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1話 現状の把握

ブルルルル!プチュン!

ほらきたっ!



現在29歳

9年前仮想通貨詐欺で借金1000万円を背負い

9年間毎月利子を取られながら最低返済額を

コンビニのATMに食わせてきた

回数にして108回

たださえ少ない給料の半分以上だ


たまにニュースで見かける

ネズミ講や宗教、投資、詐欺

借金を背負い耐えきれず自殺

十人十色の理由があるのだろう


ふと借金の金額に目がいく

私の職業病だ

借金100万円... 200万円...600万円...

私はこれより全然多い!


何が言いたいかと言うと自慢だ

借金の金額が多くて自慢?

ダサい、イキり、悪自慢と思うかもしれないが

私は自慢したい


私は精神に異常をきたしていない


20代を借金返済に捨てた



何かのSNSで流れてきた

(20代での頑張りが人生を形作る

25歳で脳は成熟し30代から体力が落ち始める

30代、40代で評価される形は20代から

努力をはじめているらしい)


20代での頑張りリスト

・借金返済…

この頑張りに対して評価されるとは何か

まず借金返済は努力に値していない

自分の知能の低さを金額に具現化させただけ

ひたすらにマイナスを0に近づかせる作業

0をマイナスにせずプラスを積み上げて事が

努力なのだと仮定した場合

私は何もしていない

頑張りの基準は人それぞれだが

まぁ生きてるだけ頑張ってると思う

そう言い聞かせる


残り200万円まで借金は減っていた

そんな中で私も人間だ

好きな事はやっていた

いや、やらなれば理性が崩壊する

ゲーム、酒、たばこ、ギャンブルが私の趣味だ

この時点で私がどういう人間かは理解できただろう


ギャンブルに関しては特にハマった

パチンコ、スロット、競馬、競輪, etc.

この中でスロットにハマった

スロットはギャンブルなのは変わらないが

設定判別、回転数、モード、天井

なぜこの台を打つのか理由付けがしやすく

立ち回りで勝率が上がると思っているからだ


先に伝えると本日の投資4万円に対して

回収が0円つまり大敗

流石に負けた瞬間は落ち込むがすぐ立ち直れる

私の思考回路にバグが起きているのだ

もしくはもう心に傷のつく場所はないのかもしれない


4万円負けは借金に変換すると大した事のない額

1000万を背負い生きている私に4万円など

かすり傷でノーダメージに等しい

この思考回路こそが私がギャンブルにハマってしまう理由なのかもしれない

勝てばうれしく負けても何も思わない

こんな娯楽があればハマらない方が難しい



本日も残業を終え19時過ぎ会社から

実家への通勤ルートとは反対に車を走らせ

パチ屋にむかう

アホはアホなりに自分を正当化する為、考える

ギャンブルは勝てるなら最高効率の副業だと思う

時給換算したら

そこら辺の社長と変わらないだろう

これでも借金をなるべく早く完済したいと思っている


期待値を追う 回転数、グラフを見て

ネットで拾ってきた情報を元に狙い目を探す

パチスロ用語で言うハイエナという奴だ


パチ屋の駐車場に車を停め小走りで入店する

ハイエナは私だけではない

何なら夕方頃からスロットを打つものは

ほとんどがハイエナに値する

まぁせっかくギャンブルをするなら

勝率が高い台に座る当たり前のことだ


一通り店内を散策する

ネットで拾ってきたハイエナ狙い目の台に

規定を満たしている台は見当たらない


だが見当たらなくてもため息は出ない

これでもスロット歴10年目

プロフェッショナルなのだ

最初から見つけたらラッキー

なくて当たり前なのはわかっていた

そしてパチ屋に入店し何もやらずに帰るなど

そう!その通り私にはできないのだ

なぜ基準を満たしていない台に座ってしまうのか

また明日来て期待値のある台があるかもしれないのにと

思った方もいると思うが

また明日来てというのが想像できないのだ

明日=未来

私は無意識の中で未来への想像を遮断しているかもしれない

今の現状から考え得る未来は絶望である可能性が

高いのだから


私がチェンソーマンの作者なら

ラスボスは未来の悪魔になっていただろう


私は精神に異常をきたしていない

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