちゃんは・・・・・・鼻をつまんでいたのか、対策は完璧だな。


そうだ、メリンダちゃんが僕にも学校に来る様に勧めてたな、抱きながら授業を受ければ・・・・・・我慢できそうだと言っていた。


懐かしい学校に行くのもいいかも、この街を出れば、今の様なのんびりとした雰囲気を味わう事が出来ない。


楽しもう、それにいろいろやる事がありそうな予感が、すぐ目の前に。


「レイ、ありがとう。魔法の事を忘れてた、でも、回復魔法は沢山有るんだからレイが教えてくれないと忘れちゃうのよ。メグが忘れないようにするのは無理だと思うの、普段使わないと忘れるのは当たり前、私もメグも呪文を覚えるようにする、忘れたら教えてね」


「ニャンニャン」


「そうだよ、使えないのと使えるのが沢山あるから、どれが使えないのか分からなくなるんだよ」


「ニャンニャン」


メリンダちゃんのお父さんは、2人が僕に話し掛けているのを不思議そうに見ている、2人はメリンダちゃんに話してないのか、それともおじさんが知らないだけかな。


少しすると、ミヤちゃんのお手伝いが終わった、2日間も働いたらしい。


串焼きが食べたかったな、疲れたミヤちゃんが早く帰ろうと言うので言い出せなかった。


ワンコイン、500円位の価値の小銅貨5枚で、僕の大好きな串焼きが食べれたけど、日本の猫さんのお食事は1回幾らなんだ。猫が好きだったけど、その辺の知識はなかったんだよな、猫缶は幾らなんだろう、美味しいのかな・・・・・・猫缶を食べてみたくなった、何処かに売ってないかな。




猫缶は無い、目の前にあるのはみじん切りの干し肉だ。


「ニャ~≪・・・ビッグ≫」


「やった、捕まえた」


「捕まりましたニャン、干し肉食べるニャン、待ってニャン」


「早くね」


大きくなって食べてみようと魔法を使ったら、レイちゃん好きのミラさんに捕獲された、大きくなるのを狙っていたようだ。


おお~、干し肉が小さく感じるぞ、それに僕が食べる量としては多いのに、今の大きくなった状態だと少なく感じる。


噛んだ時にチュー? 音がいつもと違う、いつもよりも噛んで食べてる感じだ、食感もいつもと違う。


今なら、色々な食べ物の美味しさが分かるかも、残念だ、目の前に有るのはみじん切りの干し肉と具無しスープだ。


そうだ、大きくなった時に食べたいリストを・・・・・・書けないか、なら、何回も考えて覚えておこう。


「レイ、ミラさんが可哀そうよ、早く食べなさい」


お待ちの人がいた、早く食べよう・・・・・・あれ、大きくなっても食べれる量は同じだ、どうしてだろう。謎だ、まあいいか、何かありそうだけど。


ああ、お腹が一杯になったぞ、お皿の上のお肉がそんなに減らない、いつも通りだ。


「ご馳走様ニャン、グエニャン」


「ふかふか、良い匂い。気持ちいい」


「ミラさん、こちらに来てくれないかな。話があるんだ」


「は~い」


夕食の終わったテーブルでダグラスさんが呼んでる。


ミラさんはテーブルに向かいながらも僕を撫でている、僕も気持ちいけど、ミラさんもなんだな。




「今回の仕入れには、私とランドンで行く事にした。在庫は多いが、沢山売れる事を見越して仕入れ先ではいつもよりも沢山仕入れてくるつもりだ。ミラさんはレイ君を産んでからそんなに経っていない、エレナと2人で行って来てくれた時も心配だった」


「そうですか、ランドンと仕入れに行くんですね」


仕入れの話なんだ、ハリーさんと違うのは考えた色々な事を、仕入れ前に話し合うんだな。僕がハリーさんにシンシアさんと相談して決めてと言ってからはダグラスさんの様にシンシアさんと仕入れの話し合いをするようになったんだよね。


懐かしいな、お金が無くて・・・・・・有ったけど、皆で頑張ったな。キャシーさんに頼んでお肉を安くして貰ったり、なるべくお金が掛からない様にお風呂の回数を減らしたり、皆の食事も減らしたんだよな。そうだ、リロイ君のところでもご馳走になったなトマトを。


僕は食べる量を減らしても良かったけど、母乳をあげているシンシアさん、食べ盛りのミヤちゃん達はちゃんと食べないと駄目だったんだよな。


「それでだ、ミヤちゃん達が丁度うちに居てくれるから、2人に頼んだんだ。エレナ達が忙しかったら手伝ってくれと、家の事は色々とした事があるそうなので頼むといいだろう」


「うん、掃除は1年に1回はしたかな、お料理は3回位かな。忙しい時は言ってね、お祖母ちゃん」


「掃除か、最後にしたのはいつかな、お姉ちゃん覚えている?」


「う~ん、忘れた。ああ、おじいちゃん達が来た時には家の中を掃除したよ、まあ、1年に1回だから忘れるんだよね、いつしたかは」


最近したのはポロン宿だな、火事の掃除は大変だったろうな、他にも旅に出てからしてると思うんだけど、エレノアさんの働いた酒場でも2人は手伝っていたな。


「ええっと」


「1年に1回、それでも掃除の経験はあるんだ、大丈夫だよね、ミヤちゃん?」


「俺よりも掃除をした事がないのか」


「ニャ~≪低レベルの争いか、僕が人間の時は汚さない様にリビングで何でもしていた、部屋のお掃除は1年に1回で良かった≫」


リビングはお母さんの担当だったので完璧だ。


「大丈夫です、綺麗にするのが掃除、それが分かっていれば年に1回でもキレイにしていました」


「そうだね、お母さんはキレイに出来るんだから、もっとやってよと言ってたよ」


「忙しかったら2人に頼みますよ、それでどちらに仕入れに向かいますの?」


そうだ、大きくなった僕なら雑巾がけ位出来るよ、床をマッサージするようなものだ。強く雑巾を押すだけだからマッサージよりも簡単だよ。


それに、エレノアさんに教えたモップを作れば掃除は簡単だ。毎日モップ掛けすれば汚れないから、家の中を走り回るだけでキレイになりそうだな。遊んでいる感じでモップかけだ。


「ランドンと話し合って、サーシャルトに仕入れに行く事にした。危険を回避するのに王都を通って行く」


「王都を通るのはいつも通りだね、この街の南から行くよりは魔物に遭遇しない。それに荷物があるからね、馬車は速く走れない」


ハリーさんと仕入れに行った街だ・・・・・・ビビアンさんが住んでる。ミヤちゃん達が積み木を沢山販売したんだった。


我が妹モモも凄く楽しんでいた、猫の行動範囲は狭いのに馬車の旅はモモの一生の思い出だよ。皆は沢山、甘いお菓子を食べたんだよな。


「サーシャルトにお父さんと仕入れにいたよね、洋服も選んだんだよ」


「思い出した、洋服は入り口近くがお薦めだよ、奥に行くほど古いデザインなんだよ。お菓子を一杯食べました・・・・・・お土産期待してます、おじいちゃん」


「ハリーと行ったのか、娘達の行けるなんて喜んだろう」


「兄さんがミヤちゃん達とね、僕もいつかレイ君と行くのかな」


サーシャルトは・・・・・・幽霊さんがいる街だ。洋服を頼まれて渡したな、お兄さんにも届けて美味しいお菓子を貰ってミヤちゃん達が喜んでいた、秘密にしていたから、もう一度街に買いに行こうと言われたんだよな。


「ミヤちゃん達は偉いのね、ハリーさんも楽しかったでしょうね。旅は楽しいものね」


「はい、美味しいお菓子を沢山食べたよ」


「皆、私のランドンがいない間は皆で協力を、ミヤちゃんとメグちゃん、2人のお手伝いをしてあげてくれ」


「「はい」」


「そうだ、レイちゃんもよろしく」


「はいニャン」


仕入れの話が終わった、ミラさんはソファーに座ると僕をぬいぐるみの様に抱いたり撫でたりして楽しいだ。


ダグラスさんとランドンさんは明日出発だ、どの位で帰って来れるのかな。


ダグラスさん達が居ないなら、家でのんびり過ごすのもいいかも。

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