捕獲完了
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
また、評価の方も頂きまして、大変ありがたく存じますm(_ _)m
『カオリ!?大丈夫!?』
『ったく、何やってんだ!だから油断するなとあれ程…』
『ごめん、ごめんて!ちゃんとやるから大丈夫だよ!』
もう…ちょっと切られた程度で過保護なやつらめ。
いや、私が「痛っ」とか言ったのがいけないんだけど。
どうやらゾンビが隠し持っていたナイフで
腕を切られたようだ。
一瞬痛みが走ったものの、傷口から出血するわけでもなく
どこを切られたのか確認しようと腕を見た時には
既に、傷は跡形もなく消えていた。
そういえば、常人ならば出血するような
まともな怪我をしたのはこれが初めてではなかろうか…。
改めて思い知る己の体の異常さに
ほんの少しの吐き気と目眩を覚えた。
切りつけてくるゾンビのナイフを躱し
手刀で叩き落とすと手首を掴み
後ろ手に捻り上げ、そのままうつ伏せに組伏せた。
「ヘル!」
「はいっ!」
戦いの邪魔にならぬようにと、近くの木の上で待機していた
ヘルに声をかけると、素早く降りてきて
ゾンビにロープをかけた。
辺りを見回してみると、タツもダレルも上手いこと
制圧できたようで、フェンとヨルが
ロープで縛り上げていた。が、しかし・・・
「あー…ヨル?俺がやるよ。貸してごらん?」
「うっす…。スンマセン」
うーん、ヨルはこういう作業苦手なんだよね。
ダレルが代わりにやってくれたのだが、さすがは騎士団長。
捕縛はお手の物だね。
フェンの方もバッチリ。
THE☆捕縛!とでもタイトルの付きそうな
隙のないガッチリ結び。これまたさすがだね。
ヘルもできたかな?
「ん・・・しょ。よいしょ。んー・・・ふぅ。よし。できました」
「あ・・・うん。ありがとう。ご苦労様」
可愛らしいかけ声をかけながら
一生懸命ロープを結んでいたが
出来上がったものを見てみると、コレは・・・
「ねぇ、ヘル?この結び方はもしかして…」
「あ、はい。僕はフェン兄さんみたいに、全体をギュって縛ることができないので、縛られている対象が動けば動くほど、ロープが食い込むように縛りました」
達成感一杯の愛くるしい笑顔なのに
言ってることがエゲつない。
確かに縛られている当のゾンビも
最初こそ抵抗を見せていたが
すぐに大人しくなり、今はなんだかプルプルしている。
「随分暴れてましたから…もう多分、身動き取れない状態まで締まってるんだと思います」
「う、うん。ソダネ」
淡々と状況を解説してくれた。
ヘル・・・恐ろしい子!
そんなこんなで無事に捕獲完了。
奇跡的に、3体とも無傷で捕獲できたのでよかった。
タツもダレルも私と同じように、本来は遺体である彼らを
傷つけることはしたくなかったとのことだ。
『よし、捕獲できたよ』
『お疲れ様。こっちももう終わるから、すぐ戻るわね』
『了解。待ってるね』
それから2人の帰りを待つ間
ゾンビ達を一纏めにして、逃げたり暴れたりしないように
各種結界を重ねがけした空間を作り
その中に放り込んだのだった。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は6日、火曜日を予定しております。
よろしくお願い致しますm(_ _)m




