チャレンジはプライスレス
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スパイ疑惑が浮上し、その調査を
ダレルが請け負ってくれたのはありがたいのだが…
「ダレル、大丈夫?ちょっとやること多くない?」
騎士団長という立場上、ただでさえ日常業務が忙しいのに
アーサーの説得とスパイの調査という、時間のかかる話を
抱え込むことになってしまった。
彼にばかり負担を強いるのは、こちらとしても不本意だ。
「まぁ、そうだな。確かにやることが増えたな。だが、もちろん手伝ってもらうつもりでいるぞ?」
ダレルはそう言うと、ニヤリと少し意地の悪そうな
笑顔を私達に向けた。
「そりゃもちろん!できることは何でもやるよ!」
とは言ったものの、私達の存在が公になっている現状で
動くのは、どうしても目立ってしまう。
何かを秘密裏に…というのは難しそうな気がした。
「では、いくつかやってもらいたいことがある」
そう言って、ダレルは私達にいくつかの依頼をした。
「それだけでいいの?私達には大した負担もないし、それで済むならありがたい限りだけど・・・」
「あぁ、とりあえずこれを実行してくれたら、後は俺が罠を張っておく。それを仕掛け終えたら、アーサーと話をする。その時またタツに城へ来てもらうことになるが、構わないか?」
「もちろんだ。連絡を待っている」
「そうだ、連絡と言えば、今回はちゃんと持ってきたんだ」
ダレルはウエストポーチから、通信球を取り出した。
「あ、通信球!そうそう、欲しいと思ってたんだよ!これって個人で買うにはちょっと…お値段がねぇ」
「あー…まぁ、そうだな。かく言うの俺も、国からの支給品だからな」
そして以前にも感じたが、この通信球
そこまで使い勝手の良いモノではない。
使用するには、まず2つの通信球に
使用者がそれぞれ魔力を記憶させなければならない。
それを行った当人達だけが使えるという代物だ。
糸電話のようでもあるが、糸電話は物理な分
使用者を選ばない。
だが、通信球は使用者が限定されてしまうので
電話のように誰にでも繋げられるというわけではなく
場合によっては、相手別に何個も持たなければならず
不便なところも多いのだ。
そして何より、前述のように値段が高い。
王族に連なる貴族の子息であるダレルですら
個人では持っていない。
国に仕える騎士だからということもあるが
国からの支給品を使っているのだ。
到底、一般市民の手が届く物ではなかった。
「もう少し安く、且つ使い勝手が良くならんもんかねぇ」
「せっかくだから、俺が預けた物を少しいじってみてはどうだ?万が一壊れても、ヴェール様がいらっしゃるなら大丈夫だろう」
「これくらいなら、仮に壊れてもカオリの力だけで十分よ」
「そっか、そうだよね。よし!ちょっと改良できないか、色々試してみるよ」
「あぁ。先程頼んだ件も、こちらで少し準備が必要だからな。整い次第連絡を入れるが、それまで自由にやってみてくれ」
よっしゃ、やったろう!腕が鳴るぜぃ!
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は17日、土曜日を予定しております。
よろしくお願い致しますm(_ _)m




