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序章 No.001 イスト

 …私たちは、果てしない時の流れの中の「今」を歩んでいる。そこには、笑ったり、嬉しくなったり、悲しんだり、怒ったりなどといった喜怒哀楽の感情が渦巻いている。しかし、そいつ(・・・)には「感情」というものが存在しない。なぜなら、彼等はあらゆる時間を超越してしまった存在であるからだ。しかし、彼等は「感情」が欲しい。欲しくてたまらない。だから、今も彼等は「感情」を探し続ける。時空の波間で…


 ― 序章 No. 001 イスト ― 


 そいつ(・・・)は突然現れた。誰が親なのか、いつ、どこで生まれたか、誰も何も知らない。自分自身でさえも知らない。彼が自分自身について知っていることと言えば、自分の名前が「イスト」ということであろうか。


 イストは自分のいるあたりを見渡した。


 何もない、虚無の空間だった。


 「ここは、何処なのだろうか?」

 「私は、どのような存在なのだろうか?」


 心の中で自問自答しても、一向に答えが浮かばない。


 そのまま、時間だけが過ぎていく。

 イストにとっては永遠と思われた時間だが、それ(永遠)は突然終わりを告げた。






 …?


 イストが一瞬瞬きをした刹那、彼は見知らぬ空間にいた。


 西暦1960年、昭和35年1月19日の日本国・東京都渋谷であった。

初めまして! 星多ほしだ 信智のぶともと申します。

今回が初めての投稿にになりますので、これからどうか宜しくお願い致します。

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