出会い
初めまして
興味があれば、ご覧ください
桜の花びらが舞う季節。
「あっ、もうこんな季節なんだ。桜見てるかな」
桜の木を見上げながら、呟いたのは主人公の立川 咲という女の子だ。
今年で、高校三年生で受験生になる普通の女の子だが、咲にはある人がいた。
咲はその人のことが好きだった。
それがあんな事になるとは思ってなかった。
それは、遡ること三年前のことだった。
咲が中学三年生の頃、その人と会った。
最初、咲はその人の事を優しいお兄さんだなと思った。
しかし、次第に大好きな人に変わっていった。
その人は、ある店にアルバイトとして働いていた。咲はその店の常連客だった。
いつものように、お店に入って好きな物を手に取り、レジに向かう。その時、不意に声を掛けられた。
「それ、いつも買ってて飽きないね」
店員のお兄さんだった。
「え? はい、好きなんです」
咲は少し戸惑っていた。
「そうだろうね。好きだと飽きないもんね」
お兄さんは優しく微笑んでいた。
「そうですね」
俯きながら答える咲。
「いきなり声をかけてごめんね。いつもこの店に来てるなって思ってね」
「あっ、はい! 大丈夫ですよ」
「ありがとう。また来てね」
「はい、来ます!」
にっこりと笑いながら元気よく答え、店を出た。
(優しかったな。あのお兄さんを何時も見かけるけど、声掛けられたの始めてだったな)
咲はそう思いながら、家に帰って行った。
これが初めて出会いだった。
初めて投稿してみました
出来は、どうでしたでしょうか?
ご感想待ってます
連載で投稿を続けたいと思います