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不完全詩集

会いたくない

作者: 雪傘 吹雪

怖い


貴方と会って


予想より貴方の反応が薄かったら


それだけで逃げ出してしまいたい


本当は貴方と仲良くなんか無いって知ってる


でも、そうしないと多分精神が保てない


妄想の貴方なんて現実世界には存在しないって


知ってる


知ってるけど……


いつまでも脳内でシミュレーションしてしまう


その貴方に辿り着きたい


だけど、無理なんだ


怖いから


貴方からの冷たい反応が怖いから


あの日の貴方の何気ない発言が


私のトラウマになっちゃったんだ


怖いの


貴方に否定されるのが


私の事を理解してくれないのが


怖いから


何も出来ない


動けない


貴方から微笑んでくれた時さえ


何も出来なかった


ただ


涙が溢れた


もしかしたら


貴方のせいじゃないのかもしれない


もっと昔から私は


こうなってしまったのだろうか


貴方の事が分からない


優しいのか


冷たいのか


その温度差で信じられなくなる


全部、嘘かもしれない


そう考えると


やっぱり何も出来ない


後悔は苦しい


行き場を失った怒りの獣は


私の心を喰らう


そういう夜はどうしても眠れなくて


暴れても暴れても


涙は止まらない


それに


そういう日があった事さえ


悲しむきっかけに成りえる


雁字搦めなんだ


何かをすれば苦しくなる


何もしなかったら寂しくなる


どうすればいいの?


どうすれば私は貴方と居られるの?


どうすれば私は貴方を諦められるの?


もう、何かね


死にたいんだ


ただただ


貴方の事は諦められないのに


人生は諦められるんだ


この先の貴方との日々は


恐ろしい事だらけ


だからもう


それから逃げ切りたいの

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