星空
星降る夜に
キミと出会ったボクは
出会えたことに意味があるなんて
ほんの少しも考えない
みんなみんなバカばかりで
その事に気づいているのはボクだけで
一緒に笑うアイツらも
ボクが合わせてやってるんだって
どこかで感じてる不安の理由をまわりのせいにする
そうすることでしか上手に息ができないボクは
ボクがバカだと笑ったアイツらと
一体どこが違うと言うのだろう
夜に見慣れた人工的な明かりは
全てを照らしてるような気がしてた
町明かりの隙間から見える
あの星の光は
とても力無く見えたんだ
「あんな風にはなりたくない」
そう思いながら
どうしようも無い焦りをつのらせて
ボクは町を走り抜けた
その先でキミに出会って
一緒に見上げた夜空には
力強く光る一面の星
少し遠くで光る
町の明かりが霞んで見えた
あぁ、ボクが見ていた光はあんなにも小さなモノだったんだ
ボクの話しを聞くキミは
いつも真剣な目をしていて
だからボクもついセンチメンタルな話しをしてしまう
少し目を伏せてキミが言う
「アナタは自信が無いんだね」
キミが発した言葉だけが
なぜかいつもボクの心に響くんだ
「もっと自信を持ってもいいんだよ」
優しい言葉がボクのココロを軽くする
キミが教えてくれた
言葉 感情
キミと見つけた
景色 光
ボクはきっと忘れられない
キミがくれたモノだから
読んで頂きありがとうございました。