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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第12章
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シン・通信球

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

「お待たせしました」

「バッチリ集めてきましたよ!」

「思っていたより楽に集まりました」


ヴェールとヴィータから良質な魔石を集めるように

と指示を受けた3兄弟が帰って来た。


「おかえり!…こりゃまた、ずいぶん集めたね」


想像以上の量なんだが。

なんか、えらく暴れてるなーとは思っていたけど

まさかこんなに持ってくるとは思わなかった。

日頃の鬱憤(うっぷん)を晴らしたのだろうか…。


「そうだな…これとこれと」

「こっちもいいわね。あら、思ってたより質がいいのが多いわね」

「さすがウチの子達。いい仕事するね」


ヴェールとヴィータが魔石を選別しているが

どうやらホクホクのようだ。


魔力感知にて様子を伺っていたが

実にウマいやり方をしていた。


魔力量の多いヘルが一時的に強く魔力を放出し

そこに群がってきた魔獣達を兄2人で一掃する

ということを数回繰り返した。


このやり方は、冒険者達の間でも時々行われるそうで

まとまった額のお金が必要になったときに

やることが多いのだとか。

お陰でさほど苦労することもなく、魔石を集められた。


加えて、ウチの子達は獣人だ。

人間のものとは違う魔力に吸い寄せられ

良質な魔石を抱えた魔獣が多く集まることとなったので

結果、大漁である。


「よし、こんなモンだな。お前ら、残りのヤツは後でギルドに持ってっとけ」

「「「はーい!」」」


うん、良いお返事です。

これでまた、我が家の懐が潤うというもの。

ムフフフ。

唯一心配したのは、魔獣を狩りすぎてないかというもの。


「大丈夫よ。そこまでの大量虐殺はしてないわ」


言い方よ!

まぁ、神様のお墨付きがあるなら大丈夫だろう。


「さて、一丁やるかね」


大量の魔石から選別したものを前に

ヴェールとヴィータは向かい合った。

2人で魔石に手をかざすと、同時に力を加え始めた。


このパターンは初めて見た。

なんか、すごく神秘的でキレイだな。


魔石の山が光り出したかと思えば

あっという間に魔石だったものが通信球へと変わった。

あ、しかもコレは…


「スゴい。ちゃんと改良したやつになってる」

「当然よ。自分達の手で改良に成功してるんだから、わざわざ旧式を作って二度手間をかけるなんてバカなことしないわよ」

「あとは、これを誰に持たせて検証するかだな」

「やっぱ、念話で繋がれない人間に持たせないと意味ないよね」


ヴェールとヴィータが作り出した新・通信球は4つ。

それと先に改良した1つを加えて、合計5つ。

1つは私が持ち、2つはダレルとファイに持ってもらう。

あと2つは・・・うん、ダレルに任せよう。

そう決めて、ダレルからの連絡を待つのだった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。


第12章はここで終わりです。

次回から新章に入り、ダレル視点のお話になります。


次回更新は7日、木曜日を予定しております。

今後ともお付き合い頂けますようよろしくお願い致しますm(_ _)m

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