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黒猫の呟き

作者: 黒猫

誰かのために行動が出来ることは凄い!と私は考えるようになった。


いきなりこんなことを書いて何言ってるんだこいつと感じるかもしれない。


だが、私はそう思うようになったのだ。


人生、生きているとはっきり言って自分が動かないとつまらない。


刺激を与えるのは人ではない自分だ。


恋をしたり夢を追いかけたり目の前にあることを一生懸命頑張ったり‥‥そうやって辿り着いた先に死を感じる日が必ずやって来る。


様々な行事で自分の人生を幸福の色へ彩ることで、死への恐怖なんて人間は忘れる。


私は、人に対して自分に対してもどこか不信感を抱いてしまう考えを持って生きてきたが、誰かのためになる行動に対しての気持ちがどれだけ刺激的なものなのか考えるようになった。


そして、これは、思っていた以上に凄いことであると私は確信した。


生きる時間というのは人間誰しも限られている。


今を懸命に生きる人、諦めながら生きる人、様々だ。


そんな旅の中で、一人の人と出会い、その人を思って行動することは当たり前のように見えて当たり前ではない。


限られた時間の中で、命を削る。


オーバーに話したが誰かのために何かをするということは、そういうことだと私は思う。


容易く出来る人もいるし、余裕がなく難しい人もいる。


相手に好かれたいと考えていれば必要だと思うが、法律で誰かを助けなさいと言われていないし、そこに賃金も発生しないのだから誰かのために割く時間は不要だ。


そして、自分の時間を相手に使う時、見返りを求めるのは当たり前で構わないと思う。


だが、どちらにしてもその先に本当の幸福はないと感じる。


たくさんの人を助けても心の中で見返りを求めれば、それはその人のために自分が生きている時間(命)を削ったことにはならないと思うのだ。


誰かに好きになって貰う行動も、見方を変えれば見返りの枠に入るのかもしれないし、その行動は、優しさ、思いやりの心で片付けてはいけないのかもしれない。


だから、誰かのために行動が出来ることは凄いことだ。

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