20/70
衝突 拓弥side
優真は検査が終わり、病室に戻りベッドに入ると、見舞いに誰か来たのか扉が開いた。
「優真! 体調は大丈夫か?」と入ってきたのは拓弥だった。
「拓弥。今、検査終わったところだけど、何か用か?」
「おいおい、せっかく見舞いに来たのによ。何か用はねえだろ?」
「悪い悪い」
苦笑いしながら謝る優真。
「心配してやってんのによ」
「大丈夫なのに、心配なんていらない」
「はっ? お前の大丈夫は当てにならないんだよ」
いつになく、拓弥は怒鳴っている。
「何だよ、拓弥と言い、律さんと言い 、心配しすぎ! 俺の体は自分がよくわかってるから」
「わかってねえって! それで何回倒れたんだよ」
「わかってるんだ。その心配が迷惑なんだよ!」
滅多に怒らない優真は拓弥に反発する。
(迷惑だなんて、それが優真の本音か?)
「もう、今日は帰ってくれ」と拓弥に向かって言う優真。
「わかったよ……」
仕方がなく病室から出ていった拓弥はこう思っていた。
(今日の優真、珍しく反抗してきたな……。何かあったのか?)
その後、家に帰っていった。




