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店内で

 咲が店内から出て行った後、さっきのお兄さんと店長らしき女性が何やら話をしていた。


「今日はもう上がっていいよ」


「あっ、まだ大丈夫です」


「そんなこと言ったら、体調悪くなるだけだよ。さあ、上がって上がって」


「わかりましたよ。律さんには敵わないな」


「何を言ってんだい? 倒れられたら、手伝ってもらえないじゃないか」


「俺、そんなに頼りがいありますか?」


「そりゃね」

女性が青年に向きながら言った。


「頼りになってるならよかったです。では、お疲れ様でした」


「はいよ、お疲れ」


 青年は店を後にした。

「今日は大丈夫だった。このまま、発作がでなければいいんだけどな」

 青年の名前は佐山優真。

 今年で二十三歳と若い年齢にも関わらず彼は誰にも言えないものを抱えていた。


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