プロローグのプロローグ
投稿する順番を間違えたのでこちらからお読みください
遥か高く
そして深く蒼く世界を覆う空
その中心よりちょっと東よりに鋭利な光線のような陽射しを真夏の太陽が市内にむけて放っていた
『初夏の匂い漂う秋山市桜庭町は本日もずっと晴れの模様
…さて今日も元気に皆様頑張っていきましょう
まず最初のナンバーは…』
耳元のイヤホンからローカルラジオのおっさん(DJ)が年甲斐も無く爽やかに喋っていた
ずっと晴れかよ…
このクソ暑いのに
今日はなんとなくラジオを聞きたかった気分
新しい曲との出会いを求めてという気持ちもある
外の街路樹でがなる蝉達の声をシャットアウトするにはイヤホンは必須アイテムだ
ただ問題は
蝉達のがなり声とともに必要な外部の音すらもシャットアウトされる事だ
特にホラ
授業サボって裏庭の陰で携帯カメラ片手に入道雲とか撮ってるとする
そしたら背後から向かってくる足音とか聞こえないワケです
そんなもんオレも気づかねぇよって話ですよね
んでいきなり首根っこ掴まれた日にゃ…
ってもう遅い
今たしかに先生の華奢な手がきちんとオレの首根っこを捕まえました
オレはこのまま職員室
んで放課後
ゴミ捨て場でゴミの分別っつう奉仕作業のお決まりコース
はぁ…
さよなら夏の入道雲さん
夏の風物詩の中でも1番好きなのは君さ…
首根っこを捕まれたまま職員室へつれていかれる男子と先生
その渡り廊下の様子を一人の女生徒が見ていた
実はニ年四組の窓からいつも彼の様子を見ていたのだった




