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明日はきっと

 明日はきっといい日。

 拾った子猫は元気になるし、昇った太陽は暖かい。

 数日前から、街は鉱石に覆われた。透き通った水晶、不透明な鉄鉱石など。子猫はゴミ捨て場に落ちていた。鉱石に飲まれかけた尻尾の先を切り落とし、助け出された。

 街を歩くと、立ち止まるたびにピシピシ、路面から鉱石が這い上がる。やっぱり鉱石ではないのかも。

 長く触らないように、足早に移動する。

 明日は家の床下にも来るかもしれない。高い所へ逃れても、いずれ鉱石はやってくる。

 きっと誰かが調べている。鉱石になった人を助ける特効薬を。鉱石を追い払うような虫除けを。

 明日かもしれない日を待ち、買い出しをして子猫の待つ家に帰る。

#Monthly300 @mon300nov

毎月300字小説企画第38回お題・明日

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