表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/70

咲の頼み

 一方、律と拓弥はというと店で働きながら優真を心配していた。


「俺、あいつに心配するなって言われたけどさ、心配なんて出来ないようにするの無理だぜ」


「いつまで、気にしてるんだい? 大丈夫さ」


「でもさ、律さん…。あいつ、いつもと違かった。なんていうか、不安を抱えすぎっていうか……」

 悩んだ表情を見せる拓弥。


「そりゃ、病気と闘ってるからね。相談して吐き出してくれれば一番なんだけどね。優真くんの性格上おそらくないのかな」

 苦笑いしながら律は言う。

 そこへお客が入ってきた。


「いらっしゃいませ」

 拓弥が挨拶をする。


「あのっ」

 お客は自信なさげに声を出す。


「おっ 咲ちゃんだっけかい? 久々だね。今日はどうしたんだい?」

 律の言葉のとおり、そのお客は咲だった。


「あっ、あの時の女の子!」思い出したように拓弥が声を出す。


「あのっ、お願いがあるんです! その、優真さんのところに一緒にお見舞いに行ってくれませんか?」 頭を下げて咲は頼んだ。


「いいけどさ……」

 律は困った表情を見せ、拓弥のほうを向いた。


「なっ、何っすか!?」


「よし、今から行こう! 拓弥君も行く準備するんだよ!」


「俺も!? 何でだよ」


「いいから、準備する!」

「ありがとうございます!」

 咲は嬉しそうに微笑みながら深く頭を下げた。


「ったく、仕方ないか」

 拓弥は奥の部屋に入っていき、準備をし始める。


 律も咲に待つように言うと店内の奥へと進み、準備をし始めたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ