第一話 転移先と拠点
目を覚ますと目の前に水色の髪の少女が二人、立っていた。
「えっと...誰?」
「私はテルルと申します。この世界の管理者に創られました。星 詔さんのお力になるよう仰せつかりました。」
「おなじく、セレンです、、、」
肩位の髪の方がテルル、少し小さくてロングの子がセレンだそうだ。神様が言っていたのはこの子達のことだったのかな?
「う、うん、、、よろしく、、、」
「どうかなさいましたか?」
「あのさ、その口調どうにかならない?」
「失礼しました。これからは気を付けさせていただきます。」
「お姉ちゃん、もう固いよ、、、」
うん、確かに、、、
「ところで此処どこだ?」
「、、、《メニュー》開けばマップみれるよ?、、、」
そうだったテルルとセレンにあったことですっかり忘れてた。
「《メニューオープン》」
すると縦20cm 、横40cm 位の長方形の半透明な画面のようなものが出てきた。そこには、こうかかれていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
《ステータス》
《兵器創造》
《施設作製》
《兵士召喚》
《その他》
《マップ》
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
《マップ》と書かれたところをタッチする。すると画面が縦横ともに1m位になり、島がうつしだされた。
東側に大きな湾があるようだ。そしてその湾から少し北西に行ったところに青いマーカーが立っていた。きっと自分達のいる場所だろう。
地図を見る限り、此処はなかなかいい場所だろう。
「ねぇ、、、二人とも、、、」俺がそう言ったときのことだった。
グゥ~~~~
キュルル、、、
二つの音が聞こえた。
「、、、すみません、、、」
「、、、お腹、減った、、、」
どうやら二人のお腹の音らしい。
「飯、どうすっか、、、」
するとピロリンという音とともに、《メニュー》が開いた。
ただし、画面にはこう書かれていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~
さっきぶりです
転移してなにもないのも送り主としてどうかと思いましたので、プレゼントとして施設作製にて、指令棟を一つだけ、つくれるようにしときました。
どうぞ建ててください。
PSこっちでは戦艦武藏が発見されたよ。
~~~~~~~~~~~~~~~~
、、、最後ので凄く未練が、、、
まぁそれはともかく、建てるか。
《施設作製》を押すとそこには《指令棟》とだけ書かれていた。
ミニマップのようなものがでてきて、場所を指定してくださいといわれた。音声案内付きのようだ。海側に正面が来るようにする。索敵に都合が良いだろうし。(決して見晴らしが良さそうとかそう言う訳ではない。決して)
決定を押す。すると特に派手さもなく、何時の間に、といった感じででてきた指令棟。
左右対称で、真ん中に30m位の塔がたっている。
「はいるか。」
「はい。」
「、、、うん」
中にはいると、そこそこ広いエントランス。
食堂は左のようだ。
食堂の厨房にはいると、もの凄い量の食材があった。なぜかそこにあった赤〇きつねで済まそうと思い手を伸ばすと、テルルに遮られた。
「私達がお作りいたしますので、お待ちください。」
「、、、作るから、待ってて、、、」
なんでだろう、、、赤〇きつねでいいじゃん
暫く後
「出来ました。どうぞお召し上がりください。」
「おいしい、、、はず、、、」
セレン、なんでそこで区切る。怖いじゃないか。
結論からいうと、うまかった。
テルルとセレンの料理の腕は確かだった。
~~~お風呂にて~~~*風呂は食堂の一つ奥の扉
「なんか今日一日は疲れたな。」
ガラッ
!!?
「お背中流しましょうか?」
そこには、バスタオル一枚のテルルがいた、、、
「、、、いい、いい!!いいから。出てって!!」
「?、、、それは命令ですか?」
「命令!!命令だから!」
「、、、了解しました。」
ガララ、、、
、、、いったか、、、
ふぅ、、、疲れた、、、
のぼせるし、出よ、、、
部屋はテルルとセレンが士官室、俺が司令官室にて寝ることにした。
また明日から頑張ろうと思う。
こうして軍オタの国家統一はその一歩を踏み出したのであった。
現在、挿し絵を書いて頂ける方をさがしております。
ご意見ご感想、お待ちしております。