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ニャンだふるワン  作者: 自由人書
220/545

ニャ~・・・220

「受付に並んでいる皆さん、ギルドカードと依頼書の用意を。依頼が完了した冒険者の皆さん、ギルドカードと完了の証明書の用意を、討伐を完了した人は提出部位の用意もして下さい。ニャンニャンしないと手際よく手続きが出来ないニャンよ」


「お待たせしました、カードと報酬になります」


「この箱に入れてくれ。すぐに処理をする」


僕の説明を聞いて並んでいる冒険者は、自分の順番が来る前に準備をしてくれている。


順番がくると、受付にいるギルマスの前に来て、差し出された木箱のトレイにギルドカードとこれから受ける依頼書か、完了の署名の書かれた書類を載せる。


「お願いします」


「木箱に入れ終わりましたら、テーブルでお待ち下さいニャン・・・・・・次の人、どんなご用件ニャンか?」


「この納品の依頼を受けたいんです、出来れば説明もお願いします」


会話する猫の職員にギルド内の冒険者は驚いているけど、自分達の用件を済ませる為に受付の僕の前に来る。


縁ふちの低い木箱のトレイを持って受付から離れると、ギルマスは依頼の手続きを依頼書に書き込んだ。冒険者が依頼を受けた時には冒険者の名前と遂行中と書き込み、手続きが完了したのでラナスタさんに冒険者に返すカードと報酬のお金が載ったトレイを渡した。


「渡したら、納品の依頼の説明を頼む」


「了解です」


「あちらの女性の職員さんの所に行って下さい、説明をしてるニャン、撫でてないで行くニャン」


「はい」


納品依頼の説明をラナスタさんがしている、冒険者は3人。どんな納品の依頼かな、薬草の依頼を受ける人が多いな。


「この討伐依頼を受けます」


「では、木箱にギルドカードと依頼書を入れるニャン、撫でていいニャンよ」


「ふかふかだな、お願いします」


「ギルマス、お願いします」


「了解」


ホワイトベアの討伐だ、4人組で1.2体と遭遇なら危険が少なくて大丈夫だな。


「あちらのテーブルでお待つニャン、お返しするギルドカードは後でギルマスが持って行くニャン」


「はい、お願いします」


ふう、ギルドに冒険者が多いけど、こんなに手続きに来る人達が同じ時間帯に重なるなんて何かあるのかな。


おやつの時間ぐらいだよな大工さんの、僕は実体を知らないけど、休憩になると全ての建築現場の職人さんが休憩室に来るんだとか、でも、ここはギルドだよ、どうしてこんなに混んでいるのかな。


「ギルマス、納品の依頼を受けるそうです、手続きをお願いします」


「了解、あそこの4人組にギルドカードを返してくれ、それと気を付ける様に言ってくれ」


「了解、討伐に気を付ける様にと伝えて来ます」


「あの~、撫でていいですか?」


「はいニャン、依頼は受けるニャンか?」


「今のところは受けません、数日様子見です」


「撫でるニャン、ゆっくり休むニャン」


「ありがとう、皆撫でていいそうだぞ」


「撫でたかったのよね」


「可愛い、ふかふか」


「暖かい、生きてるんだな」


暇している冒険者が集まって来た。どうやら、受付のお手伝いは終わったようだ。並んでいる冒険者がいなくなった。


「ギルマス、受付お願いします」


「了解、早く終わらせてくれよ」


「レイちゃん、行きますよ」


僕を撫でていた冒険者の皆さんは残念そうだが、僕が受付のお手伝いをしていたのは、お手紙の代筆をしてこらう為。


朝練を終えて昼にはラナスタさんの奢りで串焼きを食べた、その時に手紙の代筆をお願いした。


ギルマスがお昼を食べている間に、ギルド内に依頼の報告と依頼を受けに来た冒険者のパーティが何組も訪れたのだ。そこで、作業の手伝いは出来ないので案内役と簡単な進行役をしてあっげたのだ。


受付に用のある人が、やっといなくなた。ラナスタさんに手紙を書いて貰うぞ。





≪僕の名前はレイ、猫の魔法使い。王都で色々あったので、魔法の呪文をお伝えするのを忘れてました。次の街に向かっている僕達は朝の魔法の練習で、思い付いた魔法の呪文の検証をしました、その時に使えると事が分かった呪文もお知らせします。一応、知っている回復系の魔法を全部並べて見ました。ブレシュール(傷)シカトリス(傷跡)ドゥルール(痛み)フォッス・ダン(虫歯)リューム(風邪)アンフェクシオン(感染症)ドマージュ(怪我)プワゾン(毒・植物等)フィエーヴル(熱)ポワゾンモルテル(猛毒・生物毒)コリール(目薬・効果?)レタブリスマン(疲労回復)コンチェズィオン(打ち身)  アレルジィー(アレルギー・食べ物系)アネステジー(麻酔・効果?)フィエーヴル(発熱)ブリュリュ(火傷)ニューロパシー(神経障害)ルセルティフィキャ(診断書)。他の魔法の後にソワン(治療)、


ソワンよりもゲリール(治療)の方が効果がある。以上が僕が知っている魔法の呪文です。ゲリールが使えれば回復効果が上がるので、早く治ると思います。メグちゃんが使えたので、サラディンさんなら使える筈です。報告は以上です、猫魔法使いのレイでした≫



「ちょっと、回復魔法だけでこんなに有るんだ、王宮魔術師のサラディン様にお手紙か」


「はいニャン」


メグちゃんの役に立ちそうな回復魔法、攻撃魔法だったら、こんな数覚えてられなかったな。覚えても忘れちゃうか。


クリスタルの事は報告してあるから、呪文だけでいいな。


「ほら、次の手紙を書くわよ。宛名は誰かしら?」


手紙を書くと言ってくれているけど、僕を撫でるのが忙しいのに、続けて良いのかな。


「シーラスニャン、領主のソードさんニャン」


「シーラスの領主様のソードさん・・・・・・国王様の従弟だったわね」



《僕の名前はレイです、猫冒険者で猫の魔法使いになりました。ソードさんには色々として頂いて感謝しています。国王様に会いました、腰痛で歩けなくて僕のマッサージを受けたおじさんが国王様でした。お城での生活を少しさせて貰いました、とても快適で、広いお風呂には毎日入りました。今いるのがアイルガーラです。この手紙はソードさんに届くけど、普通はギルドに手紙を取りに行くそうです、手紙を配達するシステムを考えて下さい。僕の考えでは、ソードさんの屋敷を1番としてお隣は2番、その隣は3番、建物全てに番号を付けて地図にも記載する、大変だけどこれで届く様になるかも、各街には他の街の地図を保管して、手紙を出す時に相手の番号を地図で確認して番号を手紙に記載する。届いた街のギルドで届ければ相手に届きます。ソードさん今のは例えなので、いい方法を考えて下さい。お願いは以上です、猫冒険者で猫の魔法使いのレイでした》



「手紙を届ける方法ね、凄い事考えるのね。今の方法だと届ける人と地図を作る必要があるのね」


「はいニャン、地図と建物の番号ニャン、名前も番号から分かると良いニャン」


「番号が分かれば名前も分かるのね、手紙には書いてなかったわよ、付け足す?」


「はいニャン、お願いニャン」


その辺の事は僕が考えなくてもソードさんならいい方法を思い付く、僕のは日本の郵便のシステムの真似なんだよね、郵便番号は無いけど。


「書き足しといたわ、この方法が上手くいったら両親に手紙を出したいわ。お便りが着たら嬉しい、今度出してみようかな、受け取りに行ってくれないか。レイちゃん、手紙は書き終わったわ、まだ書くのかな?」


システムが出来ても料金が高いんだよね、安くする方法は今のところなさそうだな。


「はいニャン、これで最後ニャン、一番大事な手紙ニャン」


「今までの人達は凄い人だったわね、最後はどんな人かしら」



≪僕の前はレイです。グランカさん、エルフに会いました、髪の色は人間にはいない綺麗な緑色でした。見た目はほぼ同じですが、耳の上が尖っていました、人間にはいない形です、それに何歳生きられるのか分からない程、長生きだそうです。すいません、何歳か聞くのを忘れました、約200年前に生きていた人と友達なので200歳以上です。僕達3人は冒険者になって色々な事をしてます、フレデリック君のお姉さんが結婚した時には、とても美味しいケーキが作られました。さあ、知りたいでしょう、ケーキの味が、ケーキを作るには条件があるので直ぐには作れません、とても残念です。その最高に美味しケーキの作り方を別の紙に書きました。アカリちゃんのお父さんに届けて下さい。最高に美味しいケーキが冬の凄く寒い日に食べれるでしょう。ケーキの作り方の紙に他のお菓子の作り方も書いてあるので、それを作って貰って食べて下さい、とても食感がいいですよ。ランディさんの所に作り方の紙を届けて下さい、猫冒険者で猫の魔法使いのレイでした≫




「いいわね、美味しいお菓子か、この頃食べてないのよね。露店のお菓子は他の食べ物よりも高いから」


「おい、俺の部屋を勝手に使うなよ」


「手紙を書いてるニャン、秘密の手紙ニャン、誰にも知られたくないニャン」


「知られたくないのか、仕方ないな。それで書き終わったのか?」


「あと少しなので、ギルマスは出て行って下さい」


「了解。忙しくなったら、呼ぶからな」


「は~い」


秘密にしなくても良い事ばかりだけど、手紙の内容は秘密にするのが普通だ。報告とはそんな感じだな。


文句を言いながらも、部屋を貸す事を了承してギルマスは受付の仕事に戻って行った。


さあ、レシピだ。作る為に色々な事をしないといけないけど、ランディさんは喜ぶだろうな。


シンシアさん達に食べさせてと書いておこう、それと販売は出来ない事の説明も書いて貰おう。クルクルクッキーは販売してもいいそうだけど、ランディさんは興味が無いだろうな、クッキーだからな。


「ケーキの作り方を書くわよ」


「はいニャン、お願いしますニャン」


ラナスタさんはケーキの作り方とクルクルクッキーの作り方、大人の味で包んだクルクルクッキーの事を書いてくれた。


報告だけを書いた手紙、いざ知り合いに出そうと思っても、何を書いたらいいのか分からない。


ランディさんに渡すレシピに、モモにも沢山食べさせてと書き足して貰った。我が妹モモ、一緒にいる有難さが旅に出てから分かった、寂しくはないけどあの明るさを近くで見ているのがとても楽しかった。


もし、モモがケーキを食べているところを見たら笑えるだろう、クリームまみれになった顔で『レイちゃん、もっと食べたい』と催促される、想像しただけで可笑しい。


「ありがとうニャン」


「良いのよ、今度魔法を使うところ見せてね」


「はいニャン」


僕は手紙のお礼を言って、ダグラスさんの家に向かった。


帰る時に僕の手紙の受取人を聞いたギルマスは『あの例えは、本当だったんだな。全てギルドが責任を持って届けるぞ』と言ってくれた。


これでランディさんに手紙が届くな。


今日はお風呂の日だ、レイちゃんがレイちゃんとお風呂に入るい日だ・・・・・・ランドンさんとも一緒だ。

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