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庭のパンはなくならない

作者: 久賀 広一

すみません。暇つぶし作品です。

鳥が庭をつついているよ。


寒い冬。食べ物はないかな?


ないね、たぶん。


親戚にもらったネギが、少し生えてるだけ。


ネットで調べて「ジョウビタキ」だけ鳥種判明。


あまり警戒心がない。なかなか逃げません。


ほんとだ。


可愛くて、会社の残業で支給される、余りもののパンをく。


いつも食べてたらガンになるかな?というくらい、添加物満載のパン。


喜ぶと思ったけど。


何やら、はしゃいだ動きを見せたけど。


パンはなくならなかった。


鳥はどこかへ行ってしまった。


お礼のように、ガラス戸のそばまで寄ってきて。


翌朝、パンはなくなっていた。


…鳥か? それとも野良猫か?


カラスだったらあまり嬉しくないし、猫でも近所迷惑になるから困る。


かわいい鳥だといい。


今日も、祝日であまりにヒマだから撒いてみた。


やはりパンはなくならない。


庭のパンは、ただじっと、猫を待っているのかもしれない。


暇だろう、パンも。


もちろん僕も、暇なのだ。











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― 新着の感想 ―
愛らしい鳥か、妖精だと良いですね。
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