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後悔

作者: だるお
掲載日:2026/03/01

生きている時に大切な人には優しくしよう

1月1日


こたつの上にはオードブルや寿司、ポテチ、酒…

ご馳走様が並んでいる。


そう、今日は大晦日だ。


年越しまであと10分を切った。


高校の同級生で久々に集まったのだ、


言い出しっぺは珍しくあいつだった。


少しコミュ症で、オタクっぽいあいつ


今はこたつの隅に入りゲームをして笑っている


幸せそうだ。

大晦日は全てを忘れて幸せな空間がいい。

普段の仕事や、家庭の問題から離れて仲間と集まっている時は昔の自分にタイムスリップしたような気になる。


そんな気がする。


そんなことを考えているともうあと2分で年越しだ。


ゲームをやっていたあいつは「少し寝るわ」と言ってこたつで寝てしまっている。


幸せそうな寝顔。


年越しのカウントダウンだが、皆でこの空間を共有できているだけで十分だ。




そろそろ起きろよ、と起こそうとしたが

あいつは起きなかった。

眠っているのか全然起きない。

いや確認したが呼吸していない。

皆状況が理解できずパニックになった。

誰かが救急車を呼び、あいつを運んで行った。


その後警察が来て色々事情を聞かれた。


事件性はないと判断され、皆が解放されたのは3時を回っていた。



後から家族から伝えられたのは、心不全による突然死という検死結果だった事、肺ガンを患っていた事だった。


そんな事誰も聞いていなかったので寝耳に水とはこの事だと思った。


あいつの弟から「自分が死ぬのを分かってたんじゃないか」と聞いた。


行きたい所はあるかと聞いた時、答えはしたが「もう行けないからな〜、行きたかったな」と呟いていたそうだ。


虫の知らせってやつかな。


ふと、自分としたある日の会話を思い出した。

あいつは同じ趣味のサバゲーをやっていたのだがある日部屋に遊びに行くと珍しくプレゼントをくれると言ってサバゲーの時に付ける、膝と肘のサポーターをくれたのだ。

俺は照れ臭かったのもあり「柄が欲しいやつじゃない」と言って受け取らなかった。

今思えば「ありがとう、いっぱい使うね」と言って受け取れば良かったのに。何故かそうしなかった。


後から後悔しても遅いとはこの事だ。






またいつか会える時があるのかな?

最後に優しい言葉をかければ良かったなー。







後悔先に立たず

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