表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣の隣は六月一日様。  作者: 華音
2/4

倉本先輩は101

美しい人だなとただ思った。

目が見えないけど、雰囲気で。

「す、すみません。階段降りれません……。」

「あ、僕こそごめんなさい。ずっとここに立ってて。」

六月一日さんはポストに向かって行って、僕は自分の部屋に向かって行った。

あ、アパートの方々に挨拶してないな……。しにいかないと。


202、佐々木さんは留守のようだ。

下の階……101は僕の先輩、倉本先輩。料理も運動もできるすごい先輩だ。

「蓮くんどう?慣れた?」

「先輩気が早い……。引っ越してきてまだ一週間も経ってませんよ。」

「そうだっけ?」

「そうですよ。」

「まいっか。あ、そうだお前今挨拶回ってんの?」

「はい。そうですけど……。」

「102と、103と、202は友達なんだよ。一緒に行ってやるよ。」

「ありがとうございます。……あれ、203は?」

「あの子はお前より二週間ぐらい早くに来たんよ。」

「へえー。先輩声かけないんですか?」

「なかなか部屋から出てこないからねー。」

「そうなんですか……。」

ならばあそこであったのはすごく幸運だったのか。

六月一日さんの不思議なところは深まるばかりだ……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ