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お誘い

 何度誘ってもダメ。

「遊びに行こうよ」

「一緒にゲームしよう?」

「おやつ持ってきたよ」

「一目見るだけでもいいのに」

 苛立ったり泣き落としたり、笑い声をあげてもダメ。

 部屋から出てこない。

 入退室した形跡はないけれど、生存はしている。生体反応はあるし。食糧は備蓄しているのかも。家賃や光熱水費はオンラインでも払えるし。

「会いたいな」

 だって貴方が最後。私が模した生物の、この辺りの生き残りは貴方一人。縄張りがあるから、私が任された地域以外がどうなったか知らないけれど。

 家に招かれるか、外に出てきた時しか食べられない。母星の掟。 

 いつまで誘いに乗らないのかな。人間って本当に面倒。

#Monthly300 @mon300nov

毎月300字小説企画第26回お題・誘う

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