第119話 天然天使にいたずら4
ある日の放課後。
今日は静とのどかは、予備校の日だ。
それで、カウンターには、私とあーちゃんが座る事になっている。
カウンターに座って待っている。
しかし、あーちゃん、何か遅いなあ。
あーちゃんを待っている内に、何だか眠くなって来た。
あーちゃんが来るまで、目を閉じて、少し休んでいよう。
「すー、すー」
・・・・・・
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は~、ホームルームが済んで、教室を出ようとしたら、先生に捕まって、職員室に荷物を運ぶ事になってしまった。
こんな時間になってしまって、麗子先輩は待っているんだろうな。
そんな事を思いながら、図書室へと向かった。
図書室に着いて、カウンターの方を見てみると。
先輩が、カウンターに突っ伏して寝ているのが見えた。
カウンターに入り、先輩の側に来てみた。
「すー、すー」
先輩が静かに寝息を立てている。
そんな無防備な先輩を見ている内に、悪戯心がムクムクと湧き起こってきた。
お約束通り、先輩の頬を突いてみる。
「ん、んんん」
先輩は、起きない。
しかし、先輩の頬は柔らかいなあ。
次に、先輩の頬を撫でてみる。
相変わらず、ツルツルして気持ち良い。
僕は飽きるまで、先輩の頬を撫でていた。
そうして、頬を撫でるのに飽きたら、次に先輩の髪を撫で始める。
先輩の髪の長さは、肩くらいの長さなので、髪が頭から垂れている。
その垂れた髪を、指先に絡めてみた。
すると、すぐにスルリと解ける。
それが面白くなって、次に、髪を指の間に通しながら梳ると、抵抗無く、髪が通ってゆく。
それを何度かやっていると。
「ん、んん〜」
急に、先輩が起き出した。
それにビックリして、僕は後ろに飛び下がって椅子に座る。
「あーちゃん、何をしていたのかなあ〜」
先輩が起き上がると、にこやかな顔でそう言った。
「え、いえ、そのう・・・」
僕がキョドっていると、先輩が立ち上がって、座っている僕の膝の上の横座りに座りながら、僕の首に右手を廻す。
「あーちゃん、私だから良かったけど、他の女の子だったら、大声を出していたよ」
「あーちゃん、静達にも、同じ様な事をした事があるらしいね。
でも、寝ている女の子に、むやみやたらに、悪戯しない方が良いよ」
僕の頭を自分の胸元に引き寄せると、僕の頬に左手を添え、頬を撫でながらそう言う、先輩。
「でも、私は、あーちゃんに撫でられて、気持ちよかったよ♪
それで罰として、あーちゃんにも同じ事をするね」
そう言うと、先輩が、今度は僕の頭を撫で出した。
その感触の良さに、僕は目を細めた。
「ねえ、あーちゃん、分かった?」
「はい、先輩、すいませんでした」
先輩が、その言葉とは裏腹に、囁くような優しい声で諭し。
僕が、ウットリする様な声で先輩に謝る。
こうして、先輩の僕に対する、甘いお仕置きは行われた。




