プロローグ
プロローグ
「は?...」
今、俺は上下左右真っ白な空間で更けた声を出していた。なぜそうなったのか、思い返してみる。
20分位前の事、、、
俺はコンビニで買い物をしていた。
買い物かごに商品を入れ、レジで会計をして、出口に向かう、そんなことはもう、何回としてきた日常のはずだった。
その日、自動ドアを通り抜けるまでは。
そして今、ここにいる。
もう一度辺りを見回す。だが、相変わらずどこまでも、それどころか、永遠に続くような気さえする。
これは...ファンタジー小説とかにあったりするような神様に間違えて殺されるとか、仕事頼まれて、とかか?いや、そんなまさかな...どうせ夢だろう、、、
「星 詔さんですね?」
!!?
辺りを見回すが、だれもいない。
「貴方は、星 詔さんで合ってますか?」
「合ってるけど...誰だよ...それに、どこに居るんだ?」
「名前というものがないので名乗ることはできません。姿も同じ理由です。」
名前がない、姿もない声。コンビニのドアの先のこの空間。
なんとなく、予想はつき始めていた。そして...
「私は貴方のいた世界とこれから貴方に転移してもらう世界を管理しています。そして、貴方の世界で神と呼ばれる存在です。」
声はそう言った。
まさかという考えと、やっぱり、という考えその二つが脳みそを占拠する。
それでも、声をだして、聞きたいことを聞く。
「神様?ですか...?」と、そして「異世界に俺が転移?」の二つ。帰って来た答えは、「そう呼ばれている」そして、「詳しく説明します。」だった。
「今回貴方をお呼びした理由は、私の管理する世界では小国が乱立し、戦争が千年以上もの間絶えず続き、その世界の魔素が物凄い勢いで消費されてしまっているため、貴方には小国群を統一し、戦争を無くして欲しいのです。」
ようするに、国を一つにしてくれってことか...ただそれよりも...
「魔素ってことは魔法が使えるのか?」
「えぇ、使えますよ。さらに、チートも貴方の意見を聞いた上で上げます。」
「受けてくれますか?」
俺は即答した。
「ありがとうございます。それではさっそく 能力 の内容をきめていきましょう。」
しばらく話した結果、軍隊の召喚、そして兵器の創造の能力にしてもらうことにした。制限が掛かるらしいがそれでも良いと思った。
「でわ...《能力付与》...できました。」
「ありがとうございます。」
「転移したら《メニュー》オープンと唱えて下さい。」
「はい、わかりました。がんばってきます。」
「最初は人の居ない所に転移させますので。」
神様はなにかを唱え始めた。
そして体が光り薄くなって行く。
「それと、あ...た.....ど....に..............」
なにか言っていたが、聞こえなかった
星 詔が転移した少し後のこと、こんな会話がされていた。
「なにゆえ貴方は自分で手を下さなっかったのですか?」
「ーつに、私が直接手を出すとこの世界が持たないから。」
「なるほど。」
(それに、最近暇だったし、、、)
「なにか言いました?」
「いいえ、なにもいってませんよ」
こうして、星 詔は世界の管理者の玩具になるのであった....
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