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序章
人間は誰しも心に精霊を宿している―――――――――。
だが、それを知っている者は国の騎士団や王族呑みで、平民は自分の中にそれが宿っていることも知らない。
また、1人1人、宿している精霊の種類は異なり
炎、水、翠、風、土、光、闇
の7種があり、それはその人の性格によるとされている。
情の強い心の持ち主には炎を、健やかな心の持ち主には水、
安らぎを与える心の持ち主には翠、強い心の持ち主には風、おおらかな心の持ち主には土、純粋な心の持ち主には光、静寂な心の持ち主には闇を――――――――――
しかし、光と闇を宿している者の心は1人1人異なる。
しかも、それは僅かほんの一握りしかいないという――――――――。
これは、そんな一国の姫と多くの仲間達の冒険ストーリである。