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第119話 天然天使にいたずら4

 ある日の放課後。



 今日は静とのどかは、予備校の日だ。


 それで、カウンターには、私とあーちゃんが座る事になっている。


 カウンターに座って待っている。


 しかし、あーちゃん、何か遅いなあ。


 あーちゃんを待っている内に、何だか眠くなって来た。


 あーちゃんが来るまで、目を閉じて、少し休んでいよう。



 「すー、すー」



 ・・・・・・



 ***************



 は~、ホームルームが済んで、教室を出ようとしたら、先生に捕まって、職員室に荷物を運ぶ事になってしまった。


 こんな時間になってしまって、麗子先輩は待っているんだろうな。


 そんな事を思いながら、図書室へと向かった。


 図書室に着いて、カウンターの方を見てみると。


 先輩が、カウンターに突っ伏して寝ているのが見えた。


 カウンターに入り、先輩の側に来てみた。



 「すー、すー」



 先輩が静かに寝息を立てている。


 そんな無防備な先輩を見ている内に、悪戯心がムクムクと湧き起こってきた。


 お約束通り、先輩の頬を突いてみる。



 「ん、んんん」



 先輩は、起きない。


 しかし、先輩の頬は柔らかいなあ。


 次に、先輩の頬を撫でてみる。


 相変わらず、ツルツルして気持ち良い。


 僕は飽きるまで、先輩の頬を撫でていた。


 そうして、頬を撫でるのに飽きたら、次に先輩の髪を撫で始める。


 先輩の髪の長さは、肩くらいの長さなので、髪が頭から垂れている。


 その垂れた髪を、指先に(から)めてみた。


 すると、すぐにスルリと(ほど)ける。


 それが面白くなって、次に、髪を指の間に通しながら(くしけず)ると、抵抗無く、髪が通ってゆく。


 それを何度かやっていると。



 「ん、んん〜」



 急に、先輩が起き出した。


 それにビックリして、僕は後ろに飛び下がって椅子に座る。



 「あーちゃん、何をしていたのかなあ〜」



 先輩が起き上がると、にこやかな顔でそう言った。



 「え、いえ、そのう・・・」



 僕がキョドっていると、先輩が立ち上がって、座っている僕の膝の上の横座りに座りながら、僕の首に右手を廻す。



 「あーちゃん、私だから良かったけど、他の女の子だったら、大声を出していたよ」


 「あーちゃん、静達にも、同じ様な事をした事があるらしいね。

でも、寝ている女の子に、むやみやたらに、悪戯しない方が良いよ」



 僕の頭を自分の胸元に引き寄せると、僕の頬に左手を添え、頬を撫でながらそう言う、先輩。



 「でも、私は、あーちゃんに撫でられて、気持ちよかったよ♪

それで罰として、あーちゃんにも同じ事をするね」



 そう言うと、先輩が、今度は僕の頭を撫で出した。


 その感触の良さに、僕は目を細めた。



 「ねえ、あーちゃん、分かった?」


 「はい、先輩、すいませんでした」



 先輩が、その言葉とは裏腹に、(ささや)くような優しい声で(さと)し。

僕が、ウットリする様な声で先輩に謝る。


 こうして、先輩の僕に対する、甘いお仕置きは行われた。



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不思議な先輩女子と、平凡な後輩男子との不思議な話。
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