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手軽に長編RPGをプレイした気分を味わう物語

作者: takataka

出会い

「おはよう、目が覚めた?」

「ここはまぁあんたが住んでいた所とは少し違う世界よ」

「突然だけどあなたには勇者としてこの世界を救ってほしいの」

「漫画みたいな慌て方ね、説明するから少し冷静になりなさい」

「ありがとう、私はあなたのサポートをする■■■よ。これからよろしくね」


始まりの平原

「ここのモンスターならあなたでも問題ないはずよ、落ち着いていきなさい」

「私?私は戦えないわよ、応援ぐらいならしてあげるわ」

「スライムは5匹集まると合体するらしいわよ、ちゃっちゃと片付けた方が良いわね」

「風が気持ちいいわね、魔物がいなければピクニックでもするのに」

「疲れたなら休憩した方が良いわよ、でも気は抜かないようにね」


レストの森

「うっそうとしていて気が滅入るわね、嫌になるわ」

「虫は非常食としても役に立つのよ、まぁ私は出来れば御免被るけどね」

「ねぇもしかして私たち迷ってない?ちゃんと地図を確認してね」

「こんなところに薬草が生えてる、ありがたくもらっていきましょ」

「きっと大丈夫…、おそらくちゃんと進めているはず…」


王都ロータル

「凄い賑わい、魔王が蘇ったぐらいじゃこの街はびくともしないのね」

「死んだらお終いよ、お金なんかケチらずに使っていきなさい」

「おいしそうな料理屋を見つけたわ、後でそこに行かない?」

「あと何回旅の途中にベッドで寝られるのか…、考えたくないわね」

「準備は出来た?それじゃあ旅を再開しましょう!」


コート海岸

「海辺を歩くのは気持ちいいわね、ちょっと風がつよいけど」

「おいしい魚料理が食べたいわ、宿まで頑張りましょう」

「こんなに水があるのに飲めないなんて、なんだか不便ね」

「波の音にはヒーリング効果があるらしいわよ、体力も回復してほしいものね」

「夕日が水平線に沈んでいく、綺麗だけど見とれてる場合じゃないわ!急がないと」


ケーブ洞窟

「多少は整備されてたみたいで良かったわ、自然の洞窟なんてまともに進めないもの」

「人の手が入った場所でもモンスターはいるのね、どこから来てるのかしら?」

「この閉塞感は慣れないわね、早く空の下に出たいわ」

「今ここが崩落したら私たちは生き埋めね、冗談よ、さっさと抜けましょう」

「雨風を気にしなくていいのと腰掛ける岩がそこら中にあるのは評価してあげるわ」


廃都アバン

「みんなもう逃げ出した後ね、この街は空っぽだわ」

「もう道路や壁が植物で覆われ始めてる、凄い生命力ね」

「あの宿はまだ使えそうね、今夜は貸し切りよ」

「置いてかれた商品はありがたく頂戴しましょう。お金は置いてく?あんたも律儀ね」

「あんたが頑張ればこの街も蘇るわ、さぁ先へ進みましょう」


デザー砂漠

「暑いわね、ちゃんと水分取りなさいよ」

「あんなに大きな蟻地獄…、捕まったらお終いね」

「こんなところにも集落の跡が、よくまぁこんなところに住むものね」

「夜はそこそこ冷え込むのね、ホントに嫌な土地」

「曇りであることがこんなにありがたいことはないわね」


ウェット湿原

「踏み外したら足が泥だらけよ、今更そんなの屁でもないわね」

「よく分からない植物がいっぱい、まぁ触らずにおきましょう」

「湿原に雨はつきものね、早いとこ雨宿りできる場所を探さなきゃ。」

「何よこの大きなきのこ、私は毒がある方に賭けるわ」

「水も食料もここではあまり調達したくはないわね…」


スノーム雪山

「雪崩が来たらどうしましょう、神様に祈るしかないわね」

「魔物にも事故にも気をつけて、こんな極地に助けはいないわよ」

「たった一人でこの雪山を越えようとするのなんてあなただけでしょうね、誇ってもいいのよ」

「雪を掘るだけでも意外と暖かいものね、それとも感覚が麻痺してるだけかしら」

「あらここ山頂?苦労に釣り合うかは分からないけど案外悪くはないものね」


ヴォルク火山

「さぁ、最後のダンジョンよ、気合い入れていきましょう!」

「だいたいこんな所の奥ではドラゴンが待ち構えてるものよ、早い内に腹くくっときなさい」

「暑い…けどなんだかもうこういうのにも慣れてきちゃった」

「あの魔物マグマの中を歩いてる、どうなってるのよ」

「ここ抜けたら温泉とかないかしら、汗でびしょびしょよ」


魔王城

「こんな奥地に作るせいで大変な旅になったわ、さぁ一発ぶっ飛ばしてやりましょう?」

「流石に相手も精鋭だらけね、あんたの敵じゃないけれども」

「分かりやすい扉なんか用意しちゃて…、準備は出来た?きっとこれが最後の戦いよ?」

「大丈夫、あたしが最後まで応援してあげるから」

「そう、それじゃあ行きましょうか」


別れ

「こんなにボロボロになって、よく頑張ったじゃない」

「えぇあなたの勝ちよ、勇者のおかげでこの世界は救われた」

「あなたには選ぶ権利があるわ、この世界に残るか、元の世界で目を覚ますか」

「どちらにせよ私は一緒にはいられないんだけどね」

「そう慌てないでよ、こっちまで名残惜しくなっちゃうじゃない」

「…うん、あなたの決断しっかりと聞かせてもらったわ」

「それじゃあ私はここでお別れ、うん、そう」

「願わくはこのものの歩む道に幸あらんことを…、じゃあね!」



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