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同じ空の下で  作者: 桜油
8章・終章
106/140

100話

こんにちは。

最近、最新話を公開する度に、

『ああ、ここまで投稿したのか』

と感慨深いです。


では、どうぞ。

先攻は高式だった。


『身体強化』を起動して『縮地』で距離を詰めてくる。

俺は『魔力撃』の弾幕を集合させ、高式に向けて放つ。高式が少しだけズレて回避しようとするが、それは読み切っているので弾幕を一度散開させ、高式の周囲を囲ってまた集合する。高式を弾幕で閉じ込めた後に、『浮遊』でその弾幕を浮かせたが、高式は内側で『紅蓮』を展開していたようで、凄まじい爆発と共に弾幕の檻は破壊された。


そのまま、高式は『魔力撃』の斬撃を複数飛ばす。


俺も『身体強化』を起動し、左、右、と回避し、更に飛ばした『魔力撃』を上に跳んで躱す。『魔力撃』が俺のいた地面に衝突し、土煙を上げる。

その煙に紛れて高式が『風来』を展開し、追い風で宙に浮いた自分の身体を俺の方へ勢いよく押しやる。そしてそのままナイフを振り下ろさんと構えたのを見た俺は咄嗟に『魔装』で剣を生成してナイフを受け止めたが、勢いが強く、更に高式が『風来』を展開していたので、敢えて吹っ飛んで受け身を取り、『循環』を展開して自由落下速度を緩和してから着地する。


その間にも高式が俺に詰め寄ってくる。


『決意』込みで『隠蔽』を使用し、姿を晦ます。高式が探す中、背後に忍び寄って『循環』を展開。高式の身体を前方へ弾き飛ばす。高式がナイフを床に刺して固定を図るが、『循環』のベクトルを弄って高式の身体を回転させ、『土遁』も展開して高式を柱に叩きつける。

高式は受け身を取ったのでダメージは無いようだが、『循環』で重力の方向と強さをコントロールしているため、柱から離れられずにいるようだった。

更に『循環』、『土遁』、追加で『稲光』を展開し、高式を感電させて超電磁砲のように高速で、何本も立てた柱を全て壊す勢いで叩きつけていく。

『障壁』が展開され、更に受け身でダメージを軽減することに専念していた高式だが、そこは気にせずに重力の向きを制御することで高式の身体を壁に強くこすりつけ、ダメ押しに『魔力撃』を飛ばして命中させる。

高式はナイフで弾幕を切り、『魔力撃』で一部を相殺し、残りを『障壁』で防ぐ。『循環』の効果が切れて重力の向きが元に戻り、再度高式が『身体強化』による『縮地』で距離を縮める。そのまま振りかぶったナイフを『循環』で回避し、その衝撃で煙が上がる。煙の中から飛んできた『魔力撃』を避け、『魔装』を複数展開して床から剣を沢山生やす。

更に追うように『魔力撃』を展開したが、高式は『縮地』で反復横跳びをするように躱し、『魔力撃』を起動してナイフに付与し、床を大きく切り裂いた。それを『循環』で重力を反転させ、『障壁』で床へのダメージを減らしながら回避した。


ふと、高式が口を開く。


「余裕かよ。今までの攻撃が全然効いてないじゃないか」

「それはお前もだろ?」

「そうだけど。……これ、ウォーミングアップだとでも言うつもり?」

「ああ、勿論だ」

「戦闘狂じゃん?」

「お前も大概だろう」

「悔しいことに否定できないね」

「……もっとだ。もっと全力で戦って、負けを認めさせてやるよ」


軽口を叩きあって、戦闘は再開になった。


『土遁』で床から柱を生やす。『稲光』の魔術式を展開し、更に『循環』も併用する。

高式が一歩踏み出した瞬間に『稲光』を起動すれば、高式は心底愉しくて仕方がないと言わんばかりに笑みを深め、『身体強化』『風来』を展開して蛇行し、『稲光』に仕組んでいた追尾機能を撹乱した。


『循環』の効果を高式が『決意』で書き換え、『稲光』を『魔力撃』で相殺し、『循環』の効果込で高式を貫通するように軌道を弄った『土遁』を身体を回転させながら躱し、五本目の柱に着地して伝っていく。追撃で更に『土遁』『稲光』を放つが、高式は柱を乗り継ぎつつ要らない柱で『稲光』を防いでいた。

それを見て『稲光』だけの展開に切り替えたが、高式もそれに合わせて『実現』を使用したのか、『稲光』の魔術に難なく乗り継ぎ、距離をある程度詰めたらその魔術を『実現』で無力化したりナイフで切り裂いたりした。


今度は『土遁』で柱を両方向から迫らせて圧殺を図ったが、『障壁』を使用しながら『風来』と『浮遊』を併用して壁まで移動、着地して『身体強化』を再度展開、壁を蹴って跳躍、床に着地した。

次に『稲光』を床に向けて複数発動し、床を2つに裂く。高式の足元に到達した罅に『土遁』を複数展開した。高式がナイフで1つ無力化したが、それはブラフなので構わず残りを起動して大きく高式の身体を打ち上げ、もう一つの柱で高式を壁まで弾き飛ばす。『循環』で高速移動し、背後に回って強く蹴りをいれる。

その際に高式に『循環』を付与して重力制御をデタラメにすることであちらこちらに落ちるように叩きつける。更に『土遁』を数多く起動するが、高式はナイフや『魔力撃』で角度調整をして当たらないようにしつつ飛んでいき、最後に大きく地面へ叩きつけられた。


高式はすぐに立ち上がり、『風来』『身体強化』で大きく跳躍。真っ直ぐ俺の元へ突撃してくるので『魔力撃』で牽制を図るも、振りかぶっていたナイフで相殺されて敢え無く失敗。

更に『土遁』で柱を多数周囲に配置したが、それも全て『魔力撃』で全て総裁した後に並行して『身体強化』を展開していた。『魔力撃』の弾幕を再度配置し、俺は『魔装』で剣を二刀流で装備してから『土遁』を複数展開した。

高式はそれを乗り継ぎながら『魔力撃』の弾幕を切り伏せていくが、俺は不意打ちを仕掛けるように横から剣で斬りつける。反射神経が高いのかナイフで防がれ、そのままナイフと剣がぶつかり合う剣戟の音が数回鳴り響く。『循環』を付与して一旦距離を取り、『魔力撃』を展開したが『決意』で軌道をわずかに逸らされるので、『魔装』を展開して大量の剣を高式の頭上に降らせた。高式はそれを避けながら俺にナイフで切りかかってくるので、剣でそれを受けた。高式は足を狙い、跳んで避けた後に高式の首目掛けて剣を振り、高式が身を引いて躱す。左、正面、下、正面と剣とナイフが火花を散らす勢いで衝突して拮抗し、剣が切れてしまった。


上がった煙を高式がナイフで払い、勢いをつけて振りかぶった。

俺は『土遁』で防ぎ、『魔力撃』の魔術式が目に入ったのでそのまま後退。俺がいたところに衝撃波が発生した後、高式がその柱をそのまま切って『風来』を使用。『魔装』を再度展開して剣を装備したところで高式が目の前まで迫り、そのまま振られたナイフを剣で防ぐ。右、左下、右上と打ち合い、足元目掛けて剣を振るったが高式は側転で回避、もう1つ右から薙ぐようにしていた剣をナイフで受け止めた。そのまま互いに弾きあって初期位置へと戻ってきた。


何も話すことはない。


俺は間髪入れず、『土遁』を発動して柱を何本も伸ばした。高式は軽く跳ねて近くの一本に飛び乗り、たたたっと俺の元へ奔る。更に柱を伸ばすが、高式は柱を『魔力撃』を付与したナイフで切って、ついでに本物の柱まで切って『土遁』を防ぐ。『紅蓮』を展開して高式に偏差射撃をするが、わずかに身体を動かして紙一重で躱した高式が『紅蓮』を『水流』で相殺してから壁に着地し、『身体強化』で大きく跳ねる。『稲光』を展開すれば、高式はそれもひらりと身体をひねって躱し、時々『決意』で弾幕の軌道を変えながら距離を縮めてくる。


……魔力量が厳しい。


さっきから視界が霞む上に冷や汗が止まらず、めまいもする。魔力を使いすぎたときの症状だ。

一方高式は涼しい顔をしている。


本当、クソゲーだろう。『決意』『覚悟』を多用して、短期決戦に持ち込まないといけないのは間違いないが、改めてそれを実感させられた。


だが、負けを認めるわけにはいかない。沢山の人の想いが、詰まっているんだ。


俺は気を引き締めて、未だ続く戦いに臨んだ。

戦闘描写は次回も続きます。

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