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前兆
次の朝、看護師が優真の病室に入ると優真は咳き込んでいた。
「優真くん、大丈夫?」
「は、い」
優真は辛そうにしていた。
「本当に? 担当医呼んでくるわ」
そう言って看護師は優真の担当医を呼びにいってしまった。
息が荒くなる優真。
担当医が病室入ってくる。
「優真くん、大丈夫か!?」
「先生、寒、いです」優真は咳き込みながら答える。
「ん、もしや熱出してるんじゃないか?」と体温計を準備し計る。
暫くして体温計が鳴る。
「三十八度!? 熱あるじゃないか。今日はずっと寝てなさい」
「体が動かないので、そうします」
苦笑いする優真。
このあと、事態が急変するなんて誰も予想していなかった。




