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2話

高校での初授業が美術ってなんだ、とか思いつつ美術室にいって授業を受けている時、『ない、あれがない!』

お母さんが買ってくれたものだったのにと悔しがっていたその時……

(うーん…さっきからずっと誰かに見られてる気がする。)

『俺もそろそろ授業だからまた!』

『わたしも次美術だ!またね岩井くん。』また話せるといいなと思いながら美術室に向かった。初めての美術の授業。緊張しつつも美術室に入っていくと、優しそうな女性の先生が挨拶をしてくれた。早く返さなければと思ったが恥ずかしい気持ちが勝ってぎこちない感じになってしまった。それでも先生は優しく微笑んでくれた。中学校とは違っていい先生だなとエリカは思った。

先生の自己紹介が終わり、空き缶のデッサンをしようとなった。私は筆箱から鉛筆と消しゴムを出そうとしたが、(ない、ない、消しゴムと鉛筆がない…!)

一番最初の授業で忘れ物をするなんて何をしてるんだと思ったがおかしいと思った。『私は授業に行く前確認したはず…なくなるといったら、、!』

絵里花は心当たりがあったのでとある人に聞いた。

『ねえ、永井さん。わ、わたしの鉛筆と消しゴム知らない?』『はあ?知るわけねえじゃん』『そ、そうだよね、ごめん。』そうさっきの陽キャ女子3人の永井さん、西山さん、足立さんだ。

足立さんはバスケ部エースかつムードメーカーで、で西山さんは頭がよくコミュ力が高いため、人気だ。永井さんは将来が約束されているお嬢様だ。世間では社長令嬢と言われる。今現在、父親の仕事を引き継いでいってるらしく、気が強いので誰も逆らえない。

落ち込みながらも先生に鉛筆と消しゴムを貸してもらった。『しょうがないことだけど減点しますからね。』せっかく優しくしてくれているのにこんなことをしてしまって心が痛んだ。

そして授業の帰り、3人の話す声が聞こえた。

『あぶなー!鉛筆と消しゴム捨てたのバレるとこだったねw』『ていうかあんなぼろぼろの文房具でよく授業受けれるよね』『しかも、あいつ中学のとき不登校だったんでしょ!?』『やばー!きも!』

『ほらほら聞こえるから静かに!』

絵里花は悔しかった。母子家庭でカツカツだったのに学校に行かなくてもいつも励ましてくれて、この文房具たちも少ないお金で私の為に買ってくれた。

3人が怖くて何も言えない自分に腹が立った。

『ただいま......』

『絵里花おかえり!ってどうしたの…?』

『なんでもない』

『そんなわけないじゃない。話してみなさい。』

『なにも無いって言ってるじゃん!うるさい!』

『絵里花…』

お母さんは少し悲しそうな顔をして台所へ戻った。

1時間ほど経って、『ご飯できたよ…』とお母さんがやってきた。その時私は謝った。『ごめん。さっきは酷いこと言って。でもね、本当に何もなかったの。』

それに対してお母さんは、『年頃だからそういう日もあるわよね。』と言ってくれた。なんて優しいのだろうと思った。とりあえず仲直りはできたけど、明日学校へ行くのが怖いそう思いながら眠りについた。




『ふぁーあ…もう朝か…学校の準備しないと』

1時間半後

『お母さん行ってきまーす!』

『いってらっしゃい』

絵里花は電車の中で今日一日何事もなく終われるか心配していた。学校について教室に入ると…

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