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エッセイ

『宇宙人』は差別用語である

 個人自主企画『宇宙人企画』開催中! あと今日も含めて四日となりました。



 ちなみに『地球人も宇宙人のうち』という声もありますが、あえて『異星人企画』とか『エイリアン企画』とせず、『宇宙人企画』と題しました。


 少し前に投稿した短編『宇宙人と呼ばれて』にも書きましたが、地球外生命体が発見されてない現在、『宇宙人』とは『地球の外の宇宙にいる人』という意味だと思うんですよね。地球外生命体からの視点がない以上、地球人の視点でしか『宇宙人』ということしかできない。


 そしてそれは未確認の地球外生命体に対してだけではなく、同じ地球人に対しても使われますよね。


「あいつは何を考えてるかわからない」

「まるで同じ地球人じゃないみたいだ」

「あいつは宇宙人だ」


 つまり同じ地球の仲間だと思われていない。


 宇宙のどこか他の星からきたようなやつだ。


 あるいは宇宙のどの星にも属さず、宇宙をフワフワ漂ってるようなやつだ。


 つまり、これって差別用語です。


 同じ地球人だと思われてないのです。


 だからといって『差別すんなー!』とかわめくつもりはありません。


 私もよく周囲から宇宙人呼ばわりされますが、反抗する気はありません。


 正しいと思うからです。


 私は地球に馴染めないので、自分で自分を宇宙人だと思っています。


 差別用語だということさえわかってくれていれば、それでいい。


 ふつうの地球人と違うからって、それだけでレッテルを貼って、ダメ人間扱いするのは、まぁそれは仕方がないにしても──


 多様性ってなんなんだよ? って思います。


 さんざん多様性、多様性って叫んどいて、結局は地球人の中での多様性かよ。


 まぁ、それも仕方がないとして──


 宇宙人は結構、閉塞した社会状況を打破する力を持っていることもあります、稀に。


 そんな宇宙人をただの常識のないダメ人間として軽く底辺存在としてしか扱わない社会がいずれどうなるか──


 知りませんけど。


 宇宙人さんたちの自己実現が社会によって阻まれているかというと、才能のある一握りのひとは自己実現できているのかな? と思いますけど──


 結局、何が言いたいんだろう、私……。


 とっ、とにかく……!


 私のことを『宇宙人』と呼ぶのは差別用語なんだからね!


 べつに呼んでくれて全然構わないけど!


 っていうか私、ほんとうに宇宙人だから、そう呼ばれるの当たり前なんだけど!


 結局何が言いたいの!?Σ(゜Д゜)




『異星人』や『エイリアン』は地球人のことを指さないので、比喩として使われることはあっても、『宇宙人』みたいな差別用語ではないと思います。

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― 新着の感想 ―
[気になる点]  その文脈だと、「才能のあるひとにぎりの、宇宙人扱いされて、正当な評価をされずにくすぶっている人間が、わたしだぁ!!」って主張に解釈できるところ(笑)  否定しませんけどぉ♪  でも、…
[良い点] 繊細なテーマが巧みな比喩によって表現されています [一言] 今いる場所では宇宙人扱いされていても、似たような人ばかりの中にいれば普通の人扱いになるかもしれません
[良い点]  個人的な意見ではありますが、この宇宙人という呼称って、個性的ではありますが、一般人より能力が高い人と言う印象を持ってます。小数派だとおもいますが。ウルトラマンなんかを凄いと、素直に見てい…
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