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第一章 





最後までヒーローぶって、馬鹿じゃないんですか?

そんな馬鹿なアナタに教えてあげます。


ヒーローは、絶対に死なないんです。


どんなにダメージを受けても立ち上げって正義を掲げるんです。

そうなんです、そんなもんなんです、ヒーローって。


死なない、無敵の正義なんです。





...死んでんじゃないわよ、ばか。







-------------





中学2年生の時、泥だけの汚くてダサい靴で私の顔面を蹴ったのは

一体どんな顔をした先輩だっただろうか。


化粧で塗り固められた、香水のキツイ女だったか。

それとも、私を毛嫌いしていた義理の姉だったか。


それとも、本当は同級生だったか。

それ以外なら、親友、なんって肩書を背負っている友達だっただろうか。



忘れてしまったわね、優佳ユウカ





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