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 数日が経った頃、優真はというと、いつもどこか浮かない顔をして治療に励んでいたが、病室に閉じこもりだった。


 何故なら、外出禁止になっているからだ。


 病室で診察を受けてるときの事。

「先生、」優真が担当医に声を掛けた。


「ん? 胸が痛むのかい?」


「あっ、いや、あの、外出たいです」

 窓の外を見ながら、呟くように言った。

「今より、よくならないとダメだな。はい、今日はこれで終わり」

 担当医は優真の胸に当てていた聴診器を自分の首にかけた。


「そんな……」がっかりしたように下を向く優真。


「そんなに外に出たいなら、少しの間だけ許すとしよう。でも、歩くと身体に負担かかるから車椅子でいいだろう?」


「本当ですか!? ありがとうございます」と嬉しそうに微笑んだ。


「くれぐれも気をつけるように!」

 担当医は注意をするが、優真の嬉しそうな顔を見れば同じように微笑んだ。

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