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光あれ

 小鳥を捕まえた。掌の間で、パサパサと音がする。

 これは初めての小鳥。グラフィックもしっかりしている。

「上手に作られましたね」

 褒めると、姿の見えない創造主の笑い声が聞こえた。

 内心のため息を押し隠す。慎重にしなくては。

 過日、創造主は代替わりした。夏休み中の箱庭の管理を、我が子に託したようだ。高度文明は崩壊し、更地になった世界で、ナビゲーターとして生き残った。

 姿形を変えられても、いつか仲間を取り戻すために従う。何があっても。

 元の創造主の怒声が聞こえた。遊んでいないで課題をしなさい、と。

 惨めなキメラと化したナビゲーターに謝罪はなく、世界はバックアップデータから復元された。

#Monthly300 @mon300nov

毎月300字小説企画第8回お題・鳥

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