[2]何が必要なの?
参考までに、個人的な経験です。
・発行部数100部以下→赤字。確定申告は不要。
・発行部数200部以上→黒字。確定申告が必要。
同人誌を200部以上刷ってる場合は、気をつけた方が良いかもです。
●【売上】−【必要経費】=【雑所得】
【雑所得】に対して、税金がかかります。
正しくは【雑所得】が20万円以上の場合に、確定申告が必要です。
申告していないのがバレた場合、無申告加算税を払うことに!
これから説明する方法は、【雑所得】300万円以下の場合です。
300万円以上の黒字がある大手の方は、税理士事務所に相談してください。
それ以外の方は、このまま頑張りましょう。
まず最初に、クリスマスか正月に缶のお菓子を買います。
→ 中身を食べる。
→ 空の菓子缶に、その年の【売上】と【必要経費】の資料を7年間、保管します。
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以下、必要な物です。
●【売上】 1月1日〜12月31日の売上合計
・イベントの頒布売上
・書店+店舗委託の売上(委託手数料を引く前の金額)
・ダウンロード販売の売上(手数料を引く前の金額)
※ イベントの売上は、イベント日・イベント名・各本毎に売上集計したメモを残しておきましょう。
※ イベント開始前に在庫数を確認−終了後の残部数=販売部数×単価が売上
※ 友達にプレゼントした分も、お金は貰ってなくても売上として計算します。
●【必要経費】1月1日〜12月31日に使った費用
・本、ポスター等の印刷代・材料代
・ノベルティ費用
・イベントのスペース参加費、椅子代
・在庫の搬入、搬出運賃
・在庫の保管料
・イベント会場までの飛行機、タクシー、電車、バス代(チャージ代)
・イベント参加の為の宿泊ホテル代
・イベントで借りた備品レンタル代
・値札、ガムテープ、ペン等の必要な雑貨
・書店+店舗委託の手数料
・ダウンロード販売の手数料
・アシスタント&売り子のお礼代
◉売り子を友人に頼んだ場合
→ 菓子やご飯を奢る場合は、お店の領収書を保管してください。
◉ビジネスとして売り子を頼んだ場合
→ あなたが100円ショップ等で「領収書」を用意します。
支払った金額を記載して、売り子さんには住所・名前を書いてもらってください。
「レンタルおじさん」とかに頼むときは、こちらですね。
◉「売り子さんのお礼は誕生日プレゼントも兼ねて、エルメスのバッグ!」
→ 経費にはできません。
経費にしてもいい参考金額は、【時給×拘束時間=お礼代】くらいですね。
◉「イベントは遊びに行くのに、旅費やホテル代っていいの?」
→ 心配されるかと思いますが、OKです。
メインが【本・雑貨を販売するため】に必要となる費用は可。
ただ、泊まったホテルのアフタヌーンティー代やエステ代はダメだよ…。
※※※ 領 収 書 は 必 ず 保 管 ※※※
必ず、請求書・領収書・レシート・振込票等を保管してください。
失くしたら、【必要経費】にできません。
「メモに覚え書きした物があればいいよね!」←ダメです。
金銭管理は家計簿アプリや、お小遣い帳を使うと便利です。
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●【雑所得】を計算します。
【売上】−【必要経費】=【雑所得】
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●【雑所得】 199,999円以下 または マイナスの場合
→ 確定申告は不要です。
お疲れ様でした。解散。
ただし【売上】&【必要経費】の資料は7年間、保管してください。
●【雑所得】 20万円以上
→ 確定申告が必要です。
【売上】&【必要経費】の資料は7年間、保管してください。
そして大変残念ですが、次ページに進んでください。