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第8話 性格違えど中身は同じ

俺と凛音と絢と鴉は廊下を歩いていた。

科学魔術学部での2回目の授業は移動教室らしい。

「なぁ鴉。移動教室ってどこに移動すんだ?」

「えーっとね……」

「あ、私知ってるよ!」

凛音がはいはーい!とばかりに右腕を上げる。

「機械魔術工学研究候補生徒授業用教室に私たちは移動するんだよ!!」

「長いよ。漢字表記で17文字もあるよ」

俺ではなく絢が突っ込んだ。

「しかも研究候補ってなんだよ!!」

これは俺。

「研究候補って言うのは研究にする程までにその真意や重要性がつかめてない物や、正直言うと「これ研究するのめんどくさそうだなー」とか言う物のことだよ!」

「前はいいとして後ろはどう見たって研究者がサボってるだけだろ!!」

「ノーベル科学賞を受賞した天才科学者!ただし研究内容は小学生の平均睡眠時間!みたいなっ!」

「パクるなぁああぁあぁぁ!!」

それは戯●シリーズの葵井巫●子だぁあぁぁ!!

「お前らパクリ多すぎなんだよ!!」

「それほどでも」

「ほーめーてーねー!!」

「あっ、機械魔術工学研究候補生徒授業用教室…ついたよ」

目の前には『機械魔術工学研究候補生徒授業用教室』の看板が掛けられたでかい扉。

「行っこー!」

上手く話をそらされた気分だがしょうがない。

絢が俺の肩をポンッと叩いた。

「おつかれ…」

「…お前もな」

中に入るとそこには……白衣を着ていて何故か、上にかなり年季が入ってる小学生が描くような魔女が頭にのせてるヤツ――三角帽を被り、長い髪を三つあみにして黒いフレームの丸眼鏡をかけている可愛いの部類に十分入りそうな20代前半の女……俺と凛音の担任がいた。

「おはようこんにちはこんばんは。私の名前は日合空鬼(あき)です。よろしくお願いします」

そして深々と頭を上げる空鬼先生。

ん?炉鬼先生と同じ名字。

「ちなみにあなた達がさっき授業を受けた日合炉鬼とは姉弟の関係です……」

やっぱりか!!

あれ?炉鬼先生って1000歳超えてるんじゃ……。

「年齢は……ヒミツです。あえて言うなら…1500歳は超えてます…」

言ってんじゃねえかよ。

言ってんじゃねぇかよ!

つか1500歳かよ!!


「で、では授業を始めます……」

でもまぁ、内気そうだけど普通そうだし…。

「授業内容は人体解体改造改良の基礎知識です…。科学と魔術を合わせた高度な物なので、私が実演しますね……」

普通じゃなかった!!

機械魔術工学研究候補生徒授業用教室の名前の意味がねぇ!

それなら機械魔術解剖学候補生徒授業用教室の方がいいと思う!

「ちなみに、実験体は3年の二宮さんです…」

しかも生徒を実験台にした!?

炉鬼先生も父さんを解体してたらしいし……。

この姉弟…似すぎだろぉぉおぉ!!

日合姉弟は謎だらけです。ハイ。

最近皆のキャラが掴めません……放置してましたから。

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