4月:1 転校~心愛~
はい。率直に言います。最悪です!!
まぁ、今の状況を説明すると、私今日から高校生なわけで本当は銀雅学園に通うはず・・・だったんだけど、入学早々転校することになり、いま転校先の学校にいます。学校は、、、『彪帝学園』
まぁ私1人ではないからいいんだけど。あ!舞と楓のことは分かるよね!?
でも私たち、知っての通りバイオリンニスト、ピアニスト、歌手、なわけで周りからは天才とか有名とかさ、言われてる。そのおかげで、中学校でも『Venus』とかなんとか呼ばれてた。
まぁ有名!ってことだね。だからこの学校では変装しないといけないんだ。しかも、超!地味~
すごい真面目ちゃんって感じ。こんな地味子が3人もはいってきたら即、パシリだね。
100%いじめられるよ・・・。ていうか・・・
「「「大きい~~!」」」
みんな声がそろった。
さすがお金持ち・・・って私たちもだけどさ。
「ていうか何て読むの?」
確かに
「見た目、ひょうていに見えるからひょうていでいいんじゃない?」
ええ~
「そうだね」
まぁ性格的に、上から、あたし、楓、舞ってとこだね。
とりあえず行こう
テクテク、、、テクテク
みんなで歩き出したのはいい・・・だけど、歩いてる間にいっぱいむかつくこと言われてるんだけど。
「うわ~地味~」「場違いですわ」
「きもい~」とか
あんたたちの方がよっぽどきもい!!
とりあえず理事長室へレッツゴー!
うん。やっぱり、無駄に大きいね。
コンコン、、、
「はい」
ガチャ
「えっと、転校してきた「知ってるよ、心愛ちゃんだよね?」
「はい」
「皆知ってるよ」
「そうですか」
まぁ理事長だし当然か。
「じゃあ担任の先生呼ぶから」
ピーンポーンパーンポーン
まぁそれから担任の先生呼んで教室の前に今、来ています。
私たちは音楽科だから一番人数が多いらしい。
「入ってきてくれ」
呼ばれたし。私けっこう意識飛んでたみたい。
入った瞬間
「うわ~地味ぃ」
「期待して損した~」
とかいっぱい言ってくるし。
「自己紹介して」
忘れないようにしなきゃね。ここでは、名前も変えないといけないの。
「神田 心」
「佐藤 舞架」
「陽乃 華奈」
超シンプルに。
「じゃあ3人とも席はあそこね」
「はい」
やったー窓際~。
まぁ、正体がばれなきゃいいんだけどね。
3人とも知らなかった。これから、今までで一番の苦難が
続くことを・・・。